東京で税理士・会計士の求人はどこから出るのか。東京の場合、答えはIT・金融・コンサル・商社・スタートアップという基幹産業の分布にほぼ対応する。全業種の中枢。求人量・年収レンジともに国内最大で、ハイクラスから未経験まで層が厚いという土地柄は、税理士・会計士の採用のかたちにもそのまま表れる。職種や条件を限定しない東京全体の比較は東京の転職エージェント(総合)に譲り、本稿は税理士・会計士に的を絞って掘り下げる。
税理士・会計士などの士業は、資格の取得状況と実務経験の組み合わせで市場価値が決まる。税理士は科目合格の段階でも会計事務所・税理士法人で十分に評価され、働きながら官報合格を目指すのが一般的なルートだ。東京を前提にすると、キャリアの分岐は、事務所で専門性を深めるか、事業会社の経理・財務へ移るか、コンサルティング領域へ広げるかにある。
事務所選びで重要なのは、担当社数とクライアントの規模・業種、そして専門領域だ。東京という土地で見ると、繁忙期(年末調整から確定申告、3月決算)の業務量や、受験生への勉強時間の配慮も、長く働けるかを左右する現実的な確認事項になる。

