「キャリアアドバイザー」「転職アドバイザー」「転職コンサルタント」「キャリアコンサルタント」──転職活動を始めると、似たような肩書きの人たちが次々に現れます。これらは同じ人物を指すのか、それとも別物なのか。本記事では、リクルートで人材ビジネスに関わり、その後プライム上場企業の子会社代表として年間1,000件超の転職案件に関わった筆者が、CA(キャリアアドバイザー)の実態を忖度なしで解説します。
まず結論から言うと、キャリアアドバイザー(CA)とは、転職エージェント企業に所属し、求職者側に立って転職活動を伴走支援する担当者を指します。職務経歴書の添削、面接対策、求人紹介、年収交渉の代行など、転職活動の一連のプロセスを支える存在です。
日本の転職エージェントの多くは「両面型」ではなく「分業型」を採用しています。これは、求職者の担当(CA)と、企業の採用担当(RA:リクルーティングアドバイザー)を別の人間が務める方式です。CAはあなた(求職者)の人生や希望に寄り添う役割、RAは企業の採用要件を満たすことに最適化する役割と、利害がきれいに分離されているのが特徴です。一方、JACリクルートメントやヘイズなど一部の外資系・ハイクラス系では、CAとRAを同一人物が兼ねる「両面型」を採用しており、求職者と企業の両方を理解した上での精度高いマッチングが期待できる反面、企業寄りの提案になりがちというトレードオフがあります。




