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介護ヘルパーの職務経歴書の書き方|訪問・施設別の例文と自己PRテンプレート

公開 2026-05-23更新 2026-06-10

この記事の要点

  • 1介護ヘルパーの職務経歴書で評価されるのは「どんな利用者に・どんなサービスを・どんな役割で」提供してきたかです。利用者層・介護度・サービス種別・チーム内の役割の4点を具体的に書きましょう。
  • 2資格は正式名称で書きます。「ヘルパー2級」ではなく「介護職員初任者研修 修了」、「ヘルパー1級」相当は「介護福祉士実務者研修 修了」です。略称のままだと書類の丁寧さを疑われます。
  • 3担当件数・利用者数・夜勤回数などの数字は、評価を大きく左右します。盛る必要はありません。自分の実績を正確に振り返り、概算なら「約」「月平均」を付けて書けば十分伝わります。
  • 4職務要約は経験年数で書き分けます。3年未満は意欲と学習姿勢、3〜10年は対応範囲の広さ、10年以上は指導・調整役としての貢献を軸にすると、読み手に強みが伝わりやすくなります。
  • 5自己PRは応募先のサービス種別に合わせて調整します。訪問介護なら1対1の判断力、施設介護ならチーム連携。同じ経験でも、どこを照らすかで書類の通過率は変わります。

監修・執筆者

平井 貴大

平井 貴大

BeyondLeap株式会社 代表取締役 / 元リクルート事業開発・マーケ / 元プライム上場企業子会社代表

リクルートで事業開発・マーケティングを経験後、東証プライム上場企業の子会社代表取締役に就任。代表時代に1,000件超の職務経歴書を実際に書類選考した経験を持ち、介護・医療を含む現場職のキャリア支援に携わってきた。AIと人のハイブリッドでキャリア支援を届けるためBeyondLeapを創業した。

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介護ヘルパーの職務経歴書は「誰に・何を・どんな役割で」が伝われば通る

介護ヘルパーの職務経歴書は、「どんな利用者に・どんなサービスを・どんな役割で」提供してきたかが具体的に伝わるかどうかで評価が決まります。

介護業界は人手不足が続いており、厚生労働省の一般職業紹介状況でも、介護関係職種の有効求人倍率は全職業平均より高い水準で推移しているとされています。「書類はどこでも通るのでは」と感じるかもしれません。しかし実際には、待遇や教育体制が整った人気の職場ほど応募が集まり、職務経歴書の中身で差がつきます。逆にいえば、書類を丁寧に作るだけで、より条件の良い職場を狙えるのが介護職の転職です。

採用担当者が職務経歴書から読み取りたいのは、勤務先の名前や勤続年数だけではありません。次の4点です。

  • どんな利用者層(高齢者・障害のある方、認知症の有無など)を支援してきたか
  • どの範囲の介護度(要支援1〜要介護5のどこまで)に対応できるか
  • どのサービス種別(訪問介護・通所介護・施設介護など)での経験か
  • チームの中でどんな役割(メイン担当・新人指導・サ責補佐など)を担ったか

この4点が読み取れる書類は、それだけで応募者の中で上位に入ります。あなたの経歴書は、読んだ人が「この人が働いている場面」を思い浮かべられる内容になっているでしょうか。

この記事では、職務要約の例文3種、訪問介護・施設介護それぞれの経歴サンプル、状況別の自己PR例文5種まで、そのまま使える形で解説します。初任者研修・実務者研修の方はもちろん、無資格・未経験から介護職を目指す方にも対応した内容です。

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採用担当者が見る4つのポイントとサービス種別ごとのアピール軸

介護職の書類選考で見られるのは、利用者層・介護度・サービス種別・チーム内の役割の4点です。この4点を軸に経歴を棚卸しすることから始めましょう。

1点目は利用者層です。高齢者か障害のある方か、認知症の方への対応経験はあるか、看取り期の関わりはあるか。利用者層が具体的なほど、応募先は「うちの利用者にも対応できるか」を判断しやすくなります。

2点目は介護度です。要支援中心の生活援助が多かったのか、要介護4〜5の身体介護まで担ってきたのか。対応できる介護度の範囲は、即戦力性を測る一番分かりやすいものさしです。

3点目はサービス種別です。訪問介護・通所介護(デイサービス)・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・グループホームなどでは、同じ「介護」でも求められる動き方がまったく違います。訪問介護は1対1でその場の判断が求められ、施設介護はチームで多人数を支えます。経験したサービス種別を明記し、応募先の種別に近い経験を厚めに書くのが基本戦略です。

4点目はチーム内の役割です。メイン担当として任された利用者がいたか、新人のOJT(現場での実地指導)を担当したか、サービス提供責任者の補佐をしたか。役割の記述は、次の職場でどこまで任せられるかの判断材料になります。

ポイント

4点のうち弱い項目があっても問題ありません。空欄を作るより、「現在は要介護2までの対応が中心。今後は重度対応の経験を積みたい」のように、現状と意欲をセットで書くほうが好印象です。

下の表に、サービス種別ごとのアピールポイントを整理しました。応募先の種別と照らして、自分の経験のどこを照らすべきか確かめてみてください。

サービス種別仕事の特徴経歴書でアピールすべき点
訪問介護利用者宅で1対1の支援単独での判断力・訪問件数・身体介護と生活援助の割合・利用者や家族との信頼関係
通所介護(デイサービス)日帰りで多人数を支援レクリエーション企画・送迎対応・1日の流れを回す段取り力
特別養護老人ホーム重度の方の生活全般を支援要介護4〜5への対応・夜勤回数・看取りケア・多職種連携
介護老人保健施設在宅復帰を目指すリハビリ型リハビリ職(PT/OT)との連携・在宅復帰支援の視点
グループホーム認知症の方の少人数共同生活認知症ケアの実践・生活リズムに寄り添う支援・調理など生活支援全般
有料老人ホーム自立〜要介護まで幅広い入居者接遇・ホスピタリティ・幅広い介護度への柔軟な対応

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職務要約の書き方と例文3種(経験年数別)

職務要約は冒頭3〜5行で「経験年数・サービス種別・資格・役割」を凝縮するパートです。採用担当者が最初に読む場所なので、ここで4つのポイントを先出ししましょう。

職務要約は長く書く場所ではありません。150〜250字程度で、自分の経歴の見出しを作るイメージです。経験年数によって押し出す内容を変えるのがコツです。3年未満なら学ぶ姿勢と吸収の速さ、3〜10年なら対応範囲の広さと安定感、10年以上なら指導や調整役としての貢献を軸にします。

例文:経験3年未満(初任者研修・訪問介護)

介護職員初任者研修を修了後、訪問介護事業所にて約2年勤務してまいりました。要支援1から要介護3の利用者を担当し、生活援助を中心に、入浴介助・排せつ介助などの身体介護も先輩同行のもとで経験を積んでおります。利用者ごとの生活習慣を尊重した支援を心がけ、サービス提供責任者への報告・相談を欠かさず、一人での訪問にも着実に対応できるようになりました。今後は実務者研修の修了を目指し、対応できる範囲を広げていきたいと考えております。

例文:経験3〜10年(実務者研修・訪問+施設)

介護職員初任者研修修了後、訪問介護で約4年、特別養護老人ホームで約3年、通算約7年介護職に従事してまいりました。訪問介護では月平均約◯件を担当し、施設では要介護3〜5の入居者フロアで夜勤(月約◯回)を含む交代勤務に対応。在職中に介護福祉士実務者研修を修了し、たんの吸引等の医療的ケアの基礎も学んでおります。1対1の個別支援とチームでの多人数ケアの両方を経験している点が強みです。

例文:経験10年以上(指導役・サ責補佐)

訪問介護員として通算約12年勤務し、現在は常時約◯名の利用者を担当しながら、新人ヘルパーのOJT指導とサービス提供責任者の補佐業務を担っております。利用者は要支援1から要介護5まで幅広く、認知症の方や看取り期の支援も経験してまいりました。後輩からの相談対応や同行指導を通じて、事業所全体のサービスの質を支える役割にやりがいを感じており、今後はサービス提供責任者として支援の調整側にも携わりたいと考えております。

ポイント

例文中の「約◯件」「約◯回」の部分には、自分の実績を正確に入れてください。数字の根拠は面接で聞かれます。

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職務経歴欄の書き方サンプル(訪問介護・施設介護)

職務経歴欄は「事業所の概要 → 業務内容 → 役割・実績」の順に、勤務先ごとに整理して書きます。訪問介護と施設介護では、書くべき項目が異なります。

共通の型は次のとおりです。

  1. 在籍期間と事業所名(法人名まで。規模が分かる情報を添える)
  2. 事業所の概要(サービス種別・利用者数や定員・職員数など)
  3. 担当業務(箇条書きで具体的に)
  4. 役割・実績(メイン担当・指導経験・工夫した点)

事業所の概要を1行入れるだけで、業務内容の規模感が伝わります。「定員◯名の特養」と「利用者◯名の訪問介護事業所」では、同じ「入浴介助」でも読み手の受け取り方が変わるためです。

時系列は古い順・新しい順のどちらでも構いませんが、直近の経験が応募先に近い場合は、新しい順(逆編年体)にすると強みが先に目に入ります。転職回数が多い場合も、事業所ごとにこの型で淡々と整理すれば、読みにくさはかなり解消できます。雇用形態(正社員・パート・登録ヘルパー)は事実のとおり書きましょう。

ポイント

業務内容は「やったことの全部」ではなく「応募先が知りたいこと」から優先して書きます。箇条書きは1勤務先あたり5〜8行が目安です。それ以上になる場合は、似た業務をまとめるか、実績欄に移して整理しましょう。

ここからは、訪問介護と施設介護それぞれの記載例を示します。両方の経験がある方は、2つの型を勤務先ごとに使い分けてください。

訪問介護の記載例

訪問介護は、訪問件数・担当利用者数・身体介護と生活援助の割合・単独判断の経験を中心に書きます。

例文:

株式会社◯◯ ◯◯訪問介護事業所(20XX年X月〜現在)

  • 事業所概要:訪問介護・障害福祉サービス(登録ヘルパー約◯名・利用者約◯名)
  • 担当業務:身体介護(入浴・排せつ・食事・移乗介助)、生活援助(調理・掃除・買い物代行)、通院介助
  • 担当規模:常時約◯名の利用者を担当、月平均約◯件を訪問(身体介護約◯割・生活援助約◯割)
  • 対応した利用者層:要支援1〜要介護4。認知症の方、独居の方、ご家族と同居の方など
  • 役割・工夫:サービス提供責任者への報告を徹底し、体調変化の早期共有でケアプラン見直しにつなげた。新人ヘルパー◯名の同行指導を担当

訪問介護で評価されやすいのは、「その場に上司がいない中で、報告・相談を適切に行いながら支援を完結させてきた」という事実です。ヒヤリハットへの対応や、利用者の変化に気づいて事業所へつないだエピソードがあれば、1行加えると判断力の証明になります。

また、訪問介護は移動と時間管理の仕事でもあります。「1日◯件を自転車(または車)で訪問し、時間どおりのサービス提供を継続」といった記述は、地味に見えて、計画性と責任感の裏づけとして読まれます。障害福祉サービス(居宅介護・重度訪問介護)の経験がある場合は、介護保険のサービスと区別して書くと、対応範囲の広さがより正確に伝わります。

施設介護の記載例

施設介護は、施設の種別と定員・担当フロアの介護度・夜勤回数・チーム内の役割を中心に書きます。

例文:

社会福祉法人◯◯会 特別養護老人ホーム◯◯(20XX年X月〜20XX年X月)

  • 施設概要:特別養護老人ホーム(定員◯名・ユニット型)
  • 担当業務:食事・入浴・排せつ介助、移乗・体位変換、口腔ケア、レクリエーション、介護記録の作成
  • 担当規模:担当ユニット◯名(要介護3〜5中心)。夜勤は月約◯回
  • 連携:看護師・機能訓練指導員・ケアマネジャーとのカンファレンスに参加し、ケア方針の共有を実施
  • 役割・工夫:転倒リスクの高い入居者の動線を見直す提案を行い、フロア内で共有。委員会活動(例:レクリエーション委員)に参加

施設介護では、夜勤対応の可否と回数が採用側の大きな関心事です。対応できる場合は明記しましょう。また、多職種と連携した経験は、規模の大きい施設や医療依存度の高い施設への転職で評価されます。カンファレンスへの参加や記録業務も、立派な経験として書いてください。

複数のフロアやユニットを経験している場合は、「従来型からユニット型への異動を経験」「認知症専門フロアを◯年担当」のように変化を書くと、環境適応力の証明になります。介護記録のソフトやタブレット入力に慣れている場合も1行添えましょう。記録のICT化を進める施設が増えており、入力に抵抗がないことは小さくない加点要素です。

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資格は正式名称で書く(初任者研修・実務者研修・介護福祉士)

資格欄の書き方は、書類の丁寧さを測るリトマス紙です。「ヘルパー2級」などの旧称・略称のままにせず、現行の正式名称で書きましょう。

介護の資格は制度改正で名称が変わってきた歴史があります。正しい書き方は次のとおりです。

  • 介護職員初任者研修 修了(旧ホームヘルパー2級に相当)
  • 介護福祉士実務者研修 修了(旧ホームヘルパー1級・介護職員基礎研修に相当)
  • 介護福祉士(国家資格。「介護福祉士 登録」と書き、登録年を添える)

旧資格しか持っていない場合も、「介護職員初任者研修 修了(旧ホームヘルパー2級課程)」のように現行名称を先に書き、かっこで補足する形が読みやすく、制度を理解している印象を与えます。修了年月・取得年月も忘れずに記載してください。

あわせて、次のような関連資格・研修も評価の対象になります。持っていれば資格欄か「活かせる経験・スキル」欄に書きましょう。

  • 喀痰吸引等研修(たんの吸引・経管栄養の研修。修了していれば医療的ケアの対応範囲が広がる)
  • 認知症介護基礎研修・認知症介護実践者研修
  • 普通自動車運転免許(訪問介護・送迎業務では実務上ほぼ必須とされる地域もある)

注意

「介護福祉士 取得見込み」「実務者研修 受講中(20XX年X月修了予定)」のように、学習中の資格を予定付きで書くのは効果的です。一方、受験予定が未定のものを「取得予定」と書くのは避けてください。面接で具体的な計画を聞かれたときに答えられないと、かえって信頼を損ねます。

資格欄は小さなパートですが、採用側は「この人は自分の専門領域の制度を正しく理解しているか」を静かに見ています。1分で直せる部分なので、提出前に名称をもう一度確かめましょう。

なお、修了証明書や登録証は転職時に提示を求められることがあります。手元にあるか早めに確かめ、見当たらない場合は研修の実施機関に再発行を相談しておくと、内定後の手続きがスムーズです。

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実績は数字で示す(担当件数・夜勤回数・指導人数)

介護の仕事は成果が数字に表れにくいといわれますが、「規模」と「頻度」は数字で示せます。担当件数・利用者数・夜勤回数・指導人数の4つを書きましょう。

数字が入ると、経歴書の説得力は一段上がります。介護ヘルパーが書ける代表的な数字は次のとおりです。

  • 担当利用者数:「常時約◯名を担当」
  • 訪問件数:「月平均約◯件」「1日約◯件」
  • 業務の内訳:「身体介護約◯割・生活援助約◯割」
  • 夜勤回数:「月約◯回」(施設勤務の場合)
  • 指導人数:「新人ヘルパー◯名の同行指導・OJTを担当」
  • 継続性:「同一利用者を◯年以上継続して担当」

大切なのは、これらの数字に自分の実績を正確に入れることです。書類を良く見せたい気持ちから件数を多めに書きたくなるかもしれませんが、面接では「その件数の内訳」「1日の動き方」が具体的に聞かれます。実態と合わない数字は、その場で高い確率で見抜かれます。逆に、控えめでも正確な数字は、説明に一貫性が生まれ、信頼につながります。

正確な記録が手元にない場合はどうすればよいでしょうか。シフト表・訪問予定表・給与明細(夜勤手当の回数)などを見返すと、おおよその数字は再現できます。それでも厳密に分からない場合は「約」「月平均」を付けた概算で構いません。概算であることが伝わる書き方なら、誠実さは損なわれません。

ポイント

数字は「多いほど偉い」わけではありません。訪問件数が少なくても、重度の方を長時間支援していたなら「1件あたり◯時間の長時間支援が中心」と書けば、それは専門性の証明になります。自分の働き方を一番よく表す数字を選びましょう。

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自己PR例文5種(未経験・経験者・ブランク・異業種・サ責志望)

自己PRは「介護観+裏付けエピソード+応募先での貢献」の3段構成で書きます。状況別の例文5種を、自分の言葉に置き換えて使ってください。

例文1:未経験から介護職を目指す場合

祖母の在宅介護を手伝った経験から、介護の仕事に関心を持ちました。現在、介護職員初任者研修を受講中で、20XX年X月に修了予定です。前職の接客業では、お客様の表情から要望をくみ取る対応を心がけ、指名をいただけるようになりました。この観察力と傾聴の姿勢は、利用者様一人ひとりの変化に気づく介護の現場でも活かせると考えております。未経験のため、まずは先輩方の支援方法を素直に学び、一日も早く戦力になれるよう努めます。

例文2:経験者(訪問介護)の場合

訪問介護員として約◯年、常時約◯名の利用者を担当してまいりました。1対1の支援では、その場で判断し、事業所へ正確に報告する力が問われます。利用者様の小さな体調変化に気づいてサービス提供責任者へ共有し、ケアプランの見直しにつながった経験が複数あります。貴事業所でも、観察と報告を徹底し、利用者様が住み慣れた自宅で安心して暮らし続けられる支援に貢献したいと考えております。

例文3:ブランクがある場合

出産・育児のため約◯年間現場を離れておりましたが、それ以前は特別養護老人ホームで約◯年勤務し、要介護3〜5の方の介護に従事してまいりました。ブランク期間中も、介護関連の情報に触れ続け、復職に向けて◯◯研修を受講するなど準備を進めてきました。育児を通じて、時間に限りがある中で優先順位をつけて動く力も身につきました。体力面も整えており、夜勤を含めた勤務に対応可能です。

例文4:異業種からの転職の場合

前職では飲食店の店舗スタッフとして約◯年勤務し、シフト管理や新人教育も担当しました。多忙な時間帯に優先順位を判断しながらチームで動く経験は、複数の利用者様を同時に支える施設介護に通じると考えております。介護職員初任者研修を修了し、利用者様の尊厳を守る介助の基本を学びました。異業種で培った段取り力と体力を活かし、現場で一つずつ確実に技術を身につけてまいります。

例文5:サービス提供責任者を目指す場合

訪問介護員として約◯年の経験があり、現在は新人ヘルパー◯名の同行指導とサービス提供責任者の補佐業務を担当しております。利用者様への直接支援に加え、ヘルパーが安心して働ける調整役の重要性を実感し、実務者研修を修了しました。貴事業所では、現場経験を活かしたサービス提供責任者として、利用者様とヘルパー双方に信頼される事業所づくりに貢献したいと考えております。

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よくある失敗とNG例(書く前にチェック)

介護ヘルパーの職務経歴書で多い失敗は、「業務の羅列だけ」「資格が旧称のまま」「数字がない」「退職理由がネガティブ」の4つです。提出前に確かめましょう。

失敗1:業務の羅列だけで終わっている

「入浴介助、排せつ介助、食事介助、記録」とだけ書かれた経歴書は、誰が書いても同じになり、あなたらしさが伝わりません。悪い例「身体介護全般を担当」。良い例「要介護4〜5の利用者◯名を含むユニットで身体介護を担当。拘縮のある方の移乗介助や看取り期のケアも経験」。同じ業務でも、対象と状況を添えるだけで専門性が見えます。

失敗2:資格名が旧称・略称のまま

「ヘルパー2級」「実務者」などの略記は、細部への注意力を疑われる原因になります。前のセクションのとおり、正式名称で書き直しましょう。

失敗3:数字がひとつもない

件数・人数・回数のない経歴書は、規模感が伝わらず印象に残りません。正確な実績ベースで、最低3か所は数字を入れることを目安にしてください。

失敗4:退職理由・転職理由がネガティブ

「人間関係がつらく」「給与が低く」と書くのは避けましょう。事実だとしても、書類では「より重度の方への対応経験を積みたい」「認知症ケアを専門的に学べる環境で働きたい」のように、次の職場で実現したいことへ言い換えます。嘘をつくのではなく、視点を過去から未来に移すということです。

注意

訪問介護と施設介護の経験を混ぜて1つの段落に書くのも、読みにくさの原因です。勤務先ごと・サービス種別ごとに分けて整理してください。

最後にもう一つ。利用者のエピソードを書く際は、個人が特定される情報(氏名・地名・特徴的な病名の組み合わせなど)を入れないよう注意しましょう。守秘義務への意識も、介護職の信頼性として見られています。

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まとめ:4つのポイントを押さえて、選べる側の転職へ

利用者層・介護度・サービス種別・役割の4点を具体的に書き、資格は正式名称、実績は正確な数字で。これだけで介護ヘルパーの職務経歴書は見違えます。

この記事の内容を、提出前のチェックリストとして整理します。

  1. 職務要約に「経験年数・サービス種別・資格・役割」が入っているか
  2. 勤務先ごとに事業所の概要(種別・規模)を1行入れたか
  3. 利用者層と対応した介護度の範囲を書いたか
  4. 担当件数・夜勤回数などの数字を、自分の実績どおり正確に入れたか
  5. 資格を正式名称(介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修・介護福祉士)で書いたか
  6. 自己PRが応募先のサービス種別に合っているか
  7. ネガティブな転職理由や利用者の個人情報が入っていないか

介護職の求人は多く、選考のハードルは他職種より低いといわれます。だからこそ、丁寧に作られた職務経歴書は際立ち、待遇や教育体制の良い職場を「選べる側」に立てます。数年後にサービス提供責任者や介護福祉士を目指すなら、今回の棚卸しはそのままキャリアの地図にもなります。

まとめ

書き終えたら、介護を知らない人に読んでもらうのも有効です。専門用語だらけで伝わらない箇所が見つかります。キャリビーのAI職務経歴書作成を使えば、質問に答えるだけで4つのポイントを押さえた書類の下書きが作れるので、たたき台づくりに活用してください。あなたの何年分もの支援の積み重ねは、正しく言葉にすれば、想像以上に強い武器になります。

よくある質問

参考文献・出典

  • 厚生労働省 一般職業紹介状況(職業安定業務統計・介護関係職種の有効求人倍率、2026年時点の公開情報)
  • 厚生労働省 賃金構造基本統計調査(職種別の賃金、2026年時点の公開情報)
  • 厚生労働省 雇用動向調査(産業別の入職・離職の動向、2026年時点の公開情報)

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