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介護職におすすめの転職エージェント5社比較|資格と働き方で変わる選び方・給与データつき

公開 2025-07-01更新 2026-08-06

この記事の要点

  1. おすすめは働き方で変わります。正社員でキャリアを上げるならカイゴジョブエージェント、無資格・未経験ならかいご畑、都市部のスピード転職ならクリックジョブ介護、単発で職場を試すならMC介護のお仕事、派遣の柔軟さならミラクス介護が起点です。
  2. 介護サービスの職業の有効求人倍率は2023年平均で3.88倍。全職業平均(令和7年度で1.20倍)の3倍を超え、働く側が職場を選べる市場です。だからこそ、雑に決めると条件の良い施設を取りこぼします。
  3. 給与は資格で明確に変わります。令和6年度の厚労省調査では、介護福祉士の平均給与額は月350,050円、無資格は290,620円。月約6万円、年換算で約71万円の差です。
  4. 介護職が前の職場を辞めた理由の1位は給与ではなく人間関係(24.7%)。面接で離職の実数・夜勤の人員体制・処遇改善加算の区分を質問できるかが、転職の成否を分けます。
  5. 「エージェントがしつこい」のは成功報酬という事業構造の副作用。連絡手段と時間帯を最初に指定し、合わなければ担当変更や退会をためらわないことで、道具として使いこなせます。

監修・執筆者

平井 貴大

平井 貴大

BeyondLeap株式会社 代表取締役 / 元リクルート事業開発・マーケ / 元プライム上場企業子会社代表

リクルートで事業開発・マーケティング・海外駐在を経験後、東証プライム上場企業の子会社代表取締役に就任。人材サービスを事業側で立ち上げ・運営した経験から、介護領域の採用市場と人材紹介会社の内側の仕組みに明るい。エージェントを「使われる」のではなく「使いこなす」ための視点で解説する。

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結論:介護職は「選ぶ側」。おすすめのエージェントは働き方で変わる

先に結論の対応表を置きます。介護職の転職エージェントは、順位より「自分の働き方に合うか」で選ぶのが正解です。

  1. 正社員でキャリアと年収を上げたい → カイゴジョブエージェント
  2. 無資格・未経験から資格を取って始めたい → かいご畑
  3. 都市部でテンポよく決めたい → クリックジョブ介護
  4. 単発で職場を試してから決めたい → MC介護のお仕事
  5. 派遣の柔軟さと給与の前払いが欲しい → ミラクス介護

なぜ順位づけをしないのか。介護は資格と施設形態で最適解が割れる職種だからです。まず数字から確認します。厚生労働省の一般職業紹介状況によると、介護サービスの職業の有効求人倍率は2023年平均で3.88倍。全職業平均は令和7年度で1.20倍ですから、3倍を超える水準です。求職者1人に対して約4件の求人がある計算になります。

背景は構造的な人手不足です。厚生労働省の推計では、介護職員は2026年度に約240万人、2040年度には約272万人必要とされ、2022年度実績の約215万人から年間6万人規模の上積みが求められています。この需給が逆転する見込みは、当面ありません。

つまり介護の転職は、選考を突破する競争ではなく、たくさんの求人から良い職場を見分ける情報戦です。私はリクルートで求人事業の事業開発を担当し、その後も人材サービスを事業側で運営してきました。紹介会社がどういう仕組みで動き、どこで求職者と利益がずれるのかを内側から見てきた立場です。その視点も交えながら、5社の比較、資格・施設形態・年代別の給与データ、夜勤専従の実態、面接で職場を見抜く質問、内定後の退職交渉まで順に開いていきます。

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介護職におすすめの転職エージェント5社比較

キャリビーに評判・口コミの詳細ページがある介護特化サービス5社を、得意領域と働き方の軸で一覧にして比べます。メリットだけでなく、連絡の多さや求人の偏りといったデメリットも隠さず書きます。共通しているのは、いずれも求職者は無料で使えること。費用は採用した施設が成功報酬として払う仕組みです。そのうえで、正社員のキャリアアップに強いのか、無資格からの資格取得支援なのか、派遣や単発なのかがはっきり分かれています。

このほか、レバウェル介護(レバレジーズグループ・旧きらケア)やマイナビ介護職(マイナビ)も広く使われる介護特化サービスです。キャリビーに詳細ページはありませんが、求人の母数を広げたいときの併用候補になります。公表値は時期で変動するため、最新の求人状況は登録して確認してください。

サービス得意領域働き方対応地域キャリビーで詳細
カイゴジョブエージェント有資格者のキャリアアップ。ケアマネ・相談職も正社員中心全国詳細を見る
かいご畑無資格・未経験。講座費用0円の資格取得支援(同社公表)派遣中心・週3〜4日可主要都市圏詳細を見る
クリックジョブ介護正社員のスピード転職。LINEでのやり取り正社員中心都市部中心詳細を見る
MC介護のお仕事単発・スポットで職場を試せる単発・短期派遣〜常勤首都圏・関西など主要都市詳細を見る
ミラクス介護有資格者向けの紹介・派遣。給与の前払い制度(同社公表)派遣・紹介の両輪関東・関西中心詳細を見る

正社員でキャリアを上げたい人|カイゴジョブエージェント

介護福祉士やケアマネの資格を持ち、正社員として待遇を上げたい人の軸になるのがカイゴジョブエージェントです。運営は医療・介護領域の東証プライム上場企業、株式会社エス・エム・エス。全国対応で、専任の担当者が求人紹介から面接調整、条件交渉まで並走します。

有資格者ほど紹介の幅が広がる構造なので、資格・経験年数・希望年収を最初に細かく伝えるほど提案の質が上がります。連絡の頻度を負担に感じたという口コミもあるため、希望する連絡手段と時間帯は登録時に指定しておくと快適です。

無資格から資格を取りたい人|かいご畑

無資格・未経験のスタートなら、かいご畑が入口の有力候補です。運営は福祉特化で人材紹介・派遣・教育を手がける株式会社ニッソーネット。派遣で働きながら、初任者研修や実務者研修の講座費用が0円になるキャリアアップ応援制度(同社公表。テキスト代別途、同社派遣スタッフ等の条件あり)を使えるのが最大の特徴です。

週3〜4日から働ける求人もあり、体力や家庭の事情に合わせて入れます。求人は主要都市圏が中心なので、地方在住の場合はハローワークとの併用が前提になります。

都市部でテンポよく決めたい人|クリックジョブ介護

在職中で時間がなく、LINE中心でテンポよく進めたい人にはクリックジョブ介護が合います。運営はライフワンズ株式会社。面接日程の調整や条件確認をチャットで進められるため、夜勤明けや隙間時間でも転職活動が止まりません。

求人は都市部に厚く、地方では選択肢が細る傾向があります。電話連絡の頻度に触れた口コミもあるので、チャット希望と最初に書いておくのがコツです。急ぎの転職で、書類や面接の段取りを丸ごと任せたい場面で力を発揮します。

職場を試してから決めたい人|MC介護のお仕事

「入ってみたら合わなかった」を避けたい人には、単発・スポット派遣から入れるMC介護のお仕事という選択肢があります。運営は医療系人材サービスの株式会社メディカル・コンシェルジュで、首都圏・関西を中心に主要都市へ拠点を展開。1日単位の仕事で複数の施設を経験し、肌に合う職場のタイプを確かめてから常勤に切り替える使い方が可能です。

休日の副業として夜勤単発で収入を足す使い方もあります。単発求人は都市部に偏るため、地方では求人の有無を先に確認してください。

派遣で収入の柔軟さも欲しい人|ミラクス介護

資格を持ちつつ、派遣の柔軟さや給与の受け取りタイミングを重視する人にはミラクス介護が候補です。運営は株式会社ミラクスで、東証プライム上場のじげんを中核とするグループの一員。紹介と派遣の両方を扱い、派遣では働いた分の給与を給料日前に一部受け取れる前払い制度(同社公表)があります。

求人は関東・関西が中心です。担当者の対応に差があるという声もあるため、合わないと感じたら早めに担当変更を申し出るのが得策。転職のつなぎ期間の収入確保と職場探しを同時に進めたい人に向いています。

介護の転職で比較したい特化型エージェント

本文で取り上げた介護特化5サービスの評判・口コミ詳細ページです。得意領域と働き方(正社員・派遣・単発)が異なるため、自分の資格と希望に近い2社を見比べるのが近道です。

株式会社エス・エム・エスが運営する介護・障がい福祉専門の人材紹介サービス。

POINT

  • 運営は2003年設立・東証プライム上場の株式会社エス・エム・エス。介護職向けサイト「カイゴジョブ」を長年手がけてきた実績があります
  • 公開求人は1万件以上。全国の高齢者施設・病院・障がい者施設とのネットワークから非公開求人も保有しています
  • 厚生労働省委託事業の有料職業紹介事業者認定制度で、第一回適正事業者として認定された信頼性があります

対応エリア

全国

得意領域

介護職

利用料

無料

キャリビー編集部の評価

介護職でキャリアを考えるなら。介護に特化していて、資格や働き方に合わせて相談できるよ。

詳細・口コミを見る →

かいご畑

介護職

株式会社ニッソーネットが運営する介護職特化の派遣・転職サービス。

POINT

  • 運営の株式会社ニッソーネットは1999年創業。介護・保育・看護に25年以上特化してきた専業会社です
  • 看板の「キャリアアップ応援制度」で、初任者研修・実務者研修・喀痰吸引等研修の受講料が0円になります
  • 無資格・未経験OKの求人が中心で、これから介護を始める人の入り口として使いやすい設計です

対応エリア

全国

得意領域

介護職

利用料

無料

キャリビー編集部の評価

運営の株式会社ニッソーネットは1999年創業。介護・保育・看護に25年以上特化してきた専業会社です。気になったら詳細をチェックしてみてね。

詳細・口コミを見る →

介護福祉士・ヘルパー・ケアマネジャー向けの転職支援サービス。

POINT

  • 介護職に特化し、正社員求人が公開求人の約9割を占める
  • 運営はライフワンズ株式会社(東京都目黒区、2008年9月設立)
  • 厚生労働大臣の有料職業紹介許可(13-ユ-303765)を取得

対応エリア

全国

得意領域

介護職

利用料

無料

キャリビー編集部の評価

介護職に特化し、正社員求人が公開求人の約9割を占める。気になったら詳細をチェックしてみてね。

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株式会社メディカル・コンシェルジュが運営する介護職特化サービス。

POINT

  • 2000年設立・資本金1億円・従業員約470名の株式会社メディカル・コンシェルジュが運営する
  • 正社員・パートの紹介に加え、派遣や1日単位の単発バイトまで一つの窓口で扱う
  • 介護福祉士・ケアマネジャーから無資格・未経験向けまで幅広い職種を扱う

対応エリア

全国

得意領域

介護職

利用料

無料

キャリビー編集部の評価

2000年設立・資本金1億円・従業員約470名の株式会社メディカル・コンシェルジュが運営する。気になったら詳細をチェックしてみてね。

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株式会社ミラクスが運営する介護特化の転職支援サービス。

POINT

  • 運営は2008年設立の株式会社ミラクス。東証プライム上場のじげんグループに属し、介護・保育・看護の人材サービスを展開します
  • 正社員の人材紹介と派遣の両方に対応し、雇用形態を比較しながら自分に合う働き方を選べるのが強みです
  • 介護や施設での勤務経験を持つコンサルタントが多く、現場目線のキャリアカウンセリングでミスマッチを抑えます

対応エリア

全国

得意領域

介護職

利用料

無料

キャリビー編集部の評価

運営は2008年設立の株式会社ミラクス。東証プライム上場のじげんグループに属し、介護・保育・看護の人材サービスを展開します。気になったら詳細をチェックしてみてね。

詳細・口コミを見る →

掲載順はおすすめ順位ではありません。求人数などの公表値は変動するため、最新状況は各社への登録時に確認してください。

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資格でエージェントの使い方が変わる|無資格からケアマネ・社会福祉士まで

介護は、保有資格が給与に直結する数少ない職種です。厚生労働省の令和6年度介護従事者処遇状況等調査(処遇改善加算取得事業所・月給・常勤)では、介護福祉士の平均給与額が月350,050円に対し、無資格は290,620円。月約6万円、年に直せば約71万円の差になります。この差を前提に、資格の段階ごとにエージェントの使い方を変えるのが効率的です。

無資格・未経験なら、資格取得支援のある派遣型サービスが入口です。求人を紹介してもらうだけでなく、初任者研修(約130時間)の費用を負担してくれる制度を使い、働きながら最初の資格を取る。この順番だと、収入を確保しつつ1〜2年で応募できる求人の幅が大きく変わります。

初任者研修・実務者研修を持つ人は、正社員化と夜勤の設計が論点。実務者研修(約450時間)は介護福祉士受験の前提条件なので、受験見込みを伝えると「資格取得後の昇給モデル」まで含めて求人を選べます。

介護福祉士以上は、紹介される求人の質が変わる段階です。リーダー職やサービス提供責任者、開設前施設のオープニングなど、条件交渉の余地が大きい求人はエージェント経由に集まりやすくなります。ケアマネジャー(平均388,080円)や社会福祉士(同397,620円)、生活相談員といった相談職・専門職の求人も介護特化エージェントの守備範囲です。資格と希望職種を登録時に明確に伝えるほど、紹介の精度は上がります。

あなたは今どの段階で、次にどの資格を取りますか。この問いに答えを持ってから登録すると、エージェントとの面談が「求人を見せられる場」から「キャリアを設計する場」に変わります。

保有資格平均給与額(月)エージェント活用の焦点
社会福祉士397,620円生活相談員・相談援助職。施設種別ごとの役割の違いを確認
ケアマネジャー(介護支援専門員)388,080円居宅か施設か、担当件数と残業実態を確認
介護福祉士350,050円リーダー・サ責・オープニングなど条件交渉余地の大きい求人
実務者研修327,260円介護福祉士受験を見込んだ昇給モデルで職場を選ぶ
初任者研修324,830円正社員化と夜勤の設計。実務者研修の受講支援がある職場も
保有資格なし290,620円資格取得支援つきの派遣・無資格可求人から段階的に

出典:厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査(介護職員等処遇改善加算を取得する事業所の介護職員・月給・常勤、令和6年9月時点。社会福祉士・ケアマネジャーは保有資格別の介護職員等の値)。

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施設形態と夜勤で月6万円変わる|給与データの読み解き方

同じ介護職でも、どの施設形態で働くかで給与は大きく変わります。令和6年度の同じ調査から、サービス種類別の平均給与額を並べてみます。

最も高いのは特養(介護老人福祉施設)の361,860円。次いで特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム等)の361,000円、老健の352,900円、訪問介護の349,740円と続き、デイサービス(通所介護)は294,440円です。特養とデイの差は月約6.7万円、年換算で約80万円。この差の主因は夜勤です。

介護職の給与構造には特徴があります。平均給与額338,200円の内訳は、基本給192,660円、手当97,980円、一時金47,560円。給与の約29%を手当が占めており、夜勤手当や処遇改善関連の手当がここに乗っています。夜勤のない形態を選ぶと、この手当部分がごっそり抜ける。デイの給与が低く見えるのは、基本給の差というより手当構造の差です。

夜勤で稼ぐ期間を決めて資格取得と並走させるのか、最初から日中中心で組むのか。ここは年収の数字だけでなく、生活設計の問題として決める部分です。

注意

訪問介護の平均349,740円は月給・常勤の値です。登録ヘルパー(時給・非常勤)とは別物なので、訪問系の求人を見るときは雇用形態を必ず確認してください。

サービス種類平均給与額(月)夜勤読み解き
特養(介護老人福祉施設)361,860円あり夜勤手当と重度対応で最高水準。体力と相談
特定施設(有料老人ホーム等)361,000円あり民間運営中心。施設ごとの方針差が大きい
老健(介護老人保健施設)352,900円あり医療・リハ職との連携が多く学びが広い
訪問介護349,740円形態による常勤は高水準。登録ヘルパーとは別物
グループホーム(認知症対応型)302,010円あり少人数ケア。夜勤は1人体制が多く責任は重め
デイサービス(通所介護)294,440円なし夜勤手当分が抜ける。生活リズム重視なら有力

出典:厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査(処遇改善加算取得事業所・月給・常勤、令和6年9月時点)。

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正社員だけが正解ではない|派遣・単発・夜勤専従の使いどころ

介護の働き方は正社員一択ではありません。派遣・単発・夜勤専従を戦略的に挟むことで、収入を保ちながら転職の失敗確率を下げられます。

派遣は時給制で、夜勤や残業の希望を契約で区切れるのが利点です。かいご畑のように資格取得支援と組み合わせられるサービスや、ミラクス介護のように給与の前払い制度(同社公表)を持つサービスもあり、転職のつなぎ期間の収入確保にも使えます。単発・スポットはMC介護のお仕事などが扱っており、1日単位で複数の施設を経験できる。求人票では分からない現場の空気を、報酬をもらいながら確かめられる方法です。

収入を伸ばす選択肢としては、夜勤だけに入る夜勤専従があります。夜勤手当を毎回受け取れるため日勤中心より月収が上がりやすい半面、実態は数字で確かめておくべきです。日本医療労働組合連合会の2024年介護施設夜勤実態調査(121施設176職場)によると、2交替制の施設は88.4%で、そのうち84.8%が16時間以上の勤務。16時間以上の割合はグループホームで92.0%、老健で82.1%、特養で68.8%に達します。

注目すべきは夜間の人員体制です。2交替の職場のうち67.1%が1人体制、いわゆるワンオペで夜間を回しています。利用者の急変や転倒に一人で対応する場面を想定できるか。月4回を超える夜勤に入る人も42.2%おり、回数を増やすほど収入と引き換えに生活リズムの負荷が積み上がります。言い換えると、夜勤専従は「16時間勤務を月に何回まで続けられるか」を自分の体で設計する働き方です。

私が事業側で人材サービスを見てきた限り、夜勤専従で長く続く人は、仮眠時間の実態と緊急時のバックアップ体制を面接で必ず確認しています。派遣や単発は「見極めの道具」として使い、合う職場を見つけたら腰を据える。介護は勤続と資格が着実に給与へ効く職種なので、この組み合わせが生涯収入で見たときの合理的な戦い方です。

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20代から60代まで|年代で変わる介護転職の戦い方

介護の転職市場は、年代によって追い風の種類が違うのが実情です。介護労働安定センターの令和6年度介護労働実態調査を年代の視点で読み直すと、動き方が見えてきます。

なお、介護は女性の多い職場と見られがちですが、夜勤や移乗介助で体力が評価されやすく、管理職への登用も早い傾向があるため、男性にとってもキャリアを積みやすい市場です。そのうえで年代別に見ると、20代は賃上げの恩恵が最も厚い層です。月給で働く介護労働者の平均月収は248,884円と前年度から3.1%増えましたが、伸び率は20〜24歳で5.8%、25〜29歳で5.0%と若手に偏っています。要因として、どの法人も若手の採用競争に晒され、初任給まわりの引き上げを優先している構図です。若いうちに介護福祉士まで取り切れば、その後の選択肢は職種・施設ともに大きく広がります。

30代・40代は市場の中心です。介護職員の平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は9.5年。しかも中途採用の介護職員の47.1%は、直前の仕事が介護・福祉・医療関係以外でした。異業種からの参入が多数派に近い職種であり、営業や接客で培った対人スキルは相談職やリーダー候補として評価される場面があります。

50代は、資格と勤続を武器にする年代です。勤続10年以上の平均給与額359,040円と勤続1年の298,760円の差が示すとおり、介護は続けた分が給与に乗る職種。実務経験3年と実務者研修で介護福祉士の受験資格が得られるため、50代スタートでも50代のうちに国家資格まで届きます。

60代は、体力に合わせた設計が軸になります。従業員が不足していると答えた事業所は65.2%。この人手不足感が、年齢より人柄と安定勤務を評価する採用につながっています。夜勤のないデイサービスや、時間を区切れる訪問介護から入る形が現実的でしょう。エージェントによっては60代への紹介が細ることもあるため、ハローワークとの併用を前提に組んでください。

年代市場での追い風動き方の軸
20代月収の伸びが20〜24歳で5.8%と全年代で最大3年で介護福祉士まで取り切る前提で職場を選ぶ
30代・40代平均年齢45.7歳の市場の中心。異業種出身47.1%前職の対人スキルを相談職・リーダー候補につなげる
50代勤続10年以上は勤続1年より月約6万円高い長く働ける職場を選び、資格で単価を上げる
60代事業所の65.2%が人手不足。安定勤務が評価される夜勤なしの形態を軸に、ハローワークも併用

出典:介護労働安定センター 令和6年度介護労働実態調査、厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査。

この記事の次に

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介護職の「次のポスト」|サ責・生活相談員・管理職への上がり方

介護職のキャリアアップには、夜勤で稼ぐ以外にもう一つの軸があります。現場経験を土台に、サービス提供責任者(サ責)や生活相談員、施設長などの管理職といったポストへ上がる道です。

給与から確認します。令和6年度の処遇状況等調査では、訪問介護のサービス提供責任者の平均給与額は月367,190円(月給・常勤)。介護職員全体の338,200円より約2.9万円高い水準です。生活相談員・支援相談員は常勤で353,950円。前の章で見たケアマネジャー388,080円、社会福祉士397,620円と並べると、現場から相談・マネジメント系へ進むほど給与の階段が上がる構造が読み取れます。

サ責の要件は介護福祉士または実務者研修修了者。訪問介護事業所に必ず置かなければならない職種なので、資格を取った瞬間に応募できる求人の層が変わります。興味深いデータもあります。令和6年度の介護労働実態調査では、サ責がヘルパーへの相談対応や指導を実施している事業所は、担当ヘルパーの離職率10%未満の割合が63.0%と、実施していない事業所の50.5%を上回りました。サ責の仕事の中身は、実は人を定着させるマネジメントそのものです。

生活相談員は社会福祉士や社会福祉主事任用資格などが要件で、細かい条件は自治体ごとに異なります。管理職は夜勤から離れて収入を保てる半面、同調査では平均残業時間が全体1.7時間に対し管理職2.9時間と長めでした。どのポストを目指すかで選ぶべき法人の規模や形態も変わるため、エージェントには「3年後にどの職種でいたいか」まで伝えて求人を選んでください。

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エージェント・ハローワーク・直接応募の使い分け

介護職の応募ルートは大きく3つあり、それぞれ集まる求人の母集団が違います。どれが優れているかではなく、何を取りに行くかで選ぶのが正解です。

ハローワークは掲載が無料です。というのも、国が雇用対策として運営する公的サービスだからで、紹介手数料を払う余裕のない地元の社会福祉法人や小規模事業所の求人が集まりやすく、自宅近くの特養や地域密着のデイを探すなら外せません。実際、令和6年度の介護労働実態調査でも、採用活動として「ハローワークや福祉人材センターの担当者に相談」を行う事業所は66.9%と最多で、「職員に友人・知人の紹介を依頼」の65.6%が続きます。ただ、求人票の情報は薄く、職場の内情は自分で見学して確かめる必要があります。

エージェントは民間施設や都市部の求人が中心。担当者が施設を訪問していれば、離職率や人員配置、夜勤の実態といった内情を教えてもらえますし、給与や入職日の交渉も代行してくれます。この積極性は成功報酬という事業構造の裏返しでもあり、連絡が多くなりやすい理由と地続きです。背景には、入職が決まって初めて事業者に売上が立つ仕組みがあります。

直接応募は、働きたい法人が決まっている人の選択肢。紹介手数料がかからないため施設側の歓迎度が高く、熱意も伝わります。その半面、条件交渉は自分で行うことになり、比較材料も持てません。

ポイント

3つのルートは母集団が重ならない部分が大きいため、ハローワークで地元求人を押さえつつ、エージェント1〜2社で条件の良い民間求人と内情情報を取る併用が、介護では最も取りこぼしの少ない形です。

応募ルート集まりやすい求人強み弱み
転職エージェント民間施設・都市部・条件の良い非公開求人施設の内情共有、給与・入職日の交渉代行、書類と面接の支援連絡が多くなりがち。紹介手数料を嫌う施設の求人は少ない
ハローワーク地元の社会福祉法人・小規模事業所(掲載無料のため)地域密着の求人網羅性。職業訓練や介護の資格支援制度の窓口も兼ねる求人票の情報が薄く、内情は自分で確認。交渉支援なし
直接応募・求人サイト採用に積極投資する法人、ホームページ採用手数料ゼロで施設の歓迎度が高い。熱意が伝わる条件交渉も情報収集も自力。比較材料を持ちにくい
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処遇改善の2026年動向|求人票の「加算」を読めると職場選びが変わる

介護の給与を語るうえで避けて通れないのが、処遇改善加算です。2024年6月に3つあった加算が介護職員等処遇改善加算に一本化され、令和6年度調査では95.5%の事業所が取得。最上位の加算Iを取得する事業所は45.7%でした。加算率はサービスにより異なり、訪問介護の加算Iで24.5%です。

この制度、求職者にとっては職場選びのシグナルとして使えます。加算Iを取るには、介護福祉士の配置やキャリアパスの整備、昇給の仕組みといった要件を満たす必要があります。逆に言えば、加算の区分を見れば、その事業所が職員の育成と昇給にどれだけ仕組みを持っているかが推測できるわけです。面談で「処遇改善加算はどの区分ですか」と聞くだけで、事業所の姿勢がかなり見えます。エージェント経由なら、この確認を代行してもらえます。

直近の動きも押さえておきたいところです。2025年度補正予算で介護分野の賃上げ支援に1,920億円が計上され、2025年12月から2026年5月を対象に月1万円規模の処遇改善が始まりました。対象はケアマネジャーや訪問看護の従事者にも広がっています。2026年度には臨時の介護報酬改定が予定され、さらなる処遇改善を目指す方針が審議会で示されています。

ただし、加算をどう職員に配分するかは事業所の裁量です。同じ資格・同じ経験でも、配分方針しだいで手取りは変わります。制度の追い風は全体の底上げであって、あなたの給与を自動では上げてくれません。だからこそ、加算区分と配分方針まで確認して職場を選ぶ価値があります。

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面接で職場を見抜く|離職理由1位「人間関係」を数字で確かめる方法

介護職が直前の介護の仕事を辞めた理由の1位は、給与ではなく「職場の人間関係」で24.7%。そのうち49.1%が、上司や先輩の指導・言動のきつさやパワーハラスメントを挙げています(令和6年度介護労働実態調査)。つまり転職の成否は、次の職場の人間関係と体制を、入る前にどれだけ見抜けるかで決まります。

働く側の悩みも構造がはっきりしています。労働条件の悩みは「人手が足りない」49.1%、「仕事内容のわりに賃金が低い」35.3%、「身体的負担が大きい」24.6%の順。満足度指標(D.I.)でも、職場の人間関係はプラス32.4、仕事の内容はプラス28.2と高い一方、人員配置体制はマイナス21.3に沈みます。ここから読み取れるのは、介護の不満は仕事そのものではなく体制に集中するという事実です。

業界全体の離職率は12.4%で2年連続の低下、採用率は14.3%。数字は改善傾向でも、事業所ごとの差は大きく残ります。だから面接では、業界平均ではなくその職場の実数を聞きます。求人票は良いことしか書きません。下の5つは、答え方そのものが職場の透明性のテストになる質問です。

見学のときは、職員同士の声のかけ方、廊下の掲示物、日中のフロアにいる職員の人数を見てください。定着策として「有給などの休暇取得や勤務日時を変更しやすい職場づくり」を実施する事業所は74.7%に上りますが、実態は現場でしか分かりません。エージェント経由なら、離職率や人員配置のような聞きにくい質問を面談前に代行確認してもらえます。求人票と面接だけで決めない。これが人間関係での失敗を減らす、ほぼ唯一の方法です。

面接・見学で確認したい5つの質問

  1. 直近1年間で介護職員は何人退職し、いま何人在籍していますか(離職率を実数で聞く。業界平均は12.4%)
  2. 夜勤は何人体制ですか。1人のとき、急変時のバックアップはありますか(2交替職場の67.1%が1人体制)
  3. 処遇改善加算はどの区分ですか。介護職員へどう配分していますか(最上位の加算I取得は45.7%)
  4. 残業の実態と、有給の取りやすさを教えてください(休暇・勤務日時を変えやすい職場づくりの実施は74.7%)
  5. 夜間の見守り機器やICTは何を入れていますか(ベッドセンサー導入は施設系で70.1%。夜間の業務負担軽減に効果ありは44.6%)
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「しつこい」と感じたら|連絡が多くなる構造と、こちらが主導権を握る方法

介護のエージェントを検索すると「しつこい」という言葉が並びます。実際、登録直後に電話が続いた経験を持つ人は少なくありません。ここは擁護せず、仕組みから正直に説明します。

エージェントの収益は、あなたが入職して初めて発生する成功報酬です。登録から時間が経つほど転職意欲は下がるため、各社は登録直後の数日間に集中して連絡し、面談につなげようとします。人材サービスを事業側で運営していた経験から言うと、担当者の架電数が目標管理されている会社は珍しくなく、連絡の多さは担当者の性格ではなく事業設計の産物です。複数社に同時登録すれば、その分だけ連絡は重なります。

対処はシンプルで、最初に条件を書面で示すことです。

  1. 連絡はLINEかメールのみ、電話は不可(または何時以降のみ)と登録時に明記する
  2. 転職希望時期を正直に伝える。未定なら「情報収集段階」と言い切る
  3. 紹介の量より質を求めるなら「希望条件に合う求人のみ送ってほしい」と伝える
  4. それでも続くなら担当変更を申し出る。改善しなければ退会し、他社へ移る

連絡を絞ると優先度が下がるのでは、と心配になるかもしれません。実際には逆で、条件を明確に示す求職者ほど担当者は動きやすく、紹介の精度が上がります。曖昧な返事を続ける相手にこそ、確認の電話は増えるものです。

キャリビーから一言

人材ビジネスを事業側でやってきた僕の実感を言うと、エージェントは「合う担当に当たるかどうか」で体験が半分決まります。介護は特にそうで、施設を実際に回っている担当と、求人票を右から左に流すだけの担当の差が大きい。だから最初の面談で「この施設の離職率や夜勤体制を教えてください」と一つ具体的に聞いてみてください。即答できるか、調べて折り返すと言えるか、ごまかすか。その反応が、任せていい相手かどうかの一番簡単なテストです。合わなければ変えればいい。あなたが選ぶ側です。

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内定後の退職交渉|引き止めは起きる前提で段取りを組む

内定が出た後、最後の関門が今の職場への退職の申し出です。介護の現場では引き止めが起きやすいのですが、これは感情の問題ではありません。なぜなら、従業員が不足していると答えた事業所が65.2%に上る市場で、一人抜ける穴は翌月のシフトに直結するからです。引き止めは構造的に必ず起きると想定し、段取りで解きます。

法律の原則は明快です。期間の定めのない雇用契約は、民法627条により申し出から2週間で終了できます。そのうえで、多くの職場は就業規則で1〜3ヶ月前の申し出を定めており、円満に辞めるなら就業規則に沿って動くのが現実的。シフト制の職場では、翌月のシフトが確定する前に申し出ると調整の摩擦が減ります。

引き止めの定番への向き合い方も決めておきます。「次の人が見つかるまで」は期限のない引き止めなので、退職日を明示して受けない。「給与を上げるから」というカウンターオファーには、そもそもの転職理由が金額で解消するのかを一晩置いて考える。辞めた理由の1位が人間関係(24.7%)だった調査結果を思い出せば、金額提示で残った場合に何が変わらないままかは想像がつくはずです。

退職日と入職日の間の調整は、エージェントが緩衝材になれる領域です。内定先への入職日交渉や、引き継ぎで退職が延びそうなときの連絡はエージェント経由で進められます。介護は地域内のつながりが濃い業界。もめずに辞め切れば、その丁寧さは次の職場での働きやすさにも返ってきます。

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自分に合う入口を見つける|診断と関連ガイド

最後に、この記事の使い方をまとめます。まず冒頭の対応表から、自分の働き方に合うエージェントを1〜2社選ぶ。次に、資格の段階・施設形態・年代の3つの軸で自分の現在地をはっきりさせる。介護福祉士と無資格で月約6万円、特養とデイで月約6.7万円という差は、どこを目指すかを決める材料になります。現在地が決まったら、ハローワークを併用して地元求人を押さえ、面接では離職の実数と夜勤の人員体制を質問し、内定が出たら就業規則に沿って退職を段取りする。ここまでできれば、介護の転職はかなり計画的に進みます。

売り手市場は、裏を返せば「どこにでも入れてしまう」市場です。急いで決めた職場で消耗するのが、一番もったいない。数字と内情を確かめてから選んでください。

キャリビーのエージェント診断では、保有資格・希望する施設形態・夜勤の可否・勤務エリアを入力すると、あなたに合うサービスを無料で提案します。診断は数分で終わります。施設形態や資格制度の基礎から整理したい方は、介護・福祉の選び方ガイドもあわせてどうぞ。

よくある質問

Q.介護職の転職では、エージェントとハローワークのどちらを使うべきですか?
A.両方です。扱う求人の母集団が違います。ハローワークは掲載無料のため、紹介手数料を払わない地元の社会福祉法人や小規模事業所の求人が集まりやすい場所です。エージェントは民間施設や都市部の求人が中心で、施設の内情の共有や給与交渉の代行まで含めて動いてくれます。地元密着で探すならハローワークを軸に、条件を上げたい・内情を知りたいならエージェントを重ねる使い分けが現実的です。
Q.無資格・未経験でも介護の転職エージェントは使えますか?
A.使えます。ただしサービス選びが重要です。有資格者向けの紹介が中心のエージェントに登録すると、紹介できる求人が少なく連絡が途切れることがあります。無資格ならかいご畑のように、働きながら初任者研修などの講座費用が0円になる制度(同社公表・派遣スタッフ等の条件あり)を持つサービスが入口に向きます。まず無資格可の求人で現場に入り、資格を取ってから選択肢を広げる順番が堅実です。
Q.「介護の転職エージェントはやめとけ」という声を見ました。実際どうなのですか?
A.やめとけと言われる理由は主に3つで、決断を急かす担当者がいること、紹介先がエージェントと契約する施設に限られること、成功報酬ゆえに転職ありきで話が進みやすいことです。いずれも事業構造から生じるもので、仕組みを知っていれば回避できます。応募したい施設がすでに決まっている人や、自分のペースで探したい人には向きません。逆に、職場の内情確認や条件交渉を任せたい人には利点が上回ります。合わない担当は変更を申し出て、2〜3社を並行して比較すれば、特定の1社に判断を委ねる状態を避けられます。
Q.介護のエージェントからの電話がしつこいときは、どうすればいいですか?
A.我慢する必要はありません。まず「連絡はLINEかメールで、電話は何時以降のみ」と具体的に伝えます。それでも続くなら担当変更を申し出るか、そのサービスの退会手続きを取って構いません。連絡が集中するのは登録直後の数日間で、各社は早く面談につなげたい事業構造を持っています。転職時期が未定なら最初にそう伝えるだけでも、連絡の温度はかなり下がります。
Q.50代・無資格からでも介護職に転職できますか?
A.できます。介護職員の平均年齢は45.7歳で、中途採用の介護職員の47.1%は直前の仕事が介護・福祉・医療以外だったという調査結果(令和6年度介護労働実態調査)もあり、年齢も未経験も珍しくありません。無資格なら、初任者研修の取得支援があるかいご畑のようなサービスから入り、実務経験3年と実務者研修で介護福祉士の受験資格を得る道筋が描けます。体力面が気になる場合は、夜勤のないデイサービスや時間を区切れる訪問介護から始める選び方が現実的です。
Q.ケアマネジャーや社会福祉士の求人も、転職エージェントで探せますか?
A.探せます。介護特化のエージェントは介護職だけでなく、ケアマネジャー(居宅・施設)、生活相談員、サービス提供責任者などの求人も扱っています。令和6年度の厚労省調査では、資格別の平均給与額は社会福祉士が月397,620円、ケアマネジャー(介護支援専門員)が388,080円と介護職全体の338,200円より高く、資格を軸にした転職は待遇面の効果が大きい領域です。登録時に保有資格と希望職種を明確に伝えると、紹介の精度が上がります。
Q.夜勤なしで働きたいのですが、収入はどのくらい下がりますか?
A.厚労省の調査では、夜勤のないデイサービスの介護職員の平均給与額は月294,440円で、夜勤のある特養の361,860円より約6.7万円低い水準です。介護職の給与は手当の比率が高く、夜勤手当が抜ける影響がそのまま出ます。下げ幅を抑えたいなら、日中中心の訪問介護(平均349,740円)や、処遇改善加算の上位区分を取得している事業所を選ぶ方法があります。夜勤なしの希望は最初にエージェントへ伝えてください。
Q.内定をもらいましたが、今の職場に強く引き止められています。どうすればいいですか?
A.退職の自由は法律で守られています。期間の定めのない雇用なら、民法627条により申し出から2週間で退職が成立します。実務上は就業規則の定め(1〜3ヶ月前の申し出が多め)に沿い、翌月のシフトが確定する前に申し出るのが円満です。「次の人が見つかるまで」という期限のない引き止めには、退職日を書面で明示して応じない姿勢を保ってください。入職日の調整や内定先への連絡はエージェントが代行できるため、板挟みになる前に相談する価値があります。
Q.介護職の給料は今後上がりますか?
A.制度面の追い風は続いています。2024年6月に処遇改善の加算が介護職員等処遇改善加算へ一本化され、令和6年度調査では加算取得事業所の介護職員の平均給与額が前年から13,960円増えました。2025年度補正予算では1,920億円が計上され、2025年12月から月1万円規模の賃上げ支援が始まり、2026年度には臨時の介護報酬改定でさらなる処遇改善を目指す方針が示されています。とはいえ配分は事業所ごとに差があるため、職場選びで実際の手取りは変わります。

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