無料のキャリア相談を探すとき、最初に見るべきなのは「0円」という表示ではなく、運営目的と費用の出どころです。公的機関は政策として支援し、転職エージェントは採用企業から紹介手数料を受け取ります。学校や勤務先の窓口なら、学生支援や人材育成が目的です。つまり、相談者が直接払わない点は同じでも、支援できる範囲は同じではありません。
厚生労働省のマイジョブ・カードは、全国47か所のキャリア形成・リスキリング支援センターと、全国のハローワークにある相談コーナーで無料のキャリアコンサルティングを案内しています。対面だけでなくオンラインも選べます。国家資格キャリアコンサルタントは登録制で5年ごとの更新があり、守秘義務も課されています。
私が人材サービスの現場で見てきた範囲でも、無料相談が役立つかどうかは料金より「今の相談目的と窓口の役割が一致しているか」で決まります。求人を探したい人と、転職するかをゼロから考えたい人では、合う入口が違います。だからこそ、無料という共通点より役割の違いを先に見ます。

