キャリア相談とは、仕事の経験・価値観・制約を整理し、自分で次の選択を決めるための対話です。
厚生労働省が所管する職業能力開発促進法では、キャリアコンサルティングを、職業の選択、職業生活設計、職業能力の開発・向上について相談に応じ、助言や指導を行うことと定義しています。ここで注目したいのは、転職だけに限定されていない点です。今の会社に残る、社内で役割を変える、学び直す、副業を試す。これらも職業生活設計の一部になります。
相談相手が人生の正解を決めるわけではありません。本人の代わりに応募先を選ぶ場でもない。話す前には一つに見えた問題を分け、選択肢ごとの利点・代償・未確認事項を見える形にしていく。相談後に「まだ決めない」と判断することも、立派な成果です。
短く言えば、助言を買うだけの時間ではなく、判断の質を上げる時間。これがキャリア相談の中心です。

