志望動機を前にして手が止まる人は少なくありません。けれど、その多くは文章力の問題ではなく、書き始める順番が逆になっているだけです。志望動機をいきなり書こうとすると、「御社の理念に共感し」「成長できる環境に魅力を感じ」といった、どこの会社にも出せそうな言葉が並んでしまいます。
通る志望動機には、土台になる二つの材料が要ります。一つは「転職理由」、つまりなぜ今の会社を出るのかという出発点です。もう一つは「企業研究」、なぜ数ある会社の中でそこなのかという理由です。この二つが先にそろっていれば、志望動機は『次に実現したいこと』と『それがこの会社でできる理由』をつなぐだけで形になります。
この記事では、転職の志望動機を、転職理由との一貫性・企業研究・ポジティブ変換という三つの観点から組み立てる手順を解説します。あわせて、転職エージェントが持つ内部情報の活かし方、使い回しの正しいやり方、書類から面接へのつなげ方まで触れていきます。まずは「自分は次の仕事で何を実現したいのか」を一言にしてみてください。そこが志望動機のすべての起点になります。




