転職を考えはじめたとき、多くの人がいきなり『自分のやりたいこと』という答えを探そうとして、そこで止まってしまいます。けれど自己分析の本質は、立派な結論を一発で出すことではありません。自分という人間の材料を、抜け漏れなく机の上に並べることです。材料がそろっていれば、結論はあとから自然と立ち上がってきます。
もう一つ大事なのは、自己分析を一人の作業だと思い込まないことです。自分の強みは自分にとって当たり前すぎて、かえって見えなくなります。だからこそ、転職エージェントとの面談を「壁打ち」に使う価値があります。自分で集めた材料を相手にぶつけ、市場ではどう見えるかを返してもらう。この往復で、独りよがりではない自己分析が完成します。
この記事では、まず一人で集めるべき4つの材料を示し、その中核になる『経験の棚卸し』のやり方、そして集めた材料を面談でどう壁打ちにするかまでを、順を追って解説します。自己分析が苦手な人ほど、この順番で進めると迷いが減るはずです。




