「転職サイトとエージェント、結局どっちに登録すればいいんですか」。キャリア相談で毎週のように受ける質問です。
先に答えを言います。転職サイトは求人広告のデータベースで、探す・応募する・日程を調整する・条件を交渉する、この全部を自分でやるサービス。転職エージェントは企業とあなたの間に担当者が入る仲介サービスで、求人の紹介から年収交渉まで人が代行します。どちらが上という話ではありません。構造が違うだけです。
そしてこの構造の違いは、企業側がどうお金を払うかという収益モデルの違いから生まれています。サイトは掲載課金、エージェントは成功報酬。ここを押さえると、「なぜサイトの求人票はきらびやかなのか」「なぜエージェントの担当者は決定を急ぎがちなのか」まで一本の線でつながります。
私はリクルートで事業開発を担当し、その後プライム上場企業の子会社で人材紹介ビジネスの運営側にいました。求人広告と人材紹介、両方の事業構造を内側から見てきた立場で、仕組みの違い・機能比較・向き不向き・併用の設計、そして検索してもあまり出てこない「同じ求人が両方に出ていたらどちらから応募すべきか」という論点まで解説します。

