セメダイン株式会社の事業内容・強み・将来性
本文の更新日: 2026/8/28 | 制度の対象年度・適用条件は各出典を参照
日本で初めて合成接着剤を製造販売した企業とされ、工業用・建築用・家庭用の接着剤、シーリング材、特殊塗料、粘着テープなどを製造・販売している。事業は「接着剤及びシーリング材事業」の単一報告セグメントで、社内では一般消費者市場・工業市場・建設市場といった市場別の管理区分がとられているとされる。
第91期(2025年3月期)決算公告によると、売上高は260億300万円(前期比+0.15%)、純利益14億1,700万円(前期比+6.22%)、総資産229億5,300万円(前期比マイナス2.74%)、純資産合計151億5,500万円だった。カネカの完全子会社化以降は有価証券報告書の開示義務がなくなり、会社法に基づく決算公告のみが外部から確認できる主な業績情報になっている。
この記事のポイント
「セメダインC」をはじめとする一般消費者向けブランドの認知度の高さ
第91期(2025年3月期)決算公告によると、売上高は260億300万円(前期比+0.15%)、純利益14億1,700万円(前期比+6.22%)、総資産229億5,300万円(前期比マイナス2.74%)、純資産合計151億5,500万円だった。
カネカの完全子会社化以降は有価証券報告書の開示義務がなくなり、会社法に基づく決算公告のみが外部から確認できる主な業績情報になっている
一般家庭用接着剤市場ではコニシとほぼ二分する位置にあり、合成接着剤全体の生産量ベースシェアは10%強と推計される。
トップシェアではないが、家庭用ブランドの認知度では「セメダインC」がコニシの「ボンド」と並ぶ二強の一角を占める
カネカの完全子会社としての経営体制が定着した現在、単独では投じにくかった研究開発投資や海外展開をカネカグループの経営資源を通じて進めやすい環境にあるとみられる。
ただし有価証券報告書の開示義務がなくなったことで、外部から業績の詳細を追いにくくなっている点は、転職検討者として留意したい
完全子会社化・非上場化に伴い、自社単独の有価証券報告書は開示されておらず、決算公告以外で業績の詳細を確認しにくい
企業情報
- 企業名
- セメダイン株式会社
- 本社
- 茨城県
セメダイン株式会社の事業概要
セメダイン株式会社は1923年創業、「セメダインC」で知られる接着剤・シーリング材メーカーで、2022年8月にカネカの完全子会社となった。第91期決算公告では売上高260億300万円、純利益14億1,700万円を計上している。
事業内容
日本で初めて合成接着剤を製造販売した企業とされ、工業用・建築用・家庭用の接着剤、シーリング材、特殊塗料、粘着テープなどを製造・販売している。事業は「接着剤及びシーリング材事業」の単一報告セグメントで、社内では一般消費者市場・工業市場・建設市場といった市場別の管理区分がとられているとされる。
事業セグメント
セメダイン株式会社は一般消費者市場・工業市場・建設市場、3つの事業領域を展開しています。
一般消費者市場
「セメダインC」に代表される家庭用瞬間接着剤・多用途接着剤が中心。市場規模は100億円前後とされ、コニシとほぼ二分する状況にある。
工業市場
自動車・電機など向けの工業用接着剤。自動車のEV化に伴うバッテリー関連接着剤など、モビリティ分野向け製品の開発を進めている。
建設市場
建築・土木向けのシーリング材や構造用接着剤。横浜ゴムやサンスター技研などが競合として挙げられる分野。
業績・売上
公表されている業績情報
第91期(2025年3月期)決算公告によると、売上高は260億300万円(前期比+0.15%)、純利益14億1,700万円(前期比+6.22%)、総資産229億5,300万円(前期比マイナス2.74%)、純資産合計151億5,500万円だった。カネカの完全子会社化以降は有価証券報告書の開示義務がなくなり、会社法に基づく決算公告のみが外部から確認できる主な業績情報になっている。
セメダイン株式会社の強み
- 1「セメダインC」をはじめとする一般消費者向けブランドの認知度の高さ
- 2合成接着剤の生産量ベースで国内シェア10%強という規模
- 3土木・建設・住宅・自動車・電機など需要先が分散しており、特定業界の景気変動に左右されにくい
- 4カネカグループの原料調達力・研究開発リソースを活用できる立場にある
- 5自動車のEV化に対応したバッテリー接着剤など、次世代分野への製品展開を進めている
業界ポジション・競合
| 業界ポジション | 一般家庭用接着剤市場ではコニシとほぼ二分する位置にあり、合成接着剤全体の生産量ベースシェアは10%強と推計される。トップシェアではないが、家庭用ブランドの認知度では「セメダインC」がコニシの「ボンド」と並ぶ二強の一角を占める。 |
|---|---|
| 主な競合企業 | コニシ、アイカ工業、オーシカ、横浜ゴム、サンスター技研 |
成長戦略
セメダイン株式会社が公表している方向性
2022年のカネカ完全子会社化に際して開示された文書では、完全子会社化により両社グループの技術・ノウハウ・海外ネットワークをより一層活用し、中長期的な経営戦略を機動的に実現する狙いが明記されている。具体的な方向性として、技術開発の迅速化と海外事業の拡大が挙げられている。
将来性を見るポイント
カネカの完全子会社としての経営体制が定着した現在、単独では投じにくかった研究開発投資や海外展開をカネカグループの経営資源を通じて進めやすい環境にあるとみられる。ただし有価証券報告書の開示義務がなくなったことで、外部から業績の詳細を追いにくくなっている点は、転職検討者として留意したい。
リスク・課題
転職前に確認したい事業上の論点
- 完全子会社化・非上場化に伴い、自社単独の有価証券報告書は開示されておらず、決算公告以外で業績の詳細を確認しにくい
- 接着剤原料は石油化学製品が中心のため、原料価格の変動が収益を圧迫しやすい
- 家庭用市場ではコニシとの競合が続いており、価格競争にさらされやすい
まとめ: セメダイン株式会社の事業内容・強み・将来性
完全子会社化後は有価証券報告書が開示されないため、決算公告や口コミサイトなど複数のソースを組み合わせて業績を確認する姿勢が必要
家庭用ブランドの知名度と、自動車・電機向け工業用接着剤の両輪で事業を展開している点は、面接で事業部門ごとの強みを深掘りする材料になる
原料価格の変動や家庭用市場での価格競争など、接着剤業界特有のリスクは応募前に把握しておきたい
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出典・参考情報
本文の根拠として確認した公開情報です。制度・数値・選考内容は変更される場合があります。
- 株式会社カネカ セメダインの完全子会社化に関するお知らせ(2022年5月12日)
- 官報決算データベース セメダイン株式会社 第91期決算公告
- 決算公告データ倉庫 セメダイン株式会社 第91期決算分析
- iroots セメダインの企業研究
- セメダインの株式交換による上場廃止と株主優待について
- 日本経済新聞 カネカ、セメダインを連結子会社化
- 株探ニュース カネカが株式交換によりセメダインを完全子会社化へ
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