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株式会社南都銀行の事業内容・強み・将来性

ページ表示時点: 2026年9月 | 公開情報の確認日は各出典を参照

銀行業務を中核に、連結子会社10社と持分法適用関連会社3社でグループを構成しています。営業地域は奈良県を軸に大阪・兵庫・京都・和歌山・三重を加えた6府県で、これに東京営業部が加わります。

2026年3月末の国内拠点は101。主要設備の内訳では奈良県に本店ほか60か店、大阪府に大阪中央営業部ほか17か店、京都府11か店、和歌山県6か店、三重県2か店を構えています。

2017年の信託業務参入以降、遺言信託や遺産整理を他行のように信託銀行の代理店として扱うのではなく自行で運営しており、相続領域の手数料をグループ内に留める構造をつくったのが構造上の特徴です。

2026年3月期の連結経常収益は1,156億65百万円(前期1,030億85百万円から12.2%増)。単体では経常収益1,011億57百万円、経常利益237億21百万円、当期純利益165億23百万円でした。

銀行に一般事業会社の売上高という概念はなく、対応する開示指標は経常収益です。ただし本業の実力を見るなら債券損益を含まないコア業務純益235億円のほうが素直で、この数字が前期の201億円から34億円伸びたことが今期の増益を説明します。

この記事のポイント

  • 奈良県内メインバンク8,071社・シェア60.2%を確保し、2位行932社(6.9%)に対して圧倒的な取引社数差があります(帝国データバンク2024年調査)

  • 2026年3月期の連結経常収益は1,156億65百万円(前期1,030億85百万円から12.2%増)。

    単体では経常収益1,011億57百万円、経常利益237億21百万円、当期純利益165億23百万円でした。

    銀行に一般事業会社の売上高という概念はなく、対応する開示指標は経常収益です。

    ただし本業の実力を見るなら債券損益を含まないコア業務純益235億円のほうが素直で、この数字が前期の201億円から34億円伸びたことが今期の増益を説明します

  • 奈良県内では預金の50.0%、貸出金の48.5%を握り、市場のおよそ半分が南都銀行という構図です。

    ただし独占ではありません。

    県内預金の26.4%は都市銀行、17.1%は信用金庫が持っており、貸出では信用金庫が21.2%と都銀を上回ります。

    注目すべきは県外の位置づけで、ディスクロージャー誌では大阪府でのシェアはまだ低く取引拡大が期待できると自ら書いています。

    ホームマーケットは成熟、県外は開拓余地ありという二層構造が、この銀行の戦略とキャリアの両方を規定しています

  • 2027年3月期の会社予想は連結経常利益325億円、親会社株主に帰属する当期純利益220億円、単体ベースではコア業務純益320億円・経常利益315億円・当期純利益215億円です。

    コア業務純益を235億円から320億円へ36%伸ばす前提は、政策金利上昇に伴う貸出金利息の増加を相当程度見込んだものと読めます。

    株主還元では2026年3月期の年間配当を前期比45円増の215円(配当性向39.5%)とし、2026年4月1日付で1株を5株に分割しました

  • 奈良県は少子高齢化と人口減少が進み、預金シェア50%の市場でこれ以上の量的拡大は難しいと自社のディスクロージャー誌でも明言されています

企業情報

企業名
株式会社南都銀行
業種
銀行(地方銀行)
本社
奈良県
上場
東証プライム(8367)

株式会社南都銀行の事業概要

南都銀行は奈良県内で企業メインバンクシェア60.2%、預金シェア50.0%を占める地域金融機関です。2026年3月期の連結経常収益は1,156億65百万円(前期比12.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は170億62百万円(同26.2%増)で、単体当期純利益165億23百万円は過去最高を更新しました。

銀行本体が東証プライムに上場しており、持株会社体制はとっていません。

事業内容

銀行業務を中核に、連結子会社10社と持分法適用関連会社3社でグループを構成しています。営業地域は奈良県を軸に大阪・兵庫・京都・和歌山・三重を加えた6府県で、これに東京営業部が加わります。2026年3月末の国内拠点は101。

主要設備の内訳では奈良県に本店ほか60か店、大阪府に大阪中央営業部ほか17か店、京都府11か店、和歌山県6か店、三重県2か店を構えています。2017年の信託業務参入以降、遺言信託や遺産整理を他行のように信託銀行の代理店として扱うのではなく自行で運営しており、相続領域の手数料をグループ内に留める構造をつくったのが構造上の特徴です。

事業セグメント

株式会社南都銀行は銀行業務・リース業務・その他、3つの事業領域を展開しています。

銀行業務

外部顧客経常収益999億36百万円・構成

預金・貸出・為替に加え、信託業務、ストラクチャードファイナンス、市場運用を担う中核セグメントです。2026年3月期のセグメント利益は237億21百万円で、連結経常利益248億20百万円のほぼ全量をここが稼いでいます。従業員も連結2,352人のうち2,169人がこのセグメントに属します。

リース業務

外部顧客経常収益118億97百万円・構成

グループのリース会社が担う設備リース事業です。外部顧客経常収益118億97百万円は連結の1割を占めますが、セグメント利益は67百万円にとどまります。収益貢献よりも法人取引の接点を厚くする役割が大きいセグメントだと読むのが自然です。

その他

外部顧客経常収益37億1百万円・構成比3

信用保証業務、不動産賃貸・管理業務、ソフトウエア開発等業務、クレジットカード業務、証券業務を束ねた区分です。外部顧客経常収益は37億1百万円と小さい一方、セグメント利益17億66百万円はリース業務の26倍。従業員も信用保証145人、クレジットカード44人と分散しています。

業績・売上

公表されている業績情報

2026年3月期の連結経常収益は1,156億65百万円(前期1,030億85百万円から12.2%増)。単体では経常収益1,011億57百万円、経常利益237億21百万円、当期純利益165億23百万円でした。銀行に一般事業会社の売上高という概念はなく、対応する開示指標は経常収益です。

ただし本業の実力を見るなら債券損益を含まないコア業務純益235億円のほうが素直で、この数字が前期の201億円から34億円伸びたことが今期の増益を説明します。

株式会社南都銀行の強み

  • 1奈良県内メインバンク8,071社・シェア60.2%を確保し、2位行932社(6.9%)に対して圧倒的な取引社数差があります(帝国データバンク2024年調査)
  • 2奈良県39市町村のうち37市町村の指定金融機関を務めており、地方公共団体との取引が預金基盤の安定に直結しています
  • 32017年の信託業務参入は地方銀行として10年ぶり。遺言信託・遺産整理を自行運営しているため、相続案件の手数料が外部の信託銀行へ流出しません
  • 42026年3月期のOHR(単体・コア業務粗利益ベース)は64.2%と前期から3.1ポイント改善しました。人件費・物件費の増加を資金利益の伸びが上回った結果です
  • 5自己資本比率(国内基準)は連結12.82%・単体12.38%で、中期経営計画のターゲットレンジ11〜12%を上回ります。資本を成長投資に振り向ける余地が残っています

業界ポジション・競合

業界ポジション

奈良県内では預金の50.0%、貸出金の48.5%を握り、市場のおよそ半分が南都銀行という構図です。ただし独占ではありません。県内預金の26.4%は都市銀行、17.1%は信用金庫が持っており、貸出では信用金庫が21.2%と都銀を上回ります。

注目すべきは県外の位置づけで、ディスクロージャー誌では大阪府でのシェアはまだ低く取引拡大が期待できると自ら書いています。ホームマーケットは成熟、県外は開拓余地ありという二層構造が、この銀行の戦略とキャリアの両方を規定しています。

主な競合企業都市銀行各行。奈良県内預金の26.4%、貸出金の18.5%を都銀が押さえており、法人メイン先の奪い合いが続いています、奈良県内の信用金庫。県内預金シェア17.1%、貸出金シェア21.2%と貸出では都銀を上回り、小口法人と個人で正面からぶつ、京都銀行。京都府南部と奈良県北部で商圏が重なり、南都銀行は京都府に木津支店ほか10か店を置いて対峙しています、紀陽銀行。和歌山県を地盤とし、南都銀行の和歌山県6か店エリアおよび大阪南部で競合します、池田泉州銀行。大阪府の中小企業融資で競合し、南都銀行が伸ばしたい県外市場の主要プレーヤーです

成長戦略

株式会社南都銀行が公表している方向性

2025年度から2027年度の中期経営計画は「人財の力で地域の活力を創造する」。自ら考え行動し地域の課題を解決する人財の創出と、地域を支え続けられる健全な経営の2軸です。本業収益の伸びと政策金利引き上げの影響を織り込み、2027年度目標をROE(連結)8.5%以上、連結当期純利益300億円以上、OHR(連結)55%未満、エンゲージメントスコア75点以上、女性管理職比率20%以上へ上方修正しました。

上位計画は2020〜2029年度の「なんとミッションと10年後に目指すゴール」で、奈良県のGDPを2016年度比10%増やすという地域経済そのものを目標変数に据えている点が、一般的な地銀の中計とは設計思想から異なります。

将来性を見るポイント

2027年3月期の会社予想は連結経常利益325億円、親会社株主に帰属する当期純利益220億円、単体ベースではコア業務純益320億円・経常利益315億円・当期純利益215億円です。コア業務純益を235億円から320億円へ36%伸ばす前提は、政策金利上昇に伴う貸出金利息の増加を相当程度見込んだものと読めます。株主還元では2026年3月期の年間配当を前期比45円増の215円(配当性向39.5%)とし、2026年4月1日付で1株を5株に分割しました。

2027年3月期は分割後ベースで年56円を予定しています。

リスク・課題

転職前に確認したい事業上の論点

  • 奈良県は少子高齢化と人口減少が進み、預金シェア50%の市場でこれ以上の量的拡大は難しいと自社のディスクロージャー誌でも明言されています
  • 2026年3月期に有価証券残高を1兆5,544億円から1兆3,780億円へ1,764億円圧縮しました。ポートフォリオ再構築の途上にあり、金利・市況の変動を受けやすい局面です
  • 県外、とりわけ大阪府では都市銀行と他地銀の競合が厳しく、シェア拡大が計画どおり進まなければ2027年度の連結当期純利益300億円目標に届きません

まとめ: 株式会社南都銀行の事業内容・強み・将来性

  1. 収益の柱は今も銀行業務ですが、セグメント利益で見るとその他区分(信用保証・クレジットカード・証券など)の17億66百万円が、リース業務の67百万円を大きく上回ります。

    グループ会社の稼ぎ方は規模順ではないと理解しておくと面接で話が噛み合います

  2. 奈良県は人口減少が続き、預金シェア50%の市場で量的拡大は望みにくい状況です。

    大阪府での貸出拡大と、信託・ストラクチャードファイナンスによる非金利収益の伸ばし方を自分の言葉で語れるかが選考の分かれ目になります

  3. 2026年3月期は有価証券残高を1兆5,544億円から1兆3,780億円へ1,764億円圧縮しました。

    IR資料でこの判断の背景を確認してから応募すると、志望動機の解像度が一段上がります

  4. 2027年3月期の会社予想は連結経常利益325億円・親会社株主に帰属する当期純利益220億円。

    単体コア業務純益320億円という計画値と、直近実績235億円との差をどう埋めるかが当面の論点です

株式会社南都銀行の掲載求人(15件)

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職種別の求人数

職種求人数
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営業職7件

営業2件

その他2件

専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)1件

技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)1件

企画・管理1件

金融系専門職1件

調査・編集方針

キャリビー編集部が、公式サイト・IR・採用情報・公開求人・口コミサイトなどの公開情報を検索し、 必要に応じてAIを補助利用して整理しています。確認できない企業固有情報は掲載せず、 転職判断に影響する条件は、各出典と応募時点の求人票で最新情報を確認してください。

出典・参考情報

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株式会社南都銀行の関連ページ

よくある質問

Q.株式会社南都銀行はどんな事業をしている?
A.銀行業務を中核に、連結子会社10社と持分法適用関連会社3社でグループを構成しています。営業地域は奈良県を軸に大阪・兵庫・京都・和歌山・三重を加えた6府県で、これに東京営業部が加わります。2026年3月末の国内拠点は101。主要設備の内訳では奈良県に本店ほか60か店、大阪府に大阪中央営業部ほか17か店、京都府11か店、和歌山県6か店、三重県2か店を構えています。2017年の信託業務参入以降、遺言信託や遺産整理を他行のように信託銀行の代理店として扱うのではなく自行で運営しており、相続領域の手数料をグループ内に留める構造をつくったのが構造上の特徴です。
Q.株式会社南都銀行の強みは?
A.奈良県内メインバンク8,071社・シェア60.2%を確保し、2位行932社(6.9%)に対して圧倒的な取引社数差があります(帝国データバンク2024年調査)。奈良県39市町村のうち37市町村の指定金融機関を務めており、地方公共団体との取引が預金基盤の安定に直結しています。2017年の信託業務参入は地方銀行として10年ぶり。遺言信託・遺産整理を自行運営しているため、相続案件の手数料が外部の信託銀行へ流出しません。2026年3月期のOHR(単体・コア業務粗利益ベース)は64.2%と前期から3.1ポイント改善しました。人件費・物件費の増加を資金利益の伸びが上回った結果です。自己資本比率(国内基準)は連結12.82%・単体12.38%で、中期経営計画のターゲットレンジ11〜12%を上回ります。資本を成長投資に振り向ける余地が残っています
Q.株式会社南都銀行の将来性は?
A.2027年3月期の会社予想は連結経常利益325億円、親会社株主に帰属する当期純利益220億円、単体ベースではコア業務純益320億円・経常利益315億円・当期純利益215億円です。コア業務純益を235億円から320億円へ36%伸ばす前提は、政策金利上昇に伴う貸出金利息の増加を相当程度見込んだものと読めます。株主還元では2026年3月期の年間配当を前期比45円増の215円(配当性向39.5%)とし、2026年4月1日付で1株を5株に分割しました。2027年3月期は分割後ベースで年56円を予定しています。
Q.株式会社南都銀行の競合企業は?
A.都市銀行各行。奈良県内預金の26.4%、貸出金の18.5%を都銀が押さえており、法人メイン先の奪い合いが続いています、奈良県内の信用金庫。県内預金シェア17.1%、貸出金シェア21.2%と貸出では都銀を上回り、小口法人と個人で正面からぶつ、京都銀行。京都府南部と奈良県北部で商圏が重なり、南都銀行は京都府に木津支店ほか10か店を置いて対峙しています などが挙げられます。
Q.株式会社南都銀行の業界でのポジションは?
A.奈良県内では預金の50.0%、貸出金の48.5%を握り、市場のおよそ半分が南都銀行という構図です。ただし独占ではありません。県内預金の26.4%は都市銀行、17.1%は信用金庫が持っており、貸出では信用金庫が21.2%と都銀を上回ります。注目すべきは県外の位置づけで、ディスクロージャー誌では大阪府でのシェアはまだ低く取引拡大が期待できると自ら書いています。ホームマーケットは成熟、県外は開拓余地ありという二層構造が、この銀行の戦略とキャリアの両方を規定しています。
Q.株式会社南都銀行の成長戦略は?
A.2025年度から2027年度の中期経営計画は「人財の力で地域の活力を創造する」。自ら考え行動し地域の課題を解決する人財の創出と、地域を支え続けられる健全な経営の2軸です。本業収益の伸びと政策金利引き上げの影響を織り込み、2027年度目標をROE(連結)8.5%以上、連結当期純利益300億円以上、OHR(連結)55%未満、エンゲージメントスコア75点以上、女性管理職比率20%以上へ上方修正しました。上位計画は2020〜2029年度の「なんとミッションと10年後に目指すゴール」で、奈良県のGDPを2016年度比10%増やすという地域経済そのものを目標変数に据えている点が、一般的な地銀の中計とは設計思想から異なります。
Q.株式会社南都銀行の公開求人は何件ありますか?
A.東証プライム上場企業の株式会社南都銀行は現在15件の公開求人があります。営業職・営業・その他を中心に奈良県・大阪府で募集しています。
Q.株式会社南都銀行の求人の想定年収レンジは?
A.求人の想定年収は400〜1000万円(中央値800万円)です。営業職などの職種や経験年数により異なります。