株式会社TOKAIコミュニケーションズの事業内容・強み・将来性
ページ表示時点: 2026年10月 | 公開情報の確認日は各出典を参照
祖業は1977年設立の焼津ケーブルビジョンで、ビック東海を経て2011年10月にTOKAIコミュニケーションズへ商号変更した。現在はTOKAIホールディングス(東証プライム・証券コード3167)の情報通信事業を担う中核子会社であり、法人向けにはBroadLineブランドの回線サービス、データセンター、システムインテグレーションを、個人向けには@T COMとLIBMOを提供している。
CATV事業者からスタートし、ADSL、法人通信、クラウドSIへと約50年かけて業態を移してきた経緯が、いまの事業構成の背景にある。
単体売上高は2021年度554億29百万円から2025年度644億27百万円へ、4年で16.2%伸びた。2025年度は前年度624億78百万円に対して3.1%増、経常利益は35億01百万円から42億61百万円へ21.7%増と、売上より利益の伸びが大きい。
親会社TOKAIホールディングスの情報通信事業セグメントも2026年3月期に売上618億円(前期比4.7%増)、営業利益44億1千万円(同24.0%増)を計上している。単体決算とセグメント決算は集計範囲が異なるため、数字を並べるときは区別して読む必要がある。
この記事のポイント
約12,000kmの自社光ファイバ網と静岡・岡山の自社データセンターを両方保有し、回線とサーバを1社で完結できる
単体売上高は2021年度554億29百万円から2025年度644億27百万円へ、4年で16.2%伸びた。
2025年度は前年度624億78百万円に対して3.1%増、経常利益は35億01百万円から42億61百万円へ21.7%増と、売上より利益の伸びが大きい。
親会社TOKAIホールディングスの情報通信事業セグメントも2026年3月期に売上618億円(前期比4.7%増)、営業利益44億1千万円(同24.0%増)を計上している
国内のデータセンター市場はNTT・KDDI・ソフトバンクの総合キャリア系と、さくらインターネットやIIJのような投資規模の大きい独立系が上位を占める。
同社はその中で、静岡を地盤にしつつ東京・名古屋・大阪・岡山へ拠点を伸ばした準広域型に位置する。
設備規模で正面から競うのではなく、AWSネットワークコンピテンシーという限られた認定を軸に閉域接続で差をつける戦い方を選んでいる
親会社は2027年3月期に連結売上高2,600億円(前期比6.2%増)、営業利益190億円(同1.6%増)を計画する。
増収率に対して増益率が抑えられているのは、利益率の改善よりトップラインの拡大を優先する構えの表れと読める。
生成AI需要でデータセンター投資が加速する局面と重なるため、自社設備を持つ側の強みを収益へ変換できるかが数年先の分かれ目になる
情報通信事業の利益は法人向けとクラウドの伸びに依存し、個人向けブロードバンドとLIBMOの契約数は大きく伸びていない
企業情報
- 企業名
- 株式会社TOKAIコミュニケーションズ
- 業種
- 情報通信
- 本社
- 静岡県
株式会社TOKAIコミュニケーションズの事業概要
静岡市葵区に本社を置く通信インフラ事業者で、約12,000kmの自社光ファイバ網と静岡・岡山の自社データセンターを軸に、法人向け回線からAWS導入支援までを一気通貫で手がける。2025年度の単体売上高は644億27百万円、経常利益は42億61百万円に達した。
事業内容
祖業は1977年設立の焼津ケーブルビジョンで、ビック東海を経て2011年10月にTOKAIコミュニケーションズへ商号変更した。現在はTOKAIホールディングス(東証プライム・証券コード3167)の情報通信事業を担う中核子会社であり、法人向けにはBroadLineブランドの回線サービス、データセンター、システムインテグレーションを、個人向けには@T COMとLIBMOを提供している。CATV事業者からスタートし、ADSL、法人通信、クラウドSIへと約50年かけて業態を移してきた経緯が、いまの事業構成の背景にある。
事業セグメント
株式会社TOKAIコミュニケーションズは通信事業・データセンター事業・システムインテグレーション事業、3つの事業領域を展開しています。
通信事業
約12,000kmの自社光ファイバ網を保有し、キャリア向け卸と法人向けのBroadLineを展開する。2013年に岡山・香川・大阪まで西進しており、静岡ローカルにとどまらない回線基盤を持つ点が他の地域通信事業者との差になっている。
データセンター事業
静岡(焼津)と岡山の自社データセンターを24時間365日体制で運用し、ハウジングからメールシステム、仮想サーバなどのクラウドサービスまでを提供する。回線とデータセンターを自社で握るため、閉域接続の品質を自前でコントロールできる。
システムインテグレーション事業
設計・構築から運用保守までを請け負い、AWSの導入・移行支援に強みを持つ。2023年10月にAWSプレミアティアサービスパートナーへ昇格し、国内14社目の認定となった。AWSネットワークコンピテンシーも併せて保有する。
業績・売上
公表されている業績情報
単体売上高は2021年度554億29百万円から2025年度644億27百万円へ、4年で16.2%伸びた。2025年度は前年度624億78百万円に対して3.1%増、経常利益は35億01百万円から42億61百万円へ21.7%増と、売上より利益の伸びが大きい。親会社TOKAIホールディングスの情報通信事業セグメントも2026年3月期に売上618億円(前期比4.7%増)、営業利益44億1千万円(同24.0%増)を計上している。
単体決算とセグメント決算は集計範囲が異なるため、数字を並べるときは区別して読む必要がある。
株式会社TOKAIコミュニケーションズの強み
- 1約12,000kmの自社光ファイバ網と静岡・岡山の自社データセンターを両方保有し、回線とサーバを1社で完結できる
- 22023年10月にAWSプレミアティアサービスパートナーへ昇格。国内14社目で、AWSネットワークコンピテンシーも併せ持つ
- 3AWSとの閉域接続サービスは2025年5月時点で2,000回線を突破し、ネットワークを入口にクラウド案件へ入り込める
- 4親会社の継続顧客347.1万件という基盤に相乗りでき、単独の通信事業者より法人開拓の初速が出しやすい
- 51977年の焼津ケーブルビジョン設立以来、CATVからADSL、法人通信、クラウドへ主戦場を替えてきた転換の実績
業界ポジション・競合
| 業界ポジション | 国内のデータセンター市場はNTT・KDDI・ソフトバンクの総合キャリア系と、さくらインターネットやIIJのような投資規模の大きい独立系が上位を占める。同社はその中で、静岡を地盤にしつつ東京・名古屋・大阪・岡山へ拠点を伸ばした準広域型に位置する。設備規模で正面から競うのではなく、AWSネットワークコンピテンシーという限られた認定を軸に閉域接続で差をつける戦い方を選んでいる。 |
|---|---|
| 主な競合企業 | インターネットイニシアティブ(IIJ):法人向け閉域接続とマネージドサービスで真正面から競合する、さくらインターネット:石狩を中心にデータセンターと計算基盤へ集中投資する独立系、NTTPCコミュニケーションズ:NTT系の法人向けネットワークとホスティングを手がける、オプテージ:関西電力系の地域通信事業者で、自社回線とデータセンターを併せ持つ、ブロードバンドタワー:都心型データセンターとハウジングに特化した上場事業者 |
成長戦略
株式会社TOKAIコミュニケーションズが公表している方向性
親会社は2026年度から2028年度を対象に「Triple Accel Strategy」を掲げ、静岡で確立した事業モデルをエリア拡大とM&Aで全国へ広げる方針を打ち出した。情報通信事業では2026年3月期のセグメント営業利益が24.0%増と、売上の伸び(4.7%増)を上回っている。個人向けブロードバンドやモバイルの契約数が横ばい圏にある中で、法人・クラウド側が利益を押し上げる構図がはっきりしてきた。
将来性を見るポイント
親会社は2027年3月期に連結売上高2,600億円(前期比6.2%増)、営業利益190億円(同1.6%増)を計画する。増収率に対して増益率が抑えられているのは、利益率の改善よりトップラインの拡大を優先する構えの表れと読める。生成AI需要でデータセンター投資が加速する局面と重なるため、自社設備を持つ側の強みを収益へ変換できるかが数年先の分かれ目になる。
リスク・課題
転職前に確認したい事業上の論点
- 情報通信事業の利益は法人向けとクラウドの伸びに依存し、個人向けブロードバンドとLIBMOの契約数は大きく伸びていない
- 親会社の2027年3月期計画は増収6.2%に対し営業利益1.6%増にとどまり、利益率の改善は織り込まれていない
- OpenWorkの口コミ傾向には意思決定の初動が遅いという指摘があり、クラウド領域の速度競争では制約になりうる
まとめ: 株式会社TOKAIコミュニケーションズの事業内容・強み・将来性
回線・データセンター・システムインテグレーションのどこに配属されるかで身につくスキルが変わる。
応募前に募集職種がどの柱に属するかを確認しておく
AWS案件の比率を面接で聞き、プレミアティア認定を支える技術者としてどこまで実務を任されるのかを具体的に確かめる
静岡本社と東京本部で職種構成が異なるため、勤務地の希望は初回面談の段階で伝えておく
親会社の情報通信セグメントの決算資料はIRサイトで公開されている。
事業の伸び方を自分で確認してから志望動機を組み立てる
株式会社TOKAIコミュニケーションズの掲載求人(17件)
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職種別の求人数
| 職種 | 求人数 |
|---|---|
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| 営業職 | 5件 |
| 企画・管理 | 2件 |
| 事務・アシスタント | 2件 |
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技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)7件
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【浜松町】アプリケーションエンジニア◆AWSプレミアティアサービスパートナー
【静岡市】インフラエンジニア◇AWSプレミアティアサービスパートナー/フルフレックス・在宅可
【静岡市】プリセールス ※高技術なスキル身につく◆AWSプレミアティアサービスパートナー
【大阪市】インフラエンジニア※AWSの構築に携われる◆AWSプレミアティアサービスパートナー
【大阪市】インフラエンジニア◇AWSプレミアティアサービスパートナー/フルフレックス・在宅可
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営業職5件
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事務・アシスタント2件
営業1件
調査・編集方針
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出典・参考情報
本文の根拠として確認した公開情報です。制度・数値・選考内容は変更される場合があります。
- 事業概要|株式会社TOKAIコミュニケーションズ
- 会社概要|株式会社TOKAIコミュニケーションズ
- セグメントハイライト|株式会社TOKAIホールディングス
- 業績・財務ハイライト|株式会社TOKAIホールディングス
- AWSプレミアティアサービスパートナーに昇格|TOKAIコミュニケーションズ
- AWSとの閉域接続サービスが2,000回線を突破|TOKAIホールディングス
- 株式会社TOKAIコミュニケーションズ 公式サイト
- 国税庁 法人番号公表サイト
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