双日プラネット株式会社の事業内容・強み・将来性
最終更新: 2026年8月 | 双日プラネット株式会社の事業内容・強み・将来性を徹底分析
双日プラネット株式会社は双日株式会社(東証プライム上場)の100%子会社で、合成樹脂専門商社として業界No.1のポジションを確立しています。2004年にニチメン合成樹脂部門・日商岩井プラスチック・蝶理プラテクノの3社統合で設立され、第39期(2025年3月期)の売上高は444億円(前年比+9.59%)、純利益は18.5億円を計上。
資本金30億円(準備金含む203億円)の規模で、樹脂関連・包装資材・電子材料・環境の4分野で国内外に事業を展開しています。
国内では大手樹脂メーカーの一次代理店としてOA機器・家電・自動車・住設向けに合成樹脂を供給し、海外では米国(Sojitz Plastics America、American Biaxis)やフィンランド(Biaxis Oy)に製造・販売拠点を持ちます。成長戦略として「食品包材」「グリーンプラスチック・リサイクル」「次世代自動車部品」の3領域を柱に据え、LiB負極バインダー用SBRラテックスでは世界的サプライヤーのポジションも確立しています。
この記事のポイント
第39期(2025年3月期)売上高444億円(前年比+9.59%)、純利益18.5億円を計上。
資本金30億円(準備金含む203億円)で、売上高は第35期(2020年度)の974億円(連結)から着実に成長基調にある。
合成樹脂専門商社No.1として国内大手樹脂メーカーの一次代理店を多数務め、OA機器・家電・自動車・住設など幅広い産業分野に供給。
LiB負極バインダー用SBRラテックスでは世界的サプライヤーのポジションを確立。
米国にSojitz Plastics America・American Biaxis・Metton America、フィンランドにBiaxis Oyと、海外4拠点に製造・販売会社を持つグローバル体制を構築している。
成長戦略の3本柱は「食品包材」「グリーンプラスチック・リサイクル」「次世代自動車部品(EV向け新材料)」。
バイオマス樹脂や海洋生分解性樹脂など環境対応素材の取り扱いを拡大中。
競合の長瀬産業(売上高9,728億円)や稲畑産業(同8,327億円)は化学品全般の総合商社だが、双日プラネットは合成樹脂特化の専門性と双日グループの信用力・ネットワークを両立する独自ポジションを持つ。

企業情報
- 企業名
- 双日プラネット株式会社
- 本社
- 大阪府
双日プラネット株式会社の事業概要
双日プラネットは双日グループの合成樹脂専門商社で、合成樹脂専門では業界No.1を標榜。2004年にニチメン合成樹脂部門・日商岩井プラスチック・蝶理プラテクノの3社統合で設立され、第39期(2025年3月期)の売上高は444億円、純利益18.5億円を計上。
樹脂関連・包装資材・電子材料・環境の4分野で国内外に事業展開する。
事業内容
双日株式会社(東証プライム上場)の100%子会社で、総合商社の化学本部事業会社として位置づけられる。合成樹脂原料・製品を中心に、輸出入・国内取引・外国間取引を自社で完結できるノウハウと体制を持つ。国内では多数の大手樹脂メーカーの一次代理店として高い販売実績を持ち、OA機器・家電・自動車・住設など幅広い産業分野に合成樹脂を供給している。
設立経緯としては、2004年にニチメンの合成樹脂部門、日商岩井プラスチック、蝶理プラテクノの3社が統合して「プラネット」として発足し、2007年4月に「双日プラネット」へ改名した。
事業セグメント
双日プラネット株式会社は樹脂関連(樹脂原料分野)・包装資材分野・電子材料分野(モビリティ・エレクトロニクス)など4事業を展開しています。
樹脂関連(樹脂原料分野)
汎用樹脂から高機能樹脂、プラスチック弾性体まで幅広く取り扱う主力事業。OA機器・家電・自動車・住設向けに大手メーカーの一次代理店として供給。グリーンポリエチレンやバイオマス樹脂、海洋生分解性樹脂などサステナブル素材の取り扱いも拡大中。
LiB負極バインダー用SBRラテックスで世界的サプライヤーのポジションも確立している。
包装資材分野
食品包装材料を中心とした包装資材・合成樹脂の販売・輸出入を手がける。包装機械の販売も行う。米国子会社のSojitz Plastics America Inc.やAmerican Biaxis Inc.(二軸延伸ナイロンフィルム製造)を通じて欧米市場にも展開。
成長領域の一つに「食品包材」を掲げ、生活様式の変化に対応する製品供給を推進している。
電子材料分野(モビリティ・エレクトロニクス)
液晶・光学部品、プリント基板などの電子材料、高機能原料・電子部品の販売・輸出入を展開。電子機器受託生産(EMS)にも対応。次世代自動車(EV等)向けの部品・素材ビジネスを成長領域に位置づけ、自動車の電動化に伴う新材料需要の取り込みを図っている。
環境・再生エネルギー分野
太陽光発電設備や成形加工機械の販売・輸出入を手がける。グリーンプラスチック・リサイクル分野を成長領域に掲げ、循環型経済への移行に対応するビジネスモデルの構築を進めている。
業績・売上
業績データ
第39期(2025年3月期)の売上高は444億400万円(前年比+9.59%)、純利益は18億5,100万円(前年比-2.68%)。IFRS連結ベースでは1,080億円(2023年3月期)との公開データもあり、連結と単体で数値が異なる。資本金は30億円(準備金を含むと203億円)。
売上高は増収基調にあり、第35期決算(2020年度)の売上高974億円から着実に成長している。
双日プラネット株式会社の強み
- 1合成樹脂専門商社として業界No.1のポジション。国内大手樹脂メーカーの一次代理店として長年の取引実績と信頼関係を築いている
- 2総合商社・双日のグローバルネットワークを活用でき、輸出入・国内・外国間取引を自社完結できる体制は専門商社にはない独自の強み
- 3LiB(リチウムイオン電池)負極バインダー用SBRラテックスで世界的サプライヤーのポジションを確立。EV市場の拡大に伴い需要増が見込まれる
- 43社統合(ニチメン・日商岩井・蝶理)により蓄積された多様な顧客基盤とサプライヤーネットワーク
- 5米国(Sojitz Plastics America、American Biaxis、Metton America)やフィンランド(Biaxis Oy)に製造・販売拠点を持ち、グローバル展開を実現
業界ポジション・競合
| 業界ポジション | 合成樹脂専門商社としては業界No.1を標榜。売上高444億円(単体)は長瀬産業(9,728億円)や稲畑産業(8,327億円)と比較すると規模は小さいが、これらは化学品全般を扱う総合化学品商社であり、合成樹脂に特化した専門性では双日プラネットが優位。総合商社グループの信用力とネットワークを持ちながら、専門商社としての深い業界知識と顧客密着型の営業を両立している点がユニークなポジション。 |
|---|---|
| 主な競合企業 | 長瀬産業(化学品専門商社最大手、売上高約9,728億円。独立系で取扱製品が幅広い)、稲畑産業(住友化学系の化学品商社、売上高約8,327億円。アジア市場に強み)、CBC(旧中央物産、化学品専門商社。平均年収が業界トップクラス)、蝶理(東レグループの繊維・化学品商社。双日プラネットの設立母体の一つ蝶理プラテクノはこの蝶理の子会社だった)、KDA(旧共和化学工業、合成樹脂専門の中堅商社) |
成長戦略
双日プラネット株式会社の成長戦略
3つの成長領域を戦略の柱に据えている。第一に「食品包材」で、欧米を中心に生活様式の変化に対応する製品供給を推進し、中国・アジアにも展開。第二に「グリーンプラスチック・リサイクル」で、バイオマス樹脂や海洋生分解性樹脂の取り扱いを拡大し、循環型経済への移行を事業機会に転換する。
第三に「次世代自動車部品」で、EV化に伴う新材料需要を取り込む。親会社の双日は中期経営計画で化学事業において「トレードの強靭化と製造業への強みの拡張」を方針に掲げており、双日プラネットもこの方向性に沿って川下の製造事業への投資を進めている。
将来性
プラスチック業界は環境規制の強化(脱プラスチック・リサイクル義務化)とEVシフトという二つの構造変化に直面しており、双日プラネットはこれを脅威ではなく事業機会と捉えている。グリーンプラスチック・リサイクル事業への注力は時流に合致し、LiB材料でのポジションはEV市場の成長と連動する。一方で従来型の汎用樹脂トレードは価格競争と環境規制で利幅が縮小する可能性がある。
双日グループの総合力を活かしたグローバル展開と、製造業への事業領域拡張が中長期の成長を左右する。
入社理由
双日プラネット株式会社への入社理由として「合成樹脂専門商社No.1の企業で、プラスチック業界を深く学べる。汎用樹脂から高機能材料まで幅広い製品知識が身につく」など5件が挙げられています。
入社の決め手
- 合成樹脂専門商社No.1の企業で、プラスチック業界を深く学べる。汎用樹脂から高機能材料まで幅広い製品知識が身につく
- 総合商社グループに属しながら専門商社の機動性を持つ、独自のポジションで働ける
- グリーンプラスチックやEV向け材料など、社会課題の解決に直結する成長領域に携われる
- 海外子会社(米国・フィンランド)があり、グローバルなビジネス経験を積む機会がある
- 双日グループの安定した経営基盤と福利厚生を享受しながら、専門性の高いキャリアを築ける
リスク・課題
把握しておくべきリスク
- 環境規制の強化による脱プラスチックの潮流は、合成樹脂専門商社のビジネスモデルに構造的な影響を与える可能性がある。グリーンプラスチックへの転換が遅れれば、既存事業の縮小リスクが高まる
- 親会社の双日の経営方針変更やグループ再編によって、双日プラネットの事業領域や組織体制が影響を受けるリスクがある。100%子会社であるため、独自の意思決定に制約がある
- 原料価格や為替の変動が利益率に直接影響する商社特有のリスク。合成樹脂原料は石油化学製品であり、原油価格の変動に業績が左右されやすい
まとめ: 双日プラネット株式会社の事業内容・強み・将来性
合成樹脂専門商社No.1の企業で、総合商社グループの信用力と専門商社の機動性を併せ持つ。
プラスチック業界でキャリアを築きたい転職者にとって業界知識と取引基盤の両面で魅力的な環境。
LiB材料やグリーンプラスチックなどEV・環境領域での成長ポジションがあり、従来型の汎用樹脂トレードだけでなく将来性のある分野に携われる。
売上高444億円・純利益18.5億円と財務基盤は堅実で、双日100%子会社としての経営安定性が高い。
海外拠点(米国・フィンランド)でのグローバル経験の機会もある。
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職種別の求人数
| 職種 | 求人数 |
|---|---|
| 営業 | 1件 |
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よくある質問
Q.双日プラネット株式会社はどんな事業をしている?
Q.双日プラネット株式会社の強みは?
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Q.双日プラネット株式会社への入社理由で多いものは?
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