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ウチダエスコ株式会社の事業内容・強み・将来性

ページ表示時点: 2026年9月 | 公開情報の確認日は各出典を参照

ウチダエスコ株式会社は、内田洋行と合弁で1970年に設立された事務機械サービス会社「ウチダサービス株式会社」と、同じく内田洋行と合弁で1972年に設立されたシステム開発会社「株式会社ウチダ・コンピュータエンジニアリング」が1987年に対等合併して発足した、内田洋行グループのICTエンジニアリング会社である。報告セグメントは、ネットワークシステムの設計・施工・運用管理サービスやハードウェア保守サービス及びメーカーリペアサービスを担う「ICTサービス事業」、オフィスの設計・施工サービスやOAサプライ用品等の販売を担う「オフィスシステム事業」、ソフトウェアの開発・サポート・運用保守サービスを担う「ソリューションサービス事業」の3事業である(2021年7月期決算短信より)。

2021年7月期(2020年7月21日〜2021年7月20日、連結)の売上高は211億547万円(前期比+22.4%)、営業利益28億5,543万円(同+66.8%)、経常利益28億6,226万円(同+66.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益20億2,354万円(同+69.8%)で、いずれも過去最高を更新した(2021年7月期決算短信より)。この急拡大は、文部科学省のGIGAスクール構想による学校向けICT機器の導入需要が2023年度までの計画から2020年度に前倒しされたことが主因で、親会社の内田洋行向け売上高は114億4,368万円(前期は62億571万円)に達し、全社売上高に占める割合は36.0%から54.2%へ上昇した(2021年7月期決算短信・TOB意見表明文書より)。

この記事のポイント

  • 全国約30拠点のサービス網を核に、特定メーカーに依存せず複数メーカーの機器に対応できる「マルチベンダー保守サービス」を展開している(公式サイトより)

  • 2021年7月期(2020年7月21日〜2021年7月20日、連結)の売上高は211億547万円(前期比+22.4%)、営業利益28億5,543万円(同+66.8%)、経常利益28億6,226万円(同+66.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益20億2,354万円(同+69.8%)で、いずれも過去最高を更新した(2021年7月期決算短信より)。

    同社は2022年5月27日付で上場廃止となったため、この予想を上回る実績が出たかどうかは確認できていない

  • 2021年7月期の連結売上高は211億円規模で、全国約30拠点のマルチベンダー保守網と、親会社である内田洋行が持つ学校・自治体向け(文教市場)の商流を組み合わせた中堅ICTエンジニアリング会社という位置づけにある(2021年7月期決算短信・公式沿革より)。

    同期の売上高の54.2%が親会社の内田洋行向けであり、独立した事業会社というよりも内田洋行グループの文教・公共ICT案件を実行する機能会社としての性格が強い(2021年7月期決算短信・TOB意見表明文書より)

  • 文部科学省のGIGAスクール構想による学校向けICT機器の特需は2020年度に前倒しされた反動で、2022年7月期の連結業績予想は売上高155億円(前期比△26.6%)、経常利益11億円(同△61.6%)と大幅な減収減益が見込まれていた(2021年7月期決算短信より)。

    TOB意見表明文書でも、GIGAスクール構想による需要の前倒しは一過性であり、今後は既存ビジネスの再構築が必要と内田洋行自身が認識していたことが明記されている(2021年12月3日付TOB意見表明文書より)

  • 文部科学省のGIGAスクール構想による学校向けICT機器の特需は前倒し実施の反動が生じており、2022年7月期の連結業績予想では売上高が前期比26.6%減、経常利益が同61.6%減と大幅な落ち込みが見込まれていた(2021年7月期決算短信より)

企業情報

企業名
ウチダエスコ株式会社
本社
東京都

ウチダエスコ株式会社の事業概要

ネットワーク総合サービスやマルチベンダー保守、自治体・学校向けソリューション、オフィスシステムサービスの4領域を展開する内田洋行グループのICTエンジニアリング会社。2021年7月期(上場廃止前最終決算)の連結経常利益は前期比+66.6%と急拡大したが、その大半はGIGAスクール構想の特需によるもので、2022年7月期は反動減が見込まれていた。

事業内容

ウチダエスコ株式会社は、内田洋行と合弁で1970年に設立された事務機械サービス会社「ウチダサービス株式会社」と、同じく内田洋行と合弁で1972年に設立されたシステム開発会社「株式会社ウチダ・コンピュータエンジニアリング」が1987年に対等合併して発足した、内田洋行グループのICTエンジニアリング会社である。報告セグメントは、ネットワークシステムの設計・施工・運用管理サービスやハードウェア保守サービス及びメーカーリペアサービスを担う「ICTサービス事業」、オフィスの設計・施工サービスやOAサプライ用品等の販売を担う「オフィスシステム事業」、ソフトウェアの開発・サポート・運用保守サービスを担う「ソリューションサービス事業」の3事業である(2021年7月期決算短信より)。複数メーカーの機器を横断して保守できる「マルチベンダー保守サービス」を核に、小中学校・高校向けの教育ICT分野で厚い実績を持つ。

2022年5月27日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場の上場を廃止し、親会社である内田洋行の完全子会社となった。

事業セグメント

ウチダエスコ株式会社はICTサービス事業・オフィスシステム事業・ソリューションサービス事業、3つの事業領域を展開しています。

ICTサービス事業

78.2%

ネットワークシステムの設計・施工・運用管理サービス、ハードウェア保守サービス及びメーカーリペアサービスを担う中核事業。2021年7月期の外部売上高は165億813万円、セグメント利益は28億8,574万円で、全社のセグメント利益合計の大半をこの事業が生み出している(2021年7月期決算短信より)。

オフィスシステム事業

17.3%

オフィスの設計・施工サービスやOAサプライ用品等の販売を担う事業。2021年7月期の外部売上高は36億5,658万円、セグメント利益は9,356万円だった(2021年7月期決算短信より)。

ソリューションサービス事業

4.5%

ソフトウェアの開発・サポート・運用保守サービスを担う事業。2021年7月期の外部売上高は9億4,077万円だったが、セグメント損益は1億2,387万円の損失で、3事業の中で唯一赤字だった(2021年7月期決算短信より)。

業績・売上

公表されている業績情報

2021年7月期(2020年7月21日〜2021年7月20日、連結)の売上高は211億547万円(前期比+22.4%)、営業利益28億5,543万円(同+66.8%)、経常利益28億6,226万円(同+66.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益20億2,354万円(同+69.8%)で、いずれも過去最高を更新した(2021年7月期決算短信より)。この急拡大は、文部科学省のGIGAスクール構想による学校向けICT機器の導入需要が2023年度までの計画から2020年度に前倒しされたことが主因で、親会社の内田洋行向け売上高は114億4,368万円(前期は62億571万円)に達し、全社売上高に占める割合は36.0%から54.2%へ上昇した(2021年7月期決算短信・TOB意見表明文書より)。同社自身、この需要の前倒しは一過性であり今後は既存ビジネスの再構築が必要と認識しており、2022年7月期の連結業績予想は売上高155億円(前期比△26.6%)、経常利益11億円(同△61.6%)と大幅な減収減益を見込んでいた(2021年7月期決算短信より)。

同社は2022年5月27日付で上場廃止となったため、この予想を上回る実績が出たかどうかは確認できていない。

ウチダエスコ株式会社の強み

  • 1全国約30拠点のサービス網を核に、特定メーカーに依存せず複数メーカーの機器に対応できる「マルチベンダー保守サービス」を展開している(公式サイトより)
  • 2内田洋行グループの一員として、小中学校・高校向けの教育ICT分野で厚い顧客基盤を持ち、GIGAスクール構想関連の需要を大きく取り込んだ(2021年7月期決算短信より)
  • 32021年7月期の自己資本比率は48.6%(前期47.2%)で、財務基盤は上場廃止前の最終期時点で相応の健全性を保っていた(2021年7月期決算短信より)
  • 4資格取得の受験費用負担に加え、資格手当(上限月5万円)・合格一時金(最大15万円)まで踏み込んだ制度を整え、技術者の専門性向上を後押ししている(公式サイトより)
  • 51989年のApple Computer Japanとの保守契約、1992年のCompaq(現日本HP)との保守契約など、早期から複数メーカーとの保守契約を積み重ねてきた実績がある(2021年12月3日付TOB意見表明文書より)

業界ポジション・競合

2021年7月期の連結売上高は211億円規模で、全国約30拠点のマルチベンダー保守網と、親会社である内田洋行が持つ学校・自治体向け(文教市場)の商流を組み合わせた中堅ICTエンジニアリング会社という位置づけにある(2021年7月期決算短信・公式沿革より)。同期の売上高の54.2%が親会社の内田洋行向けであり、独立した事業会社というよりも内田洋行グループの文教・公共ICT案件を実行する機能会社としての性格が強い(2021年7月期決算短信・TOB意見表明文書より)。業界内での具体的な市場シェアを示す一次情報は確認できていない。

成長戦略

ウチダエスコ株式会社が公表している方向性

2022年に内田洋行の完全子会社となって以降、独自の中期経営計画は公表されていない。完全子会社化にあたって内田洋行が示した狙いは、(1)公共市場と民間市場の双方に顧客基盤を持つ内田洋行との連携体制確立による競争力強化、(2)コーポレート機能やシステムエンジニアなど技術者の集約によるグループ経営資源の最適化、(3)親子上場に伴う潜在的な利益相反の解消、の3点だった(2021年12月3日付TOB意見表明文書より)。内田洋行自身は2021年9月策定の第16次中期経営計画で「新たな競争優位の確立」に向けた「中核事業の再構築」を掲げており、ウチダエスコの保守・キッティング機能はそのグループ戦略に組み込まれる形となっている(同文書より)。

将来性を見るポイント

文部科学省のGIGAスクール構想による学校向けICT機器の特需は2020年度に前倒しされた反動で、2022年7月期の連結業績予想は売上高155億円(前期比△26.6%)、経常利益11億円(同△61.6%)と大幅な減収減益が見込まれていた(2021年7月期決算短信より)。TOB意見表明文書でも、GIGAスクール構想による需要の前倒しは一過性であり、今後は既存ビジネスの再構築が必要と内田洋行自身が認識していたことが明記されている(2021年12月3日付TOB意見表明文書より)。一方で、学校現場のICT環境の維持・更新やヘルプデスク需要、自治体DXは中長期的に続く領域であり、同社が培ったマルチベンダー保守・学校向けソリューションのノウハウとの親和性は高いとみられる(事業特性からの分析)。

ただし2022年5月の上場廃止以降、独自の業績開示が行われていないため、直近の経営状況は確認できない。

リスク・課題

転職前に確認したい事業上の論点

  • 文部科学省のGIGAスクール構想による学校向けICT機器の特需は前倒し実施の反動が生じており、2022年7月期の連結業績予想では売上高が前期比26.6%減、経常利益が同61.6%減と大幅な落ち込みが見込まれていた(2021年7月期決算短信より)
  • 2021年7月期の売上高の54.2%が親会社の内田洋行向けで占められており、特定顧客への依存度が高い(2021年7月期決算短信・TOB意見表明文書より)
  • 2022年5月の上場廃止以降、独自の有価証券報告書等が公表されておらず、直近の業績・財務状況を外部から確認しにくい

まとめ: ウチダエスコ株式会社の事業内容・強み・将来性

  1. 上場廃止後は独自の業績開示がないため、直近の経営状況が気になる場合は面接で直接質問するとよい

  2. 売上の半分超を親会社の内田洋行向けが占める構造や、GIGAスクール構想特需の反動による2022年7月期の減収減益見通しを理解した上で、志望動機に反映するとよい

  3. マルチベンダー保守や学校・自治体向けソリューションといった事業の強みと、内田洋行グループでの位置づけ(完全子会社化の経緯)を理解しておくと、面接での質問にも答えやすくなる

  4. 主力事業が誰のどの課題を解決しているかを見る

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調査・編集方針

キャリビー編集部が、公式サイト・IR・採用情報・公開求人・口コミサイトなどの公開情報を検索し、 必要に応じてAIを補助利用して整理しています。確認できない企業固有情報は掲載せず、 転職判断に影響する条件は、各出典と応募時点の求人票で最新情報を確認してください。

出典・参考情報

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よくある質問

Q.ウチダエスコ株式会社はどんな事業をしている?
A.ウチダエスコ株式会社は、内田洋行と合弁で1970年に設立された事務機械サービス会社「ウチダサービス株式会社」と、同じく内田洋行と合弁で1972年に設立されたシステム開発会社「株式会社ウチダ・コンピュータエンジニアリング」が1987年に対等合併して発足した、内田洋行グループのICTエンジニアリング会社である。報告セグメントは、ネットワークシステムの設計・施工・運用管理サービスやハードウェア保守サービス及びメーカーリペアサービスを担う「ICTサービス事業」、オフィスの設計・施工サービスやOAサプライ用品等の販売を担う「オフィスシステム事業」、ソフトウェアの開発・サポート・運用保守サービスを担う「ソリューションサービス事業」の3事業である(2021年7月期決算短信より)。複数メーカーの機器を横断して保守できる「マルチベンダー保守サービス」を核に、小中学校・高校向けの教育ICT分野で厚い実績を持つ。2022年5月27日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場の上場を廃止し、親会社である内田洋行の完全子会社となった。
Q.ウチダエスコ株式会社の強みは?
A.全国約30拠点のサービス網を核に、特定メーカーに依存せず複数メーカーの機器に対応できる「マルチベンダー保守サービス」を展開している(公式サイトより)。内田洋行グループの一員として、小中学校・高校向けの教育ICT分野で厚い顧客基盤を持ち、GIGAスクール構想関連の需要を大きく取り込んだ(2021年7月期決算短信より)。2021年7月期の自己資本比率は48.6%(前期47.2%)で、財務基盤は上場廃止前の最終期時点で相応の健全性を保っていた(2021年7月期決算短信より)。資格取得の受験費用負担に加え、資格手当(上限月5万円)・合格一時金(最大15万円)まで踏み込んだ制度を整え、技術者の専門性向上を後押ししている(公式サイトより)。1989年のApple Computer Japanとの保守契約、1992年のCompaq(現日本HP)との保守契約など、早期から複数メーカーとの保守契約を積み重ねてきた実績がある(2021年12月3日付TOB意見表明文書より)
Q.ウチダエスコ株式会社の将来性は?
A.文部科学省のGIGAスクール構想による学校向けICT機器の特需は2020年度に前倒しされた反動で、2022年7月期の連結業績予想は売上高155億円(前期比△26.6%)、経常利益11億円(同△61.6%)と大幅な減収減益が見込まれていた(2021年7月期決算短信より)。TOB意見表明文書でも、GIGAスクール構想による需要の前倒しは一過性であり、今後は既存ビジネスの再構築が必要と内田洋行自身が認識していたことが明記されている(2021年12月3日付TOB意見表明文書より)。一方で、学校現場のICT環境の維持・更新やヘルプデスク需要、自治体DXは中長期的に続く領域であり、同社が培ったマルチベンダー保守・学校向けソリューションのノウハウとの親和性は高いとみられる(事業特性からの分析)。ただし2022年5月の上場廃止以降、独自の業績開示が行われていないため、直近の経営状況は確認できない。
Q.ウチダエスコ株式会社の業界でのポジションは?
A.2021年7月期の連結売上高は211億円規模で、全国約30拠点のマルチベンダー保守網と、親会社である内田洋行が持つ学校・自治体向け(文教市場)の商流を組み合わせた中堅ICTエンジニアリング会社という位置づけにある(2021年7月期決算短信・公式沿革より)。同期の売上高の54.2%が親会社の内田洋行向けであり、独立した事業会社というよりも内田洋行グループの文教・公共ICT案件を実行する機能会社としての性格が強い(2021年7月期決算短信・TOB意見表明文書より)。業界内での具体的な市場シェアを示す一次情報は確認できていない。
Q.ウチダエスコ株式会社の成長戦略は?
A.2022年に内田洋行の完全子会社となって以降、独自の中期経営計画は公表されていない。完全子会社化にあたって内田洋行が示した狙いは、(1)公共市場と民間市場の双方に顧客基盤を持つ内田洋行との連携体制確立による競争力強化、(2)コーポレート機能やシステムエンジニアなど技術者の集約によるグループ経営資源の最適化、(3)親子上場に伴う潜在的な利益相反の解消、の3点だった(2021年12月3日付TOB意見表明文書より)。内田洋行自身は2021年9月策定の第16次中期経営計画で「新たな競争優位の確立」に向けた「中核事業の再構築」を掲げており、ウチダエスコの保守・キッティング機能はそのグループ戦略に組み込まれる形となっている(同文書より)。
Q.ウチダエスコ株式会社の公開求人は何件ありますか?
A.ウチダエスコ株式会社は現在13件の公開求人があります。営業職・技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)・技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場)を中心に東京都・大阪府で募集しています。
Q.ウチダエスコ株式会社の求人の想定年収レンジは?
A.求人の想定年収は400〜650万円(中央値525万円)です。営業職などの職種や経験年数により異なります。
Q.ウチダエスコ株式会社はどんな職種を募集していますか?
A.主な募集職種は営業職・技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)・技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場)・製造・技術です。勤務地は東京都・大阪府・愛知県が中心です。