ダイハツ工業株式会社の事業内容・強み・将来性
最終更新: 2026年8月 | ダイハツ工業株式会社の事業内容・強み・将来性を徹底分析
ダイハツ工業株式会社は軽自動車を中心とした自動車メーカーで、国内軽自動車市場では2006年度から2022年度まで17年連続で首位を記録したとされています(公表値)。2016年8月にトヨタ自動車の完全子会社となり、連結売上高は2兆5,749億円(2023年3月期)、連結従業員数は4万6,191人(2023年3月末時点)とされています。
2023年には型式指定の認証申請に関する不正行為が発覚し、2024年1月には3車種の型式指定取消という行政処分を受けました。同年4月には「軽自動車を中心に据えたモビリティカンパニー」を目指す方針を公表し、企業風土改革と軽自動車のBEV化を両輪で進めています。
この記事のポイント
国内軽自動車市場で2006〜2022年度に17年連続首位(公表値)、直近シェアは26.6〜33.4%程度とされています。
2016年にトヨタ自動車の完全子会社化。
連結売上高2兆5,749億円(2023年3月期)。
2023年発覚の認証不正問題により、2024年1月に3車種の型式指定が取り消されました。
2024年4月公表の方針で、軽自動車のBEV化と海外小型車事業のトヨタとの機能統合を進めています。
主要競合はスズキ・ホンダ・日産・三菱自動車です。

企業情報
- 企業名
- ダイハツ工業株式会社
- 本社
- 滋賀県
ダイハツ工業株式会社の事業概要
ダイハツ工業は軽自動車を中心とした自動車メーカーで、国内軽自動車市場で26.6〜33.4%程度のシェアを持つとされています。2016年にトヨタ自動車の完全子会社となり、2023年には型式指定の認証不正問題が発覚し、企業風土改革を進めています。
事業内容
軽自動車やコンパクトカーの開発・製造・販売を主力とし、「タント」「ロッキー」などの車種を展開しています。2016年8月にトヨタ自動車による完全子会社化が実施され、現在はトヨタが100%の株式を保有しています(公表値)。インドネシア・マレーシアなど新興国での小型車生産も手掛け、トヨタグループの新興国戦略における中核的な役割を担っています。
事業セグメント
ダイハツ工業株式会社は国内軽自動車事業・海外小型車事業など2事業を展開しています。
国内軽自動車事業
国内軽自動車市場シェア26.6〜33.4タント・ロッキーなどを中心に、国内軽自動車市場で高いシェアを持つ主力事業です。
海外小型車事業
インドネシア(1992年〜)・マレーシア(1994年〜)を拠点に新興国向け小型車を生産しており、トヨタグループの新興国戦略の中核を担っています。
業績・売上
業績データ
連結売上高は2兆5,749億円(2023年3月期、公表値)、連結従業員数は4万6,191人(2023年3月末時点)とされています。2023年の世界生産台数は178万台規模でした。トヨタの完全子会社化以降、単独での有価証券報告書公表がないため、直近年度の詳細な財務数値は確認できませんでした。
ダイハツ工業株式会社の強み
- 1国内軽自動車市場で長年トップシェアを維持してきた開発・生産ノウハウ
- 2「良品廉価」なものづくりを軸とした軽自動車専業メーカーとしての専門性
- 3インドネシア・マレーシアでの新興国小型車事業における実績
- 4トヨタグループの経営基盤による安定性
業界ポジション・競合
| 業界ポジション | 国内軽自動車市場では2006年度から2022年度まで17年連続で首位を記録したとされ、直近の集計では26.6〜33.4%程度のシェアを持つとされています(調査主体により数値に幅があります)。 |
|---|---|
| 主な競合企業 | スズキ、ホンダ、日産自動車、三菱自動車 |
成長戦略
ダイハツ工業株式会社の成長戦略
2024年4月公表の「今後の事業の方向性」では、軽自動車を中心に据えたモビリティカンパニーを目指す方針が示されました。軽自動車のBEV(電気自動車)化にも挑戦するとしており、海外の新興国小型車事業ではトヨタの「Toyota Compact Car Company」に開発・認証機能を統合する体制へ移行するとされています。
将来性
軽自動車のBEV化や、トヨタとの開発・認証機能の統合再編など、事業体制の見直しが進められています。一方で、2023年に発覚した認証不正問題を受けた信頼回復が今後の事業の前提となっており、再発防止策の定着状況が中期的な業績にも影響すると考えられます。
入社理由
ダイハツ工業株式会社への入社理由として「トヨタグループとしての経営基盤の安定性」など4件が挙げられています。
入社の決め手
- トヨタグループとしての経営基盤の安定性
- 軽自動車専業メーカーとしての専門性の高さ
- 研修制度の充実(階層別教育・自己啓発支援等)
- 有給休暇取得率の高さなど働きやすさ
リスク・課題
把握しておくべきリスク
- 2023年に発覚した型式指定の認証不正問題を受けた行政処分(3車種の型式指定取消)と、それに伴う信頼回復の途上にあるという課題
- 軽自動車市場や電動化対応など、業界全体の構造変化への対応
- 海外新興国小型車事業でのトヨタとの機能統合再編に伴う組織体制の変化
まとめ: ダイハツ工業株式会社の事業内容・強み・将来性
軽自動車専業メーカーとしての専門性と、トヨタグループの経営基盤を両面から理解しておきましょう。
認証不正問題後の企業風土改革の進捗を踏まえて事業リスクを判断するのがおすすめです。
BEV化など今後の事業方向性への関心が高い人には成長機会がある領域と言えます。
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