日本カーソリューションズ株式会社の事業内容・強み・将来性
最終更新: 2026年8月 | 日本カーソリューションズ株式会社の事業内容・強み・将来性を徹底分析
日本カーソリューションズ(略称NCS)は、法人向けオートリースを主力とする東京・秋葉原の事業会社です。2025年度の売上高は2,178億円、経常利益155億円、総資産4,552億円、管理台数は約70万台(同社業績ハイライト)。
全国40拠点と約16,000の提携整備工場という物理ネットワークが、この台数規模を現場で支えています。
資本構成は東京センチュリーが59.5%、NTTが40.5%(同社会社概要)。リース金融と通信という出自の異なる2社が、ほぼ拮抗した比率で株式を持つ形はオートリース各社のなかでも独特です。
長期発行体格付AA・国内CP格付J-1プラスという調達条件も、この株主構成と切り離しては読めません。法人番号は8010401059346、設立は1987年2月20日です。
この記事のポイント
2025年度の売上高2,178億円を管理台数約70万台で割ると、1台あたり年間31万円前後。
リース料に加えメンテナンス受託と損害保険代理の手数料が積み上がる構造が、この単価に表れています。
取引社数は約37,000社、拠点は全国40カ所、提携整備工場は約16,000工場。
経験者採用ページによれば営業目標の内訳は既存顧客7割・新規3割で、既存基盤の維持拡大が営業活動の中心に置かれています。
オートリース市場全体の車両保有台数は2025年3月末で約435万台、前年同期比103.8%(矢野経済研究所)。
集計定義が同一ではないため単純比較はできませんが、NCSの約70万台は市場のおよそ6分の1に相当する台数規模です。
2026年7月にBEVバッテリーの故障や容量低下に対応するメンテナンスサービス、同月に品質保証付きリユースEVの取扱を相次いで開始(同社ニュースリリース)。
EVを売る側ではなく、使い終わった後の残価と保守に商機を置く動きが鮮明です。
2012年にISO39001(道路交通安全マネジメント)を取得し、テレマティクス「NCSドライブドクター」は2010年に提供を開始。
車両を貸すだけでなく事故削減まで請け負う点が、価格競争から距離を取る手立てになっています。

企業情報
- 企業名
- 日本カーソリューションズ株式会社
- 業種
- リース・レンタル(オートリース)
- 本社
- 東京都
日本カーソリューションズ株式会社の事業概要
法人向けオートリースを主力に、管理台数約70万台・取引社数約37,000社を抱える事業会社です。2025年度の売上高は2,178億円、経常利益155億円、総資産4,552億円。
株主は東京センチュリー59.5%とNTT40.5%で、リース金融と通信という異なる出自の2社が支える資本構成になっています。
事業内容
祖業は自動車のリース業務ですが、収益の実態はそれだけではありません。同社が定款上の事業として掲げるのは、各種自動車のリース業務・メンテナンス受託業務・損害保険代理業の3本柱です。2005年10月にエヌ・ティ・ティ・オートリースとセンチュリー・オート・リースが合併して現在の商号になり、通信系と金融系の顧客基盤が一つの会社に統合されました。
約37,000社という取引社数と全国40拠点の営業網は、この合併がもたらした資産といえます。
事業セグメント
日本カーソリューションズ株式会社は法人向けオートリース・テレマティクス(NCSドライブドクター)・自動車保険・メンテナンス受託など3事業を展開しています。
法人向けオートリース
社用車の調達から管理、リース満了後の売却までを一括で引き受ける主力事業です。管理台数は約70万台にのぼり、車両部がリース満了車の売却価格を設計して利益を最大化する役割を担っています。
テレマティクス(NCSドライブドクター)
2010年に提供を開始した車両運行データのサービスです。AI搭載ドライブレコーダーが運転を解析し、危険運転を管理者にメールで通知します。同社は自社車両にも導入し、走行100kmあたりの危険運転0.4件以下という基準で運用しています。
自動車保険・メンテナンス受託
損害保険代理業として顧客の保険設計と手続きを代行し、約16,000の提携工場を通じて整備を手配します。リース料以外の継続的な手数料収入がここから生まれます。
業績・売上
業績データ
2025年度の売上高は2,178億円、経常利益155億円、当期純利益21億円、総資産4,552億円(同社業績ハイライト)。経常利益と当期純利益の開きが大きい点は数字として目を引きますが、その要因は公表資料に明示がなく、非上場のため有価証券報告書での確認もできません。過去の単体決算では2020年3月期の売上高1,981億5,300万円・当期純利益79億8,900万円が官報決算公告で確認できます(官報決算データベース)。
集計範囲が単体と連結で異なるため増減率の算出は避けますが、総資産が4,254億円から4,552億円へと積み上がっている点は、リース資産の残高が伸びていることの傍証になります。
日本カーソリューションズ株式会社の強み
- 1東京センチュリー59.5%とNTT40.5%という株主構成が、そのまま法人顧客への紹介経路になっています。営業が「株主や関連企業とのネットワークを活かした新規取引創出」を職種紹介で明言している点は他社にない条件です。
- 2約16,000の提携整備工場網により、全国どこの拠点の車両でも整備手配が完結します。管理台数約70万台の規模を維持できているのは、この工場網の広さに支えられています。
- 32012年のISO39001取得と社内資格RTSアドバイザー(年約20名育成、累計約200名)により、安全管理をサービスとして売れる体制を内製しています。リース料の値引き勝負に持ち込まれにくい差別化要因です。
- 4長期発行体格付AA・国内CP格付J-1プラスという調達条件は、車両を大量に保有するリース事業のコスト構造に直結します。金利環境が変わる局面ほど効いてくる強みです。
- 52026年7月の品質保証付きリユースEVとBEVバッテリー保守サービスの立ち上げにより、EVのリース満了後の出口を自社で設計し始めています。残価リスクを収益に変える設計です。
業界ポジション・競合
| 業界ポジション | オートリース市場の車両保有台数は2025年3月末で約435万台(矢野経済研究所)。オリックス自動車が国内車両管理台数141.9万台、住友三井オートサービスが約102万台と公表するなか、NCSの約70万台は集計定義の差を割り引いても上位グループに位置します。台数首位を争うポジションではなく、テレマティクスと安全管理を束ねた提案で単価を守る戦い方を選んでいるのが実態です。 |
|---|---|
| 主な競合企業 | オリックス自動車(国内車両管理台数141.9万台と公表しており台数では国内最大手)、住友三井オートサービス(管理台数は約102万台規模とされる大手)、三菱オートリース(商社・金融系の資本を背景とする法人リース大手)、トヨタモビリティサービス(自動車メーカー系列のフリート管理事業者) |
成長戦略
日本カーソリューションズ株式会社の成長戦略
2026年に入ってからの動きが方向性を端的に示しています。6月に移動式給電車MESTA Genを使った建設・土木現場向けオフグリッド電源共有サービスの協業を開始し、7月には秀浦機工の株式を取得、同月に品質保証付きリユースEVとBEVバッテリーのメンテナンスサービスを立ち上げました。車両を貸す事業から、電力とバッテリーを含む周辺領域へ商材を広げる動きが半年で連続しています。
将来性
矢野経済研究所は、環境意識の高い大手企業や自治体を中心にBEV導入の相談件数が着実に増加している一方、車両コストと充電インフラが依然として課題であり、短期的にはハイブリッド車への入れ替えが最適解と分析しています。NCSがバッテリー保守とリユースEVを同時に手がけ始めたのは、この過渡期の不安をリース事業者側が引き受ける構図に賭けたということでしょう。法人フリートの電動化が進むほど、残価と保守の目利きが利益率を左右します。
入社理由
日本カーソリューションズ株式会社への入社理由として「管理台数約70万台・取引社数約37,000社という基盤の上で営業ができます。既存7割・新規3割という目標配分は、ゼロから開拓し続ける消耗戦とは性質が異なります。」など5件が挙げられています。
入社の決め手
- 管理台数約70万台・取引社数約37,000社という基盤の上で営業ができます。既存7割・新規3割という目標配分は、ゼロから開拓し続ける消耗戦とは性質が異なります。
- 自社掲載求人では社内SE(アプリ・インフラ)が想定年収700万〜850万円と提示され、営業職の600万〜750万円を上回るレンジになっています。事業会社のIT部門としての位置づけが給与に反映されています。
- リース満了車の売却価格設計を担う車両部、SFA・CRM導入を進めるDX推進など、営業以外の職種が独立して募集されています。中古車業界やIT出身者が事業側に転じる受け皿があります。
- 2026年のリユースEV・BEVバッテリー保守の立ち上げ期に参画できます。既に完成した商材を売るのではなく、値付けと保証設計から関われる時期です。
- 非上場ながら長期発行体格付AAを維持し、株主2社の与信を背景に事業を回しています。景気変動に対する耐性を重視する人には判断材料になります。
リスク・課題
把握しておくべきリスク
- 法人向けオートリースは既に多くの企業が導入済みで、新規提案が実質的に他社からの切り替え提案になりやすい領域です。口コミでも価格競争の激しさを指摘する声が出ています(転職会議の投稿傾向より)。
- 2025年度は経常利益155億円に対し当期純利益21億円と差が開いています。要因は公表資料で説明されておらず、非上場のため詳細な内訳を外部から確認する手段が限られます。
- EVの残価とバッテリー劣化の見立てを誤れば、リース満了時の売却損として直接跳ね返ります。リユースEV事業はその読みを収益化する試みであると同時に、リスクを取りに行く選択でもあります。
まとめ: 日本カーソリューションズ株式会社の事業内容・強み・将来性
面接では「なぜオートリースか」だけでなく「なぜテレマティクスとEV残価まで手がける会社か」まで踏み込むと、事業構造の理解が伝わります。
2026年のリユースEV・BEVバッテリー保守の2件は必ず押さえておきたい材料です。
非上場のため有価証券報告書はなく、公表数値は業績ハイライトと官報決算公告に限られます。
年収や制度の詳細は同社の求人票と口コミの傾向を突き合わせて判断するのが現実的です。
同業のオリックス自動車・住友三井オートサービス・三菱オートリースと比べ、NCSは株主2社の顧客基盤を経由した法人開拓に特色があります。
競合の企業ページと並べて営業スタイルの差を確認しておくと志望動機が具体化します。
キャリビーに掲載中の同社求人は営業だけでなく社内SE・DX推進・車両売却まで広がっています。
事業ページと働き方ページを行き来して、職種ごとの立ち位置を確かめてください。
日本カーソリューションズ株式会社の掲載求人(17件)
キャリビーに掲載中の日本カーソリューションズ株式会社の求人です。職種・勤務地で絞り込んで、転職の判断材料にしてください。
職種別の求人数
| 職種 | 求人数 |
|---|---|
| 営業職 | 6件 |
| 技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア) | 5件 |
| 営業 | 3件 |
| 技術職(機械・電気) | 2件 |
| 企画・管理 | 1件 |
職種で絞り込む
エリアで絞り込む
全17件
営業職6件
【車関連業界出身者歓迎】リース車両契約管理◆土日祝休/未経験からキャリアチェンジ可/年収605万円~
【高松/法人営業経験者歓迎】オートリース法人営業◆土日祝休/U・Iターン歓迎/単身赴任手当有
【札幌/金融・車営業経験者歓迎】オートリース法人営業◆土日祝休/U・Iターン歓迎/単身赴任手当有
【松山/ディーラー出身者歓迎】オートリース営業◆土日祝休み/単身赴任手当あり/U・Iターン歓迎
【モビリティ・損保経験者歓迎】ソリューション提案営業・推進◆土日祝休/在宅可/時差勤務制度あり◆
【札幌/ディーラー出身者歓迎】オートリース法人営業◆土日祝休み/年収605万円~/単身赴任手当あり
技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)5件
【業界経験不問/東京】社内SE(インフラ)◆上流工程中心/在宅可・残業20~30h/育成制度充実
【東京】社内SE(アプリ)◆上流工程中心/在宅可・残業20~30h/育成制度充実
【東京/秋葉原】DX推進◇SFA・CRMツールの導入推進、BIの導入推進◇土日祝休み/NTT安定基盤
【業種経験不問/東京】社内SE(アプリ)◆上流工程中心/在宅可・残業20~30h/育成制度充実
【東京】社内SE(インフラ)◆上流工程中心/在宅可・残業20~30h/育成制度充実
営業3件
技術職(機械・電気)2件
企画・管理1件
出典・参考情報
日本カーソリューションズ株式会社をさらに詳しく調べる
転職先を総合的に判断するため、複数の観点から企業を分析しましょう。
日本カーソリューションズ株式会社の関連ページ
よくある質問
Q.日本カーソリューションズ株式会社はどんな事業をしている?
Q.日本カーソリューションズ株式会社の強みは?
Q.日本カーソリューションズ株式会社の将来性は?
Q.日本カーソリューションズ株式会社への入社理由で多いものは?
Q.日本カーソリューションズ株式会社の競合企業は?
Q.日本カーソリューションズ株式会社の業界でのポジションは?
Q.日本カーソリューションズ株式会社の成長戦略は?
Q.日本カーソリューションズ株式会社の公開求人は何件ありますか?

