保育士の平均年収は391万円【2026年最新】
保育士の平均年収は391万円です。 全国平均460万円と比較して69万円低い水準にあります。 経験年数や企業規模、地域によって年収は大きく異なるため、以下のデータで詳しく確認してください。
保育士の年収データ
391万円
-69万円平均年収(全国平均 460万円)

保育士の年収事情
市場の動向と需要
保育士は待機児童問題を背景に全国的に需要が高く、自治体や国による処遇改善策が段階的に拡充されている職種です。保育の無償化や企業主導型保育の増加で、働く場所の選択肢も広がっています。
一方で依然として他職種に比べ年収が低い傾向があり、処遇改善は継続的な課題として認識されています。
年収に影響する要因
保育士の年収は勤務する園の種類(公立・私立認可・認可外・企業主導型)と地域に大きく左右されます。公立保育園は地方公務員の給与テーブルが適用されるため、勤続年数に応じて安定的に年収が上がります。
私立園は運営法人によって差が大きく、処遇改善等加算の活用状況も異なります。都市部は住宅手当や地域手当がつく場合があり、手取りが増えることがあります。
今後のキャリアと年収の展望
主任保育士・園長へのキャリアアップは年収向上の主なルートです。保育士等キャリアアップ研修の修了で処遇改善加算の上乗せ対象になる仕組みもあります。
保育の経験を活かして、児童発達支援施設や放課後デイサービスなど福祉領域への転身も選択肢です。行政の子育て支援部門への転職も、保育士資格が活きるキャリアパスです。
全国平均との比較
出典: 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和5年) / 国税庁「民間給与実態統計調査」(令和5年分)
保育士は全国平均を69万円下回っていますが、経験年数やスキルの向上によって年収アップが見込めます。
年代別 平均年収カーブ
出典: 国税庁「民間給与実態統計調査」(令和5年分)(令和5年分(2023年))

保育士の年収を「総報酬」で見る
求人票や有価証券報告書に出てくる「年収」は、多くの場合あくまで額面(基本給+賞与)です。実際に手にする報酬を比べるなら、株式報酬や各種手当まで含めた総報酬(トータルコンペンセーション)で見る必要があります。
基本給(ベースサラリー)
毎月固定で支払われる給与。住宅ローン審査や退職金・賞与の算定基礎になり、総報酬の中でも最も安定した土台になります。
賞与(ボーナス)
年1〜2回支給される一時金。業績連動の比率が高い企業ほど変動が大きく、求人票の「想定年収」にどこまで含まれるかは要確認です。一般的な目安は基本給の2〜4ヶ月分ですが、業界差が大きい部分です。
株式報酬(RSU・ストックオプション)
外資系・メガベンチャー・SaaS企業で比重が大きい要素。RSU(譲渡制限付株式)は付与時点で評価額が読める一方、ストックオプションは将来の株価次第で価値が変わります。額面年収に表れにくいため、総報酬で比較しないと実態を取り違えます。
サインオンボーナス(入社一時金)
前職の未確定賞与やストックの補填として、入社時に一度だけ支払われる一時金。外資・即戦力採用で提示されることがあり、初年度年収を大きく押し上げます。
各種手当・福利厚生
住宅手当・家族手当・残業代・リモート手当・退職金・確定拠出年金(企業型DC)など。金額換算すると年50〜100万円相当になることもあり、額面が同じでも実質待遇は変わります。
額面年収が約391万円の場合、一般的な配分の目安では基本給が年293〜332万円、賞与が年59〜98万円程度に分かれます(賞与を年収の約15〜25%とした概算で、実際の比率は企業・業界で大きく異なります)。これに株式報酬・各種手当が加わると総報酬はさらに上振れします。あくまで内訳の読み解き方を示す目安で、企業固有の確定値ではありません。
OpenSalary や PROJECT COMP のような投稿・求人票ベースの年収データベースでも、基本給と株式報酬を分けて記録し総報酬で比較する考え方が広がっています(各サービスの公開データ参照)。額面の数字だけでなく、内訳と支給の確実性まで見て判断するのが安全です。
等級・グレード別の年収の上がり方
保育士の年収は、多くの企業で「等級(グレード)」に紐づく給与テーブルで決まります。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和5年)でも、役職が上がるほど所定内給与は明確に高くなり、係長級・課長級・部長級で段階的に水準が上がります。近年はマネジメントに進む管理職ラダーだけでなく、専門性で評価されるIC(Individual Contributor)ラダーを設ける企業が増え、必ずしも部下を持たなくても等級を上げて年収を伸ばせる設計が広がっています。昇給を狙うなら、まず自社の等級定義と次のグレードの要件を把握することが近道です。
保育士で年収を上げるには
保育士としてキャリアアップし、年収を上げるための主なポイントをまとめました。
公立保育園への就職・転職
公立園は地方公務員の給与テーブルが適用され、昇給・賞与・退職金が安定しています。長期的な年収で見ると私立園より有利になるケースが多いです。
主任保育士・園長へのキャリアアップ
キャリアアップ研修の修了や主任・園長への昇格で、処遇改善加算の上乗せ対象になり年収が上がります。
処遇改善加算の手厚い法人への転職
同じ経験年数でも法人によって処遇改善の配分額は異なります。転職時には加算の取得状況と実際の手取り額を確認することが重要です。
児童発達支援・放課後デイなど福祉領域への転身
保育士資格を活かして福祉領域に転身すると、処遇改善手当に加え、別枠の手当が支給されるケースがあり、年収が上がる可能性があります。
保育士の転職時の年収交渉のポイント
保育士として転職する際に、年収交渉で押さえておきたいポイントです。
- 処遇改善等加算I・IIの適用状況と、自身が対象になるかを転職先に確認する
- 主任保育士やリーダー経験がある場合は、役職に対応した報酬を交渉する
- 公立園の場合は給与テーブルが公開されていることが多いため、事前に確認して見通しを立てる
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