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年収・給与12分で読めます

年収から手取りを計算する方法【早見表・控除の内訳】

公開 2026-01-12更新 2026-03-08

この記事の要点

  • 1手取り=年収−(税金+社会保険)。年収が上がるほど手取り率は下がる
  • 2目安は年収の75〜85%だが、扶養・住居・地域で差が出る
  • 3節税(iDeCo/ふるさと納税)と転職の組み合わせが強い

監修・執筆者

平井 貴大

BeyondLeap株式会社 代表取締役 / 元リクルート事業開発・マーケ / 元プライム上場企業子会社代表

リクルートで事業開発・マーケティング・海外駐在を経験後、東証プライム上場企業の子会社代表取締役に就任。人材関連サービスを複数ゼロから立ち上げ、全事業の黒字化とスケールを達成。「すべての人が輝ける世界へ」をミッションに掲げ、AIと人のハイブリッドで一人ひとりに最適なキャリア支援を届けるためBeyondLeapを創業。

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手取りの計算式(まずは全体像)

手取り額は次の式で決まります。

手取り=年収−(所得税+住民税+社会保険料)

社会保険料には健康保険・厚生年金・雇用保険などが含まれます。さらに会社によっては持株会・社宅費・財形などが差し引かれる場合もあります。

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年収別の手取り早見表(概算)

前提:独身・扶養なし・標準的な加入条件の概算です。

・年収300万円 → 手取り約240万円(月20万円)
・年収400万円 → 手取り約315万円(月26万円)
・年収500万円 → 手取り約390万円(月32万円)
・年収600万円 → 手取り約460万円(月38万円)
・年収800万円 → 手取り約590万円(月49万円)
・年収1000万円 → 手取り約720万円(月60万円)

厳密値は控除条件で変わるため、“目安”として活用してください。

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手取りを増やす3つの方向性

1) 控除を増やす(節税):iDeCo、ふるさと納税、医療費控除など
2) 支出を減らす:住居費、固定費の最適化
3) 年収を上げる:転職、昇進、副業

長期的には、やはり“年収そのものを上げる”のが最も効きます。

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控除の内訳を完全理解する——何がいくら引かれているのか

「給与明細を見てもよく分からない」という声をよく聞きます。手取りを正しく理解するためには、何がいくら引かれているのかを把握することが第一歩です。

社会保険料の内訳(年収500万円・独身の場合の概算):

健康保険料:約25万円/年(標準報酬月額に保険料率を掛けて算出。都道府県により異なるが、東京都の場合は約10%で労使折半)
厚生年金保険料:約46万円/年(標準報酬月額×18.3%を労使折半。将来の年金受給額に直結)
雇用保険料:約3万円/年(賃金×0.6%。失業給付や育休給付の原資)
介護保険料:40歳以上のみ。約5万円/年

税金の内訳:
所得税:約14万円/年(課税所得に応じた累進税率。基礎控除48万円、給与所得控除144万円を差し引いた額に対して課税)
住民税:約24万円/年(前年の所得に対して一律10%+均等割5,000円。6月から翌年5月に天引き)

合計控除額:約112万円
手取り:約388万円(月約32万円)

注意すべきは、住民税は前年の所得に基づくという点です。転職で年収が大幅に上がった翌年は、住民税の増加分が想定外の負担になることがあります。逆に、退職して収入が減った年にも前年の高い住民税が課されるため、退職前に貯蓄を確保しておくことが重要です。

私がリクルート時代に見てきた転職者の中でも、「年収100万円アップしたのに手取りが思ったほど増えない」と驚く方は少なくありませんでした。年収500万円→600万円のアップで、手取りの増加は約65万円程度。つまり、額面100万円アップの約65%しか手元に残らないのです。

年収社会保険料所得税住民税手取り手取り率
300万43万5万12万240万80%
500万74万14万24万388万78%
700万103万31万37万529万76%
1000万140万77万62万721万72%

※独身・扶養なし・東京都在住の概算値。実際は個人の条件により異なります。

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節税テクニック完全ガイド——手取りを最大化する5つの方法

年収を上げることと同時に重要なのが「手取りを最大化する」こと。合法的な節税手段を活用することで、同じ年収でも手取りを数十万円増やすことが可能です。

1. iDeCo(個人型確定拠出年金)——節税効果No.1
掛金が全額所得控除の対象。会社員の場合、月額上限は1.2万〜2.3万円(企業年金の有無により異なる)。年間27.6万円を拠出した場合、年収500万円の人なら所得税・住民税の軽減で約8万円の節税効果があります。さらに運用益も非課税。60歳まで引き出せない点がデメリットですが、老後資金の準備と節税を両立できる最強のツールです。

2. ふるさと納税——最も手軽な実質的節税
自己負担2,000円で返礼品(食品、日用品等)を受け取れるため、実質的に手取りが増えます。年収500万円の独身者の場合、約6万円が控除上限の目安。寄付先から届く返礼品の市場価値は寄付額の約30%なので、6万円の寄付で約1.8万円分の返礼品を受け取れます。

3. 医療費控除——10万円超の医療費がある場合
年間の医療費が10万円(または所得の5%)を超えた場合、超過分が所得控除の対象。レーシック、歯列矯正、不妊治療なども対象になるケースがあります。確定申告が必要ですが、忘れずに申請しましょう。

4. 生命保険料控除・住宅ローン控除
生命保険料控除は最大12万円の所得控除。住宅ローン控除は借入残高の0.7%が税額から直接控除されるため、効果が大きいです。年末調整で適用される場合が多いですが、初年度は確定申告が必要です。

5. 副業の経費計上(事業所得の場合)
副業が事業所得に該当する場合、必要経費を計上できます。PC、通信費、書籍代、セミナー代等を経費にすることで、課税所得を圧縮できます。ただし、給与所得との損益通算や「事業所得」の要件は税務署の判断によるため、税理士への相談を推奨します。

これらの節税手段を組み合わせれば、年間15〜30万円の手取り増加が期待できます。「年収を100万円上げる」ことと「節税で手取りを20万円増やす」ことは、実質的にほぼ同じ効果です。

よくある質問

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