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年収・給与14分で読めます

年収交渉のやり方|内定後に失敗しない伝え方テンプレ

公開 2026-03-03更新 2026-03-08

この記事の要点

  • 1交渉は“内定後〜承諾前”が基本。承諾後は難易度が上がる
  • 2希望額は『現年収+市場相場+職務範囲』で根拠を作る
  • 3断られても関係は壊れない。丁寧な言い方と代替案が重要

監修・執筆者

平井 貴大

BeyondLeap株式会社 代表取締役 / 元リクルート事業開発・マーケ / 元プライム上場企業子会社代表

リクルートで事業開発・マーケティング・海外駐在を経験後、東証プライム上場企業の子会社代表取締役に就任。人材関連サービスを複数ゼロから立ち上げ、全事業の黒字化とスケールを達成。「すべての人が輝ける世界へ」をミッションに掲げ、AIと人のハイブリッドで一人ひとりに最適なキャリア支援を届けるためBeyondLeapを創業。

1

交渉のベストタイミングは“承諾前”

年収交渉は、内定通知〜承諾の間が最も自然です。面接中に年収の話を詰めすぎると、動機が条件寄りに見える可能性があります。

2

言い方テンプレ(そのまま使える)

口頭テンプレ
『内定のご連絡ありがとうございます。条件面について一点ご相談があり、可能であれば年収を○○万円でご検討いただけないでしょうか。現職での年収が○○万円であることと、御社で担う業務範囲(○○)を踏まえると妥当と考えております。』

ポイント:感情ではなく“根拠”で話す。

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3

断られた時の代替案

年収が難しい場合でも、
・職位(タイトル)
・入社時の等級
・評価タイミング
・リモート/手当
などで総合的に調整できることがあります。交渉は“戦争”ではなく“調整”です。

4

年収交渉の成功事例3選——実際のやり取りを再現

年収交渉は「理論」よりも「実例」を知ることが最も参考になります。ここでは、BeyondLeapで支援した転職者の実際の交渉事例を紹介します(個人情報は変更しています)。

事例1:30歳・IT営業(年収450万→580万円、+130万円)

【状況】大手SIerの営業から、SaaS企業の営業マネージャーに転職。内定時のオファーは520万円。

【交渉】「ありがとうございます。御社のオファーに大変感謝しております。一点ご相談ですが、現在並行して選考中の企業から560万円のオファーをいただいており、御社が第一志望であることに変わりはありませんが、年収580万円でのご検討は可能でしょうか。前職での法人営業経験5年と、マネジメント候補としての期待値を踏まえ、580万円が妥当と考えております。」

【結果】1週間後に580万円で再オファー。決め手は「他社オファーの具体的な金額」と「マネジメント候補としての価値」の2つの根拠があったこと。

事例2:35歳・経理(年収550万→650万円、+100万円)

【状況】中堅メーカーの経理から、上場企業の経理マネージャーに転職。オファーは600万円。

【交渉メール】
「この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。御社で経理部門の強化に貢献できることを大変嬉しく思います。条件面について一点ご相談があります。現年収が550万円であり、御社で担うマネジメント業務の範囲(チーム5名の統括、月次・四半期決算の責任者)を踏まえると、年収650万円でのご検討をお願いできないでしょうか。前職では決算早期化プロジェクトのリーダーとして、決算期間を10日→6日に短縮した実績がございます。』

【結果】625万円で着地。当初のオファーから25万円アップ。満額ではないが、企業側の予算上限を考慮した落としどころ。

事例3:28歳・Webデザイナー(年収380万→500万円、+120万円)

【状況】Web制作会社からIT企業のUI/UXデザイナーに転職。オファーは450万円。

【交渉】面接中に自身のポートフォリオの成果(CVR30%改善、DAU20%増加等)を定量的にプレゼン。内定後に「データドリブンなUI改善ができるデザイナー」としての市場価値を主張し、500万円を交渉。

【結果】500万円で合意。採用担当者は「デザイナーで成果を数字で語れる人は珍しい」とコメント。

3事例に共通するポイント:
- 感情ではなく「根拠」で話している
- 自分の貢献価値を具体的に示している
- 相手の立場を尊重した丁寧な言い回しを使っている
- 「お願い」ではなく「相談」のスタンスを取っている

5

年収交渉で絶対にやってはいけない5つのNG

年収交渉は「やり方」を間違えると、内定取り消しこそ稀ですが、入社後の評価に悪影響を及ぼすことがあります。以下のNG行動は絶対に避けましょう。

NG1:面接の初期段階で年収の話を切り出す
一次面接で「年収はいくらですか?」と聞くのは、「動機が条件寄り」と見なされるリスクがあります。年収の話は内定後が基本。面接中は「入社後の貢献」に焦点を当てましょう。

NG2:嘘の他社オファー額を伝える
「他社から700万円のオファーがある」と嘘をつくと、最悪の場合バレます。人事同士のネットワークは想像以上に密接。嘘は信頼を根本から崩壊させます。

NG3:「生活費が上がるので」という理由
年収交渉の根拠は「あなたが企業に提供できる価値」であり、「あなたの生活費」ではありません。住宅ローンや子供の教育費は、企業にとっては関係のない話です。

NG4:ultimatum(最後通牒)を出す
「○万円以上でなければ辞退します」という交渉は、相手を追い詰めます。仮に通ったとしても、入社後に「年収に見合う成果を出しているか」を厳しく見られるリスクがあります。

NG5:承諾後に再交渉する
一度承諾した条件を「やっぱり上げてほしい」と覆すのは、信頼関係を大きく損ないます。承諾前に十分に検討し、納得した上で承諾しましょう。

年収交渉は「対等な大人のビジネス交渉」です。感情的にならず、根拠を持って、相手を尊重した上で自分の希望を伝える。このスタンスを守れば、交渉自体がマイナスに働くことはありません。

よくある質問

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