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職務経歴書の無料テンプレート活用ガイド|3形式の使い分けと受かる書き方・例文

公開 2025-02-01更新 2026-06-10

この記事の要点

  • 1職務経歴書のテンプレートは無料のもので十分です。大手転職サイトや転職エージェント、ハローワークなどの公的機関で入手でき、有料のものを買う必要はありません。
  • 2フォーマットは編年体式・逆編年体式・キャリア式の3形式が標準です。迷ったら、直近の経験を最初に示せる逆編年体式を選ぶと大きな失敗がありません。
  • 3作成はWordまたはGoogleドキュメントがおすすめです。Excelはレイアウト崩れが起きやすいため避け、提出時はPDFに変換するのが原則です。
  • 4テンプレートをそのまま埋めるだけでは通過しません。応募求人に合わせて経験の見せ方を変え、実績を数字で示すカスタマイズが通過率を分けます。
  • 5分量はA4で2枚程度が目安です。分量過多・数字のない実績・全社への使い回しは三大失敗なので、提出前に必ずチェックしてください。

監修・執筆者

平井 貴大

平井 貴大

BeyondLeap株式会社 代表取締役 / 元リクルート事業開発・マーケ / 元プライム上場企業子会社代表

リクルートで事業開発・マーケティングを経験後、東証プライム上場企業の子会社代表取締役に就任。採用側として数多くの応募書類に目を通してきた経験をもとに、書類選考を通過する職務経歴書づくりを支援している。AIと人のハイブリッドでキャリア支援を届けるためBeyondLeapを創業した。

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結論:テンプレートは無料で十分。差がつくのは「形式選び」と「中身」

職務経歴書のテンプレートは、無料のものだけで十分に戦えます。有料テンプレートを買う必要はありません。

転職活動を始めて最初につまずきやすいのが職務経歴書です。履歴書と違って決まった様式がなく、白紙から書こうとすると手が止まってしまいます。そこで役立つのが職務経歴書の無料テンプレートです。大手転職サイトや転職エージェント、ハローワークなどの公的機関がWord形式などで無料配布しており、品質面でも実務に十分耐えるものがそろっています。様式そのものに有料・無料の差はほとんどありません。

ただし、ここで一つ質問です。テンプレートをダウンロードして空欄を埋めれば、それだけで書類選考を通過できると思いますか? 答えは残念ながらノーです。採用担当者はテンプレートの見た目ではなく、中に書かれた経験と実績を見ています。同じテンプレートを使っても、通る人と落ちる人がはっきり分かれるのはこのためです。

中途採用では、まず書類選考という関門を越えなければ面接の機会すら得られません。つまり職務経歴書の質は、転職活動全体の入口を左右します。だからこそ、テンプレート選びで終わらせず、中身まで作り込む価値があるのです。

この記事では、次の流れで「無料テンプレートを入手し、受かる職務経歴書に仕上げる」までを一気に解説します。

  • 標準フォーマット3形式(編年体式・逆編年体式・キャリア式)の使い分け
  • 無料テンプレートの主な入手先と選び方
  • Word・Excel・Googleドキュメントのどれで作るべきか
  • そのまま埋めるだけだと落ちる理由と、カスタマイズの要点
  • 職務要約・職務経歴・自己PRの型と職種別例文(営業・事務・エンジニア)

ポイント

テンプレートは「時短の道具」であって「合格の保証」ではありません。テンプレートで浮いた時間を、形式選びと中身の磨き込みに使うのが正しい戦い方です。

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標準フォーマットは3形式。あなたに合うのはどれか

職務経歴書のフォーマットは「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3形式が標準です。経歴の長さと、最もアピールしたい経験の位置で選び分けます。

編年体式は、古い経歴から時系列順に並べる形式です。キャリアの積み上がりを順を追って示せるため、社会人経験が浅い人や、一つの会社・職種で一貫した経歴を持つ人に向いています。第二新卒の応募書類でもよく使われる形式です。

逆編年体式は、直近の経歴から順にさかのぼる形式です。採用担当者が最も知りたい「直近で何をしていたか」が冒頭に来るため、中途採用の書類では最も一般的とされています。直近の経験が応募職種に直結している人や、即戦力性をアピールしたい人に向いています。

キャリア式(職能式)は、時系列ではなく業務分野やプロジェクト単位で経歴をまとめる形式です。技術や専門性を軸に見せられるため、エンジニアなどの専門職、転職回数が多い人、職歴の合間のブランクを目立たせたくない人に向いています。一方で時系列が追いにくいため、経歴の流れを重視する企業向けには、簡単な年表を冒頭に添えるなどの補足があると親切です。

なお、実務では形式を組み合わせる書き方も一般的です。例えば、逆編年体式をベースにしつつ、冒頭に活かせるスキルの要約欄を置けば、即戦力性と専門性の両方を示せます。転職回数が多い人は、冒頭に1〜2行の略歴年表を置いてからキャリア式で詳述すると、経歴の全体像と専門性を両立できます。

迷ったら逆編年体式を選べば大きな失敗はありません。そのうえで、下の表で自分の状況に最も合う形式を確認してください。

注意

形式の優劣よりも「採用担当者が知りたい情報に最短で届くか」が判断基準です。形式選びに何日も悩むくらいなら、逆編年体式で書き始めて、必要に応じて後から組み替えるほうが早く仕上がります。

形式並べ方向いている人注意点
編年体式古い経歴から時系列順社会人経験が浅い人・第二新卒・一貫した経歴の人直近の強みが後半に来て埋もれやすい
逆編年体式直近の経歴からさかのぼる転職者全般・直近の経験で勝負する人キャリア初期の経験はアピールしにくい
キャリア式(職能式)業務分野・プロジェクト単位エンジニア等の専門職・転職回数が多い人時系列が追いにくく補足が要る場合がある

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無料テンプレートの主な入手先。それぞれの特徴と選び方

無料テンプレートの入手先は、大きく「転職サイト」「転職エージェント」「ハローワークなどの公的機関」「オフィスソフトの公式テンプレート」の4種類です。

それぞれの特徴を整理します。

  • 大手転職サイト:dodaやマイナビ転職などの大手転職サイトは、職種別・形式別のテンプレートと記入例を無料で公開しています。サンプルの種類が豊富で、書き方ガイドとセットで使えるのが利点です。
  • 転職エージェント:リクルートエージェントなどの大手エージェントも、登録者向けを中心にテンプレートの提供や書類添削のサポートを行っています。テンプレートの入手だけでなく、書いたものをプロに見てもらえる点が強みです。
  • ハローワーク(公共職業安定所):国の機関であるハローワークも、応募書類の様式例や書き方資料を提供しており、窓口では作成の相談もできます。費用をかけずに対面で相談したい人に向いています。
  • オフィスソフトの公式テンプレート:WordやGoogleドキュメントの公式テンプレート集にも、ビジネス文書の様式が用意されている場合があります。レイアウトを自分好みに調整したい人向けです。

どこで入手しても、様式そのものに大きな差はありません。重要なのは、記入例(サンプル)が自分の職種に近いものを選ぶことです。営業職なら営業職の、事務職なら事務職の記入例が付いたテンプレートを選ぶと、何をどの粒度で書けばよいかのイメージがつかみやすくなります。

また、入手先によって「その後のサポート」が違う点も覚えておきましょう。テンプレートを落として終わりにせず、エージェントの添削やハローワークの相談窓口のように、書いた後に第三者の目を入れられる入手先を組み合わせると、書類の完成度は一段上がります。

ポイント

サイトによっては会員登録が必要な場合もあります。登録不要で入手できるものから試し、書き上げた後にエージェントの添削まで活用する、と段階的に考えると無駄がありません。

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Word・Excel・Googleドキュメント、どれで作るべきか

結論は、WordまたはGoogleドキュメントで作成し、提出時にPDFへ変換するのがおすすめです。Excelでの新規作成は避けたほうが無難です。

Wordは、文書作成ソフトとして最も標準的で、配布されているテンプレートの種類も豊富です。レイアウト崩れが起きにくく、企業側もWord文書の扱いに慣れています。自宅のパソコンにWordが入っているなら、迷わずWordで問題ありません。

Googleドキュメントは、無料で使えてクラウドに自動保存されるため、パソコンとスマートフォンの両方から編集できます。データ消失の心配が少なく、Word形式やPDF形式への書き出しにも対応しています。自宅にWordがない人の第一候補になります。

一方のExcelは、本来表計算のためのソフトであり、文書のレイアウト管理には不向きです。印刷時やPDF変換時にセルのずれや文字の見切れが起きやすく、行を増減すると全体の体裁が崩れることもあります。Excel様式のテンプレートも配布されていますが、これから新しく作るならWordかGoogleドキュメントを選びましょう。

そして、どのソフトで作る場合も提出時はPDF変換が原則です。編集可能な形式のまま送ると、相手の環境でレイアウトが崩れたり、修正履歴やコメントが見えてしまったりするリスクがあります。ファイル名は「職務経歴書_氏名_日付」のように、誰の何の書類か一目で分かる形にしておくと丁寧です。なお、企業から形式の指定がある場合は必ずそれに従ってください。

注意

手書きの職務経歴書は、企業から指定がない限り不要です。パソコン作成のほうが修正や応募先ごとの使い分けがしやすく、基本的なPCスキルの証明にもなります。

作成方法判定特徴・注意点
Word○ おすすめ最も標準的。テンプレートが豊富でレイアウトが安定
Googleドキュメント○ おすすめ無料・自動保存・スマホ編集可。Word/PDF書き出しに対応
Excel× 避けたい印刷・PDF変換時にレイアウト崩れが起きやすい
手書き× 原則不要企業から指定がある場合のみ。修正・使い分けがしにくい
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テンプレートを「そのまま埋めるだけ」だと落ちる理由

テンプレートをそのまま埋めただけの職務経歴書が落ちるのは、「誰が書いても同じ書類」になり、あなたを採用する理由が伝わらないからです。

採用担当者は、1日に何通もの応募書類に目を通します。テンプレートの項目を機械的に埋めただけの書類は、業務内容の羅列にとどまり、次の3つの問いに答えられていません。

  1. この人は何ができるのか(スキル・専門性)
  2. どんな成果を出してきたのか(実績とその再現性)
  3. 自社に入ったら何をしてくれるのか(貢献のイメージ)

テンプレートの記入例は、あくまで平均的なサンプルです。サンプルの文章を自分の社名と年数だけ差し替えたような書類は、読み慣れた採用担当者にはすぐ分かります。あなたが今手元に持っている下書きは、この3つの問いに答えられているでしょうか?

カスタマイズの要点は次の4つです。

  • 応募求人の「仕事内容」「求める人物像」を読み込み、関連する経験を書類の前半に寄せる
  • 実績はできる限り数字で示す(売上、達成率、件数、削減時間、担当人数など)
  • 応募職種に関係の薄い経験は、思い切って数行に圧縮する
  • 職務要約と自己PRは、応募企業ごとに強調点を書き換える

特に効果が大きいのは1つ目です。同じ経歴でも、求人に合わせて見せる順番と分量を変えるだけで、書類の印象は別物になります。

具体例を挙げます。「営業サポート業務全般を担当」とだけ書かれた一文は、何も伝えていないのと同じです。応募先の求人が「顧客折衝力」を求めているなら、「営業担当8名と顧客の間に立ち、納期調整やクレームの一次対応を担当」と具体化する。「正確性」を求めているなら、「月300件の受注処理をダブルチェック体制で運用」と書き換える。同じ事実でも、求人に合わせて切り口を変えるのがカスタマイズの本質です。

ポイント

テンプレートで時短できた時間を、この4つのカスタマイズに再投資する。これが無料テンプレートの正しい使い方です。

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職務要約・職務経歴・自己PRの「型」と職種別例文

職務経歴書の核は「職務要約」「職務経歴」「自己PR」の3パートです。それぞれに型があり、型に沿って書けば迷いません。

職務要約は、書類の冒頭に置く200〜300字程度のダイジェストです。「何年・どの分野で・何を担当し・どんな成果を出したか」を凝縮します。採用担当者が最初に読む部分であり、ここで興味を持たれなければ、続きは流し読みされてしまいます。

職務経歴は、会社ごと・期間ごとに「会社概要、所属・役職、業務内容、実績、工夫したこと」を整理するパートです。実績は数字で、工夫は行動レベルで具体的に書くのが鉄則です。

自己PRは、応募職種で活きる強みを1〜2つに絞り、「強みの宣言、裏付けとなるエピソード、入社後の活かし方」の順で300〜400字程度にまとめます。

なお、書く順番は「職務経歴→自己PR→職務要約」がおすすめです。職務要約は書類全体のダイジェストなので、先に全体を書き上げてから要約したほうが、的を射た文章になります。最初に職務要約から書こうとして手が止まる人が多いのですが、順番を変えるだけで一気に楽になります。

ここからは、営業・事務・エンジニアの3職種について、職務要約と自己PRの例文を紹介します。いずれも型を示すための見本なので、社名や数字はそのまま使わず、必ず自分の経験と実績に置き換えてください。数字の置き方と文の組み立て方に注目して読むと、自分の職種にも応用しやすくなります。

営業職の例文:数字と再現性のある工夫をセットで

営業職は「実績の数字」と「その数字を生んだ工夫」をセットで示すのが型です。

例文(職務要約):「法人向けIT機器の営業として6年間、新規開拓と既存深耕の両方を担当してまいりました。直近3年間は年間売上目標を継続して達成し、最終年度は達成率115%で部内表彰を受けました。顧客の業務課題のヒアリングから提案書作成、クロージング、導入後のフォローまで一貫して担当し、リピート受注比率の向上にも貢献しています。」

例文(自己PR):「強みは、顧客の潜在課題を引き出すヒアリング力です。前職では、初回訪問で要望をそのまま受けるのではなく、業務フローを図にしながら課題を特定する進め方を徹底しました。その結果、提案単価が上がり、一度失注した顧客からの再受注にもつながりました。貴社の提案型営業においても、この課題発見起点の営業スタイルで早期に貢献できると考えております。」

ポイント

達成率・順位・件数など、規模感が伝わる数字を最低1つは入れましょう。正確な数字が残っていない場合は、「月間○件程度」のような頻度や期間でも代替できます。あわせて、扱っていた商材の単価帯や商談相手の役職(担当者か決裁者か)が分かると、営業としてのレベル感がより正確に伝わります。

事務職の例文:正確さ・効率化・周囲への貢献を行動で

事務職は「正確さ」「効率化」「周囲への貢献」を具体的な行動で示すのが型です。

例文(職務要約):「営業事務として5年間、受発注処理、請求書発行、売上データの管理を担当してまいりました。月平均300件の受注処理をミスなく運用する体制づくりに取り組み、チェックリストの導入とExcelによる入力の自動化で、部署全体の残業時間の削減に貢献しました。営業担当8名のサポートを通じて、社内外の調整力も磨いてきました。」

例文(自己PR):「強みは、業務の仕組み化による効率改善です。前職では、属人化していた請求業務の手順を整理してマニュアル化し、誰でも対応できる体制に変えました。月末に集中していた作業を平準化したことで、締め日の残業が大きく減りました。貴社でも、目の前の業務を正確にこなすだけでなく、チーム全体が働きやすくなる仕組みづくりで貢献したいと考えております。」

ポイント

事務職は成果が数字になりにくい職種です。「処理件数」「サポートした人数」「削減した時間」など、業務量と改善幅を示す数字を探してみてください。数字が見つからない場合でも、「ミスを防ぐためにどんな工夫をしていたか」を行動レベルで書けば、仕事の質は十分に伝わります。

エンジニアの例文:技術・役割・規模を明示する

エンジニアは「技術スタック」「担当した役割」「プロジェクト規模」を明示するのが型です。キャリア式フォーマットとの相性も良い職種です。

例文(職務要約):「Webアプリケーションエンジニアとして7年間、業務システムの設計・開発・運用に携わってまいりました。直近はチームリーダーとして5名の開発チームをまとめ、要件定義からリリースまでを担当しています。バックエンドを中心に、フロントエンドやクラウド環境の構築まで幅広く経験し、テスト自動化の整備によるリリース頻度の向上にも取り組みました。」

例文(自己PR):「強みは、運用まで見通した設計力です。前職では、障害対応に追われていたシステムの構成を見直し、監視とテストの自動化を整備することで、障害件数と復旧時間を大きく減らしました。技術は手段と捉え、事業側の目的から逆算して優先順位を決める姿勢を大切にしています。貴社のプロダクト開発でも、開発スピードと品質の両立に貢献できると考えております。」

ポイント

使用言語・フレームワーク・担当工程・チーム規模は、本文とは別にスキル表の枠でまとめると読みやすくなります。また、技術用語の羅列だけでなく「その技術で何の課題を解決したか」を一言添えると、事業貢献まで見えるエンジニアとして評価されやすくなります。

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AIツールという選択肢。テンプレートが埋まらない人へ

「テンプレートは手に入れたのに、空欄が埋まらない」という人には、AIによる職務経歴書作成ツールが有力な選択肢です。

テンプレートが埋まらない原因の多くは、書式ではなく「自分の経験のどこに価値があるか分からない」ことにあります。自分にとっての当たり前は、自分では強みだと気づきにくいものです。あなたにも、毎日やっていたから特別だと思っていなかった業務が、実は他社では重宝されるスキルだった、という心当たりはないでしょうか?

AIツールは、この「経験の棚卸し」を対話形式で手伝ってくれます。キャリビーのAI職務経歴書作成では、質問に答えていくだけで経験が整理され、職務経歴書の形に自動でまとまります。ゼロから文章を考える負担が減るうえ、自分では見落としていた実績の切り口に気づけるのが利点です。テンプレートの空欄を前に手が止まっている人ほど、効果を感じやすいはずです。書けない原因が「書式」ではなく「材料の整理」にあるなら、先に材料を出し切ってから書くのが合理的だからです。

一方で、AIが生成した文章をそのまま提出するのは避けましょう。事実と異なる誇張が紛れ込んでいないかを必ず確認し、自分の言葉に直す工程が必要です。面接では書類の内容を深掘りされるため、自分で説明できない表現を残しておくと、かえって不利になります。

まとめ

テンプレートで「形」を、AIで「中身の言語化」を、最後の仕上げと事実確認を自分で。この組み合わせが、最も効率よく品質の高い書類にたどり着く方法です。

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よくある失敗3つ:分量過多・数字がない・使い回し

職務経歴書でよくある失敗は「分量過多」「実績が数字になっていない」「全社に同じ書類を使い回す」の3つです。テンプレートを使っても、ここでつまずく人が後を絶ちません。

1つ目は分量過多です。経験をすべて書こうとして4枚、5枚と膨らむケースですが、職務経歴書はA4で2枚程度、多くても3枚以内が目安とされています。読み手の時間は限られています。応募職種との関連が薄い経験は数行に要約し、読ませたい情報に紙面を集中させましょう。「削る勇気」も書類作成のスキルのうちです。

2つ目は、実績が数字で示されていないことです。「売上拡大に貢献」「業務効率化を実現」だけでは、規模も再現性も伝わりません。「売上前年比120%」「月20時間の工数削減」のように数字を添えるだけで、説得力は大きく変わります。正確な数字が手元に残っていない場合は、おおよその規模感でも構いません。

3つ目は使い回しです。職務要約や自己PRがどの企業にも当てはまる内容だと、「自社への志望度が低い」と受け取られます。全文を書き直す必要はありませんが、求人内容に合わせて強調する経験を入れ替えるひと手間が、通過率を分けます。

この3つの失敗に共通するのは、「読み手の視点が抜けている」ことです。職務経歴書は自分の記録ではなく、採用担当者に向けた提案資料です。書き上げたら一晩置いて、初めて読む人のつもりで見直すだけでも、多くの失敗は防げます。

注意

実績の水増しや在籍期間の偽りは、発覚すれば内定取り消しや入社後の処分につながり得ます。盛るのではなく、事実を分かりやすく伝えることに力を注いでください。

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まとめ:無料テンプレートを「受かる書類」に変える手順

無料テンプレートはあくまで出発点です。形式を選び、中身を応募先に合わせて磨き込むことで、初めて「受かる職務経歴書」になります。

最後に、この記事の内容を実践の手順として整理します。

  1. 自分の経歴に合う形式を選ぶ(迷ったら逆編年体式)
  2. 転職サイト・エージェント・ハローワークなどから、自分の職種に近い記入例付きのテンプレートを入手する
  3. WordまたはGoogleドキュメントで作成し、提出時はPDFに変換する
  4. 職務要約・職務経歴・自己PRを型に沿って書き、実績は数字で示す
  5. 応募企業ごとに、職務要約と自己PRの強調点を調整する
  6. 第三者の添削やAIツールの力を借りて、客観的な視点で磨き込む

職務経歴書は、一度しっかり作れば、その後の転職活動全体を支える資産になります。応募のたびにゼロから書くのではなく、土台を一つ作って応募先ごとに調整していく。この進め方なら、2社目以降の準備は格段に速くなります。

また、完璧な書類を目指して提出が遅れるより、まず一度書き上げて、添削やAIツールで改善を重ねるほうが、結果的に早く高い水準へたどり着けます。書類づくりは一発勝負ではなく、改善のサイクルです。

書類の質が上がれば、面接での受け答えも自然と安定します。書く過程で経験が言語化されているからです。まずは今日、形式を決めてテンプレートを入手するところから始めてみましょう。

よくある質問

参考文献・出典

  • 厚生労働省 雇用動向調査(転職入職者の状況、2026年時点の公開情報)
  • 厚生労働省 一般職業紹介状況(求人・求職の動向、2026年時点の公開情報)
  • 独立行政法人 労働政策研究・研修機構(転職・採用活動に関する公開情報、2026年時点)

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