偏差値の見方

ジョブタイプ64診断の偏差値の見方|「タイプの濃さ」と6つの軸

このページは、キャリビー(BeyondLeap株式会社)の「ジョブタイプ64診断」について説明しています。名前の似た他社の診断とは、運営も内容も別のものです。

最終更新 ・執筆 平井 貴大(BeyondLeap株式会社 代表取締役)

結論

結果画面の偏差値は、回答の傾きの強さを、これまでに診断した1,437人(9月30日時点)の中の順位に置き換えた数字です。いまの受検者では、6つの軸の平均で50%から22.2ポイント以上寄っている人が、タイプの濃さの偏差値60(上位およそ16%)になります。能力や優劣を表す数字ではありません。

このページの要点

  • 偏差値は2種類。6つの軸をまとめた「タイプの濃さ」と、軸ごとの偏差値
  • 平均と標準偏差ではなく受検者の中の順位から出すので、偏差値60はいつでも上位およそ16%
  • 高いほど良いわけではない。低いのは、場面に合わせて動き方を使い分けやすいバランス型

結果画面に出る2種類の偏差値

タイプの濃さ

6つの軸が、それぞれ50%からどれだけ離れているかを合計し、受検者の中での位置を偏差値にしたものです。結果画面には、6つの軸の平均の寄りと一緒に表示します。

偏差値60以上を「くっきり型」、45以上60未満を「ほどよい型」、45未満を「バランス型」と呼んでいます。

6つの軸の偏差値

外向・内向、感覚・直観、思考・感情、判断・知覚、自己主張、感情表現の6つの軸ごとに、寄っている側への傾きの強さを受検者と比べます。いちばん数字が大きい軸が「いちばん際立つ軸」です。

たとえば内向(I)に寄っている人の偏差値は、内向の強さそのものではなく、どちらかに寄っている度合いの比較です。外向に大きく寄った人も、内向に大きく寄った人も、同じように高い偏差値になります。

結果画面の偏差値を読む順番

結果画面では、タイプの濃さ、いちばん際立つ軸の順に偏差値が並びます。数字の意味を取り違えないための読み方は、次の4段階。

  1. 濃さの偏差値の下に出る「くっきり型」「ほどよい型」「バランス型」の言葉で、6つの軸全体の輪郭をつかむ
  2. いちばん際立つ軸の名前を見る。「内向(I)」のように寄っている側の名前で出るので、向きはここで確かめる
  3. その軸の偏差値と上位%を読む。数字が表すのは寄りの強さだけで、どちらの側かは含まない
  4. 濃さと際立つ軸の数字が大きく離れていたら、濃さと際立つ軸の組み合わせの表に当てはめる

完成レポートで残り5つの軸を見るときは、「どちらの傾向もある」と添えられた軸と、上位%が出ていない軸にも目を向けてください。前者は割合が50%付近で拮抗した軸、後者は偏差値が50を下回った軸で、受検者の半分より答えが真ん中寄りだったことを表します。どちらも弱点とは読みません。拮抗した軸を仕事でどう生かすかは、拮抗している軸の強みにあります。

偏差値の出し方

よく知られた偏差値は平均と標準偏差から計算しますが、ジョブタイプ64診断では受検者の中の順位から換算しています。理由は、軸ごとの回答が10〜19段階と粗く、分布も偏っていて、平均と標準偏差で計算すると「偏差値」と「上位何%」が食い違ってしまうからです。

偏差値の出し方の決まり
項目決め方
順位の数え方同じ値の人は、半分を自分より上、半分を下として数える
偏差値への換算順位を標準正規分布の位置に置き換え、50+10×その位置で計算する。この方法なら偏差値60はいつでも上位およそ16%
表示の範囲20〜80に収める
上位何%偏差値50以上のときだけ出し、切り上げた整数で表示する。1%に満たないときは「上位1%未満」
診断を終えた直後の人集計は1時間ごとなので、まだ集計に入っていない本人の値を1人分足して数える
偏差値という数字そのものの意味は、性格診断の偏差値とは(上位%の早見表)で、早見表と一緒に説明しています。

回答から偏差値ができるまで:1つの軸で追う

思考・感情の軸を例に、7段階の答えが偏差値になるまでを追います。答えと人数は説明のために作った架空の例で、実際の受検者の数字ではありません。

  1. 答えを1問ずつ割合に直す。いちばん思考寄りの答えが100%、真ん中が50%で、1段階ごとに約17%ずつ変わる。感情の側に賛成する質問は、向きを逆にして数える
  2. 6問の割合を平均して四捨五入する。83%・67%・100%・50%・67%・83%なら平均は75%で、結果は思考75%・感情25%
  3. 50%からの距離を出す。75%なら25ポイントで、思考と感情のどちらに寄っているかは、この段階では区別しない
  4. 同じ軸の受検者と距離を比べる。比べる相手が500人いて、25ポイントより大きく寄った人が60人、ちょうど25ポイントの人が20人だったとする。自分より下に数えるのは、寄りが小さい420人と、同じ値の20人の半分。合わせて430人で、全体の86%
  5. 位置を偏差値に置き換える。標準正規分布で下から86%の位置は約1.08なので、50+10×1.08で偏差値60.8。上にいる人は14%で、表示は「上位14%」

この例で偏差値を決めたのは、25ポイントという寄りの大きさではなく、500人の中での並び順でした。6問の答えから出る寄りの大きさは19通り、3問の軸なら10通りしかありません。だからこそ同じ値の人がまとまって出やすく、半分ずつ上と下に数える決まりが効いてきます。同じ値の人の偏差値は、全員同じ。

自己主張と感情表現の軸なら、2つ目の段階で平均するのは3問分です。タイプの濃さも、ほぼ同じ手順で出します。違うのは3つ目の段階で、6つの軸の距離を足した合計を、受検者全員の合計と比べます。

計算の例:6つの軸からタイプの濃さを出す

たとえば、内向64%・感覚58%・思考71%・判断55%・自己主張する側83%・感情を抑える側67%という結果の人がいるとします。50%からの離れ方は、14・8・21・5・33・17ポイント。合計は98ポイントで、6つの軸の平均では約16ポイント寄っている計算です。

この98ポイントが受検者全体の中で何番目かを求め、その順位を偏差値に置き換えます。同じ98ポイントでも、大きく寄った人が多い集団なら偏差値は下がり、少ない集団なら上がります。いまの受検者で何ポイントから偏差値60になるかは、次の分布の図で確かめられます。

いちばん際立つ軸は、軸ごとの偏差値がいちばん高い軸です。この例では自己主張の33ポイントが最も大きい寄りですが、その軸で大きく寄る人が多ければ、21ポイントの思考の軸のほうが偏差値は高くなることもあります。

タイプの濃さと、いちばん際立つ軸をあわせて読む

結果画面に並ぶ2つの偏差値は、見ている範囲が違います。濃さは6つの軸をまとめた数字で、際立つ軸は1本だけの数字。2つを組み合わせると、傾向の出方がもう一段くわしく読めます。

2つの偏差値の組み合わせと読み方
タイプの濃さいちばん際立つ軸読み方
60以上(くっきり型)60以上どの軸もはっきりしていて、中でも1本が特に強い。ふだんの振る舞いから、周りにもタイプが伝わりやすい
60以上(くっきり型)60未満突き抜けた1本はなく、6つの軸がそろって少しずつ寄っている。場面が変わっても動き方がぶれにくい
45未満(バランス型)60以上1〜2本の軸だけがはっきりしていて、残りは真ん中寄り。その1本の傾向が、周りから見た印象を決めやすい
45未満(バランス型)60未満どの軸も50%に近い。場面ごとに動き方を選べる反面、自分の傾向を一言で説明しにくい

濃さが45未満なのに、際立つ軸だけが60を超える組み合わせも起こります。というのも、濃さは6本の距離の合計なので、1本が大きく寄っていても、残りの5本が50%付近なら全体では薄まるからです。

2つの数字の差が大きい人ほど、どの軸が濃さを押し上げ、どの軸が押し下げているのかを確かめる価値があります。残り5つの軸の偏差値は、完成レポートで読めます。

結果画面の上にあるレア度とも、別の数字として読みます。レア度はタイプの文字の組み合わせがどれだけ少ないかで、軸の寄りの強さは関係しません。拮抗した軸がたまたま少ない側に倒れれば、濃さはバランス型のまま、星の多いタイプになることもあります。

受検者の「タイプの濃さ」の分布

実際に受けた人の中で、どれくらい寄っていると偏差値60になるのかを示します。数字は1時間ごとに更新されます。

「タイプの濃さ」の分布6つの軸の記録が残る受検者1,437人(9月30日時点)の分布です。左ほど回答が50%付近に集まり、右ほど片側に大きく寄っています。
寄りが小さい(バランス型)寄りが大きい(くっきり型)
偏差値60(くっきり型)の境目
6つの軸の平均で22.2ポイント以上どの軸も72対28くらいまで寄っている状態です
偏差値70の境目
6つの軸の平均で30.5ポイント以上どの軸も81対20くらいまで寄っている状態です
くっきり型(偏差値60以上)
15.8%受検者に占める割合
ほどよい型(45以上60未満)
53.9%受検者に占める割合
バランス型(45未満)
30.3%受検者に占める割合

くっきり型は、どの軸でもはっきりした答えを選んだ人です。自分の傾向を言葉にしやすい一方、反対側の人の動き方が見えにくくなることがあります。バランス型はその逆で、相手に合わせて動き方を変えやすい代わりに、自分の強みを言葉にしにくいと感じる人もいます。

順位から偏差値を出しているので、計算の上ではくっきり型がおよそ16%、バランス型がおよそ31%、その間のほどよい型がおよそ53%に分かれます。図の割合がこの数字と少しずれるのは、同じ値の人がまとまって同じ偏差値になり、境目のどちらか一方へそろって入るためです。

結果画面と完成レポートで見られる範囲

診断直後の結果画面では、タイプの濃さと、いちばん際立つ軸の偏差値を表示します。残りの5つの軸と、同じタイプの中での位置は、完成レポートで読めます。どちらも料金はかかりません。

結果画面と完成レポートで見られる範囲
項目結果画面完成レポート
タイプのレア度(約N人に1人・星5段階)読める読める
タイプの濃さの偏差値読める読める
いちばん際立つ軸の偏差値読める読める
残り5つの軸の偏差値と上位%完成レポートで読める
同じタイプの人の中での濃さの位置完成レポートで読める

残りの5つの軸に偏差値60以上の軸があるときは、それがいくつあるかも結果画面に出ます。どの軸なのかは、完成レポートで確かめてください。

同じタイプの中での位置

完成レポートでは、同じタイプの人の中で、あなたの濃さがどのあたりかも出します。そのタイプの受検者が30人以上いればタイプの中で比べ、足りなければMBTIの4文字が同じ人(4つのソーシャルタイプの合計)で比べます。どちらも30人に満たないときは出しません。

タイプの中で上位半分に入るときは、「このタイプで、ここまで濃い人は約何人に1人」という数字も添えます。受検者全員の数を、同じタイプで自分と同じかそれより濃い人の数で割った値なので、タイプの珍しさと濃さの両方が掛け合わさり、タイプのレア度より大きな数字になります。

全体では偏差値65なのに、同じタイプの中では真ん中あたり、ということも起こります。はっきりした答え方をする人が多いタイプでは、濃い人どうしで比べることになるからです。結果として、そうしたタイプの人ほど、同じタイプの中での位置は全体の偏差値より控えめに出ます。

表示のルールと、数字が更新されるタイミング

結果画面の偏差値は小数第1位まで出ます。横のメーターは20から80までの目盛りで、中央の50が受検者のちょうど真ん中。

メーターの帯は、偏差値の目盛りに沿って等間隔に伸びます。60から70へ伸びた分と、70から80へ伸びた分は同じ長さ。それでも、当てはまる人の割合の縮み方は端に近いほど大きくなります。偏差値ごとの割合は偏差値と上位%の早見表で確かめられます。

上位%は切り上げた整数で出すため、上位13.2%の人の表示は「上位14%」です。つまり、実際の位置は表示と同じか、それより少し上。上位を実際より大きく見せないための丸め方で、1%を切ると数字の代わりに「上位1%未満」と出ます。

集計は1時間ごとに新しくなり、結果画面は開くたびにその時点の集計と比べ直します。答えが同じでも、比べる相手が増えれば順位の割合がわずかに動くので、小数点以下が前と変わっていることもあるでしょう。

受検者が300人に満たないうちは、偏差値もレア度も出しません。300人いれば、1人の増減で順位の割合が動く幅は最大でも約0.3%。100人なら1%まで広がり、人数が少ないほど1人の回答で位置が大きく揺れます。

受け直して偏差値が変わったときの読み方

数字が変わったら、偏差値より先に軸の割合を見比べてください。割合が同じなら、動いたのは比べる相手の側。割合が変わっていれば、動いたのは自分の答えです。

偏差値が変わったときの見分け方
変わり方考えられる理由読み方
割合は同じで、偏差値だけ少し動いた1時間ごとの集計で、比べる相手が増えた自分の傾向は変わっていない
割合が数ポイント動いた1〜2問の答えが1段階ずれた。1段階の差は、6問の軸で約2.8ポイント、3問の軸で約5.6ポイント答えの揺れの範囲として読む
寄っている側の文字が入れ替わった47〜53%の拮抗か、そのすぐ外側にあった軸どちらの傾向もある軸として読む
割合も偏差値も大きく動いた答えるときに思い浮かべた場面や役割が、前回と違ったそれぞれの結果が、どの場面の自分を映したかを考える

注目すべきは、3問で測る自己主張と感情表現の2軸です。1段階の差が6問の軸の2倍効くので、受け直したときに最初に動きやすいのはこの2本。

どちらの結果が正しいかを決める必要はありません。部署や役割が変わった時期の答えには、その時期の働き方が映ります。2回分を並べて、どちらでも同じ側に寄っている軸を自分の土台の傾向として読むと、外れにくくなります。

偏差値を仕事の話に使うときの注意

チームで結果を見せ合うときは、偏差値の数字を横に並べないほうが無難です。数字の差は答えの寄り方の差でしかないのに、並べたとたんに順位表のように見えてしまいます。

採用の選考や人事の評価に持ち込む数字でもありません。受け直しや集計の更新で動くうえ、何が得意かを測ったものではないからです。

裏を返せば、数字を見せなくても傾向は伝えられます。寄っている側と、その傾向が出た最近の場面を話すほうが、相手には届きやすい。言い方の例は職場で伝えるときの言い方に載せています。

他人と比べずに、前回の自分と比べる使い方なら数字が役に立ちます。寄りが弱まった軸があれば、その間に任された仕事や役割がどう変わったかを思い出すきっかけになる。面談の前に自分の変化を整理するときの材料として十分です。

偏差値を読むときの注意

  • 自己主張と感情表現の2つの軸は3問ずつで測るので、MBTIの4つの軸(6問ずつ)より数字が大きく振れやすい
  • 回答した時点の傾向なので、受け直すと変わることがある(受け直したときの読み方)
  • 受検者はこの診断を受けた人に限られ、日本全体と比べた数字ではない
  • 偏差値が低い軸は苦手という意味ではなく、場面によってどちらにも動ける軸

偏差値を仕事にどう活かすかは、軸ごとに6つの軸の偏差値と、仕事での出方で書いています。MBTIの4文字ごとの平均はMBTI16タイプ別の偏差値データで見られます。

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よくある質問

Q.タイプの濃さが偏差値60になるのは、どれくらい寄っている人ですか?
A.9月30日時点の受検者では、6つの軸の平均で50%から22.2ポイント以上、つまり72対28くらいまで寄っていると、タイプの濃さが偏差値60になります。
Q.偏差値が50より低いのは悪いことですか?
A.悪いことではありません。偏差値が低いのは、回答が50%付近に集まっていて、場面に合わせてどちらの動き方もしやすい状態です。
Q.なぜ平均と標準偏差ではなく、順位から偏差値を出すのですか?
A.軸ごとの回答は10〜19段階と粗く、分布も偏っています。平均と標準偏差で計算すると偏差値と上位%が食い違うため、順位から換算して、偏差値60がいつでも上位およそ16%になるようにしています。
Q.受け直すと偏差値は変わりますか?
A.変わることがあります。回答が変われば軸の傾きも変わり、受検者が増えると比べる相手も変わります。
Q.偏差値を上げる方法はありますか?
A.上げるための数字ではありません。タイプを決める質問は7段階で答える形式で、軸ごとに同じ側の端の選択肢ばかり選べば高く出ますが、そうして出た結果はふだんの働き方から離れてしまいます。迷った質問は、迷った気持ちのまま真ん中寄りで答えるほうが、仕事で使える結果になります。
Q.上位何%はどう表示されますか?
A.偏差値が50以上のときだけ表示し、切り上げた整数で出します。1%に満たないときは「上位1%未満」と表示します。
Q.偏差値はどこで見られますか?
A.タイプの濃さといちばん際立つ軸の偏差値は、診断直後の結果画面で見られます。残りの5つの軸と同じタイプの中での位置は、完成レポートで読めます。
Q.結果画面に偏差値が出ないのはなぜですか?
A.受検者が300人に満たないうちは、偏差値もレア度も出していません。人数が届くと、1時間ごとの集計の更新にあわせて表示が始まります。

出典・参考

このページについて

運営
BeyondLeap株式会社(特定商取引法に基づく表記)
執筆
平井 貴大(BeyondLeap株式会社 代表取締役 / 元リクルート事業開発・マーケ / 元プライム上場企業子会社代表)
公開・更新
2026年9月29日公開・2026年9月29日更新
受検者データ
9月30日時点の集計です。1時間ごとに新しい集計へ更新します。受検者はジョブタイプ64診断を受けた人に限られ、日本全体の割合ではありません。

ジョブタイプ64診断は公式のMBTI検査ではありません。MBTIの16タイプをヒントに、人との関わり方を表す4つのソーシャルタイプを組み合わせた独自の診断です。MBTI、Myers-Briggs Type Indicatorは、Myers & Briggs Foundationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。