- 運営はBeyondLeap株式会社。所在地・代表者・連絡先を特定商取引法に基づく表記で公開している
- 結果画面までは名前も連絡先も入力しない。完成レポートを受け取らなかった回答は7日で消える
- 診断しただけで、相談や求人紹介の申込みにはならない。結果が採用企業に送られることもない
安全性・運営会社
ジョブタイプ64診断は怪しい?運営会社と個人情報の扱いを公開します
このページは、キャリビー(BeyondLeap株式会社)の「ジョブタイプ64診断」について説明しています。名前の似た他社の診断とは、運営も内容も別のものです。
最終更新 ・執筆 平井 貴大(BeyondLeap株式会社 代表取締役)
結論
このページの要点
運営会社:BeyondLeap株式会社
転職支援サービス「キャリビー」の中にある診断で、運営会社の情報は次のとおりです。特定商取引法に基づく表記にも同じ内容を載せています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業者名 | BeyondLeap株式会社 |
| 代表者 | 平井 貴大 |
| 所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿二丁目12番13号 新宿アントレサロンビル2階 |
| 連絡先 | info@beyondleap.jp |
| 公式サイト | beyondleap.jp |
| 料金 | 全機能無料(ユーザーへの課金なし) |
電話番号と受付時間も、同じ表記で公開中です。問い合わせはメールをおすすめしています。
運営している立場から見ると、「怪しい」と感じる理由の多くは、誰が何のために情報を集めているのかが見えないことです。だからこそ、保存する情報と消す情報、その使い道を順に書きます。
結果画面までに保存されるもの、7日で消えるもの
結果画面までは、名前もメールアドレスも入力しません。回答はそのブラウザに結び付けた匿名の状態で保存され、完成レポートを受け取らないまま7日たつと、回答・結果と、持ち主を確かめるための情報を消去します。
消去したあとも、タイプ(例:INFP-DR)と6つの軸の数値だけは、レア度や偏差値の集計のために残ります。持ち主の情報は消えているので、残った数値から個人にたどり着くことはできません。
答えている途中の回答は、同じブラウザの中に24時間だけ保存されます。通信が切れても、同じブラウザならその続きから再開できます。
結果画面までに答えること
質問は56〜72問です。最初に今の就業状況を聞き、そのあと5つの章に進みます。就業状況を先に聞く理由は、働いているかどうかで、今の職場の満足度など一部の質問が変わるからです。章ごとに答えることは次の表のとおりです。
| 章 | 答えること |
|---|---|
| はじめに | 今の就業状況(働いている、離職中、まだ就業経験がない) |
| 仕事タイプ | 普段の考え方や行動についての質問に、7段階で答える |
| 強み | 仕事や生活の中で、自然にできていること |
| 仕事の条件 | 仕事選びで譲れない条件の上位3つ。働いている方は、今の職場の満足度も |
| 転職のタイミング | 転職や次の仕事についての今の気持ち。働いている方は、今の働き方を続ける余裕や成長の実感も |
| 経験・スキル | 経験した職種・業界・年数・役割、希望の勤務地、今の年収、生年月日、性別、話せる経験や実績 |
氏名とメールアドレスは、表のどこにも出てきません。本人の属性にあたるのは、就業状況、生年月日、性別、希望の勤務地の4つです。
答えたくない質問で手が止まったら、閉じてもかまいません。閉じた回答の行方は、結果画面までに保存されるもののとおりです。
つまり、結果画面を見るまでに渡すのは、仕事についての回答と、この4つの属性です。名前や連絡先は含まれません。
回答と結果の使い道
回答と結果の使い道は、プライバシーポリシー第3条に並べています。診断に関わるのは、診断の提供、個人を特定できない形式での統計データの作成、サービスの改善です。このガイドに載せているレア度や偏差値の集計も、その統計データにあたります。AIモデルの改善や学習に使う場合も、個人を特定できない形式に限ると同じ第3条に書いています。
公開している集計は、タイプごとの人数と、6つの軸の数値やタイプの濃さの分布だけです。1時間ごとに作り直していて、受検者が300人に満たないうちは、偏差値もレア度も作りません。言い換えると、外に出すのは人数と分布で、一人ひとりの回答そのものではありません。
サイトの利用状況は、Google Analytics 4で分析しています(同第11条)。ブラウザの設定や、Googleアナリティクス オプトアウト アドオンで止められます。
診断しただけで、相談や紹介の申込みにはなりません
診断は、相談や求人紹介の申込みとは別です。相談したくなった方だけが、完成レポートを読んだあとに申し込めます。
採用企業や提携する転職エージェントに情報を提供するのは、紹介や相談に進むときに本人の同意をいただいた場合です(プライバシーポリシー第6条)。診断をしただけで、結果が採用企業に送られることはありません。
公式のMBTI検査ではありません
MBTIの16タイプをヒントに、人との関わり方を表す4つのソーシャルタイプを組み合わせた独自の診断です。公式のMBTI検査ではなく、MBTIの権利者や日本MBTI協会とも関係はありません。
タイプの判定、強み、適職候補は、決まった採点のルールで出しています。「この仕事に何%向いている」といった確率は作りません。タイプだけで能力や年収を決めることもありません。
データの守り方と、保存される場所
プライバシーポリシー第8条では、通信の暗号化(SSL/TLS)、データベースの暗号化、行ごとのアクセス制御などの安全管理を定めています。従業員への個人情報保護の教育、不正アクセスを見つけて対応する体制、委託先の監督も、同じ条に並ぶ措置です。
データベースや生成AIなどの外部サービスには米国の事業者のものがあり、データが米国のサーバーで保存・処理されることがあります。送る先と目的は、プライバシーポリシー第7条に事業者ごとに書いてあります。
米国には日本の個人情報保護法にあたる包括的な制度がないことも、同第7条に書いています。送り先の各社には、日本の法令に相当する水準の安全管理を契約で約束させ、その実施の状況を確かめています。
AIキャリア分析は、Google社の生成AI(Gemini)を使って作ります(同第4条)。分析の結果について説明を求めたり、異議を申し出たりもできます。本人が求められることの全体は、個人情報保護法で本人ができることの表のとおりです。
個人情報保護法で本人ができることと、この診断での窓口
個人情報保護法は2003年に成立し、2005年に全面施行された法律です。事業者が持っている自分の情報について、中身を見せるよう求めたり、使うのをやめるよう求めたりできる仕組みを定めています。
本人の権利は、改正のたびに広がってきました。2015年の改正(2017年全面施行)では、開示・訂正・利用停止を求めることが裁判でも使える請求権としてはっきりし、扱う個人情報が少ない事業者も法律の対象になりました。監督するのは、2016年に発足した個人情報保護委員会です。
2020年の改正(2022年4月全面施行)で、利用停止や消去を求められる場面が広がりました。第三者に渡した記録の開示や、データで受け取るといった開示の方法の指定もできます。漏えいなどが起きて本人の権利や利益を害するおそれが大きいときは、委員会への報告と本人への通知が事業者の義務になりました。委員会の命令に違反した法人への罰金の上限も、1億円に引き上げられています。
| 本人ができること | 個人情報保護法 | キャリビーのプライバシーポリシー |
|---|---|---|
| 利用目的を知る | 利用目的の通知を求められる(第32条) | 使い道は第3条に掲載。通知の請求は第10条で受け付ける |
| 中身を見る | 開示を請求できる。第三者に渡した記録も対象(第33条) | 第10条(第三者提供記録の開示も含む) |
| 誤りを直す | 内容が事実でないとき、訂正・追加・削除を請求できる(第34条) | 第10条 |
| 使うのをやめてもらう | 目的外の利用や不正な取得、使う必要がなくなったときなどに、利用停止・消去を請求できる(第35条) | 第10条(AIによる分析への利用の停止も含む) |
| 他社へ渡すのを止める | 法律に反する提供があったときなどに、第三者への提供の停止を請求できる(第35条) | 第10条。採用企業と提携エージェントへの提供は、あらかじめ本人の同意を得る(第6条) |
| 手数料 | 利用目的の通知と開示には、実費を踏まえた手数料を取ることが認められている(第38条) | かからない(第10条) |
2026年の改正
法律の定めに加えて、キャリビーのポリシーが書いていることが2つあります。手数料を取らないことと、AIによる分析への利用停止を請求の対象に明記していることです。応じられない請求には理由を知らせる、とも第10条に書いています。
請求の窓口はプライバシーポリシー第14条にあり、手続きの流れは保存された情報を消したいときと同じです。
裏を返せば、ポリシーに窓口が書かれていない事業者には、請求を出す先がありません。事業者が請求に応じないときは、個人情報保護委員会の「個人情報保護法相談ダイヤル」に相談できます。
保存された情報を消したいとき
保存されている個人情報は、削除を申し出ると消せます(プライバシーポリシー第10条)。本人であることを確かめたうえで、原則2週間以内を目安に対応し、手数料はかかりません。申し出の窓口は同第14条に載っています。
削除したデータは、あとから元に戻せません(同第9条)。
何もしなくても、完成レポートを受け取らなかった回答は7日で消えます。
受けたあとで不安になったときの順番
もう答えてしまった場合も、できることは順番に並べられます。
- 完成レポートを受け取っていなければ、何もしなくても回答は7日で消える。途中でやめた回答が残るのは、同じブラウザの中に24時間だけ
- 完成レポートを受け取ったなら、保存されている中身の開示を、プライバシーポリシー第10条にもとづいて求める
- 消したい情報があれば、同第14条の窓口に削除を申し出る。本人確認のあと、原則2週間以内を目安に対応する
- 対応に納得できないときは、個人情報保護委員会の相談ダイヤルに相談する
キャリビーへの手数料は、どの段階でもかかりません。迷ったら、まず開示を求めて、何が残っているかを見るのが近道です。
ジョブタイプ64診断かどうかを見分けるには
名前の似た診断があるため、いま受けている診断がどれなのか、わかりにくいことがあります。いま開いているのがジョブタイプ64診断なら、次の4つが当てはまります。
- アドレスが career-be.jp で始まる
- 診断の案内ページ(career-be.jp/career64)の上部に「キャリビー」のロゴ、いちばん下に「© BeyondLeap株式会社」の表記がある
- タイプが「INFP-DR」のように、MBTIの4文字とソーシャルタイプの2文字をつないだ6文字で出る
- 料金は完成レポートまで無料で、結果の続きに課金を求める画面がない
当てはまらない診断の料金や個人情報の扱いは、その診断の運営会社の案内で確かめてください。このページの説明は、ジョブタイプ64診断だけに当てはまります。
怪しい診断サイトに出やすいサイン
怪しさは、質問の中身より先に、運営の見せ方に出ます。個人情報を入れる前に、次の5つの場所を見てください。
| 見る場所 | 安心できる状態 | 手を止めたいサイン |
|---|---|---|
| 運営者の表記 | 会社名・所在地・代表者・連絡先がそろっている | 会社名や所在地がどこにも見つからない |
| プライバシーポリシー | 利用目的、第三者や外国への提供、開示などの窓口、最終更新日が書いてある | ページがない。あっても請求の窓口がない |
| 入力の求め方 | 何のために聞くのかが、画面かプライバシーポリシーで読める | 使い道がどこにも書かれていないのに、細かな個人情報を求める |
| 第三者への提供 | 誰に、何のために、どんな同意で渡すのかが書いてある | 「提携先に提供することがあります」としか書いていない |
| 「公式」の名乗り方 | 公式を名乗るなら、その団体の案内で確かめられる | 有名な検査の名前を使いながら、公式かどうかをぼかしている |
プライバシーポリシーは長くても、読む場所は決まっています。利用目的、第三者への提供、外国への提供、請求の窓口、最終更新日の5か所です。キャリビーのポリシーなら、第3条、第6条、第7条、第14条と、冒頭の日付(2026年7月4日)にあたります。
運営者の表記は、特定商取引法に基づく表記にまとめて載せています。
注目すべきは、欠けている場所がいくつ重なるかです。ひとつだけなら運営に問い合わせて確かめる手もありますが、重なるほど、入力の前に手を止める理由が増えます。
たとえば、運営会社の名前が小さく書いてあるだけで所在地も窓口もなく、ポリシーには「提携先に提供することがあります」としか書かれていないサイトなら、5つのうち3つが欠けています。表の左の列を上から順に、実際にそのサイトで探してみてください。
診断サイトが安全か、自分で確かめる4つの点
どの会社の診断でも、受ける前に次の4つを自分で確かめておくと安心です。
- アドレスが公式のものか。広告やSNSのリンクから入ったときは、特に確かめる
- 運営会社の名前・所在地・連絡先が書いてあるか
- 結果を見る前に、クレジットカードや口座の情報を求められないか
- 何のために、どの情報を入力するのかが、入力の前に書いてあるか
この4つのどれかが欠けている診断では、結果の続きを見る前に一度手を止めることをおすすめします。
安全かどうかと並んで気になるのが、受けた人の評判です。受検者のデータと、運営から見た良い点・気になる点は口コミ・評判のまとめに載せています。