本文へスキップ

候補者面談の記録テンプレート|事実・希望・仮説を混ぜない聞き方

候補者の希望を条件の一覧で終わらせない面談の進め方。具体的な経験、優先順位、未確認事項を分け、求人提案に引き継げる記録を作ります。

キャリビー編集部更新 約4分
目次

希望条件の背景を聞く

「年収を上げたい」「裁量が欲しい」といった希望は、人によって意味が違います。どんな仕事の場面でそう思ったのか、今の職場で変えられる余地はあるかを確認します。転職が唯一の解決策と決めつけず、本人が選択肢を比較できるように整理します。以下は編集部の面談・記録の提案です。

記録を3列に分ける

事実には本人が経験した仕事と役割、希望には本人が望む変化、仮説には担当者の解釈を書きます。たとえば「顧客提案を最後まで担当したい」が希望なら、「裁量重視」という担当者の短いラベルだけに置き換えません。推薦時に担当者の推測を本人の発言として使わないため、出典となる面談日も残します。

優先順位を状況で確認する

「すべて大事」で止まったら、条件が衝突する具体例を使います。仕事内容は合うが入社時期が合わない場合、何を確認すれば決められるかを聞きます。回答を無理に順位へ固定せず、譲れない条件、相談できる条件、まだ決められない条件に分けます。職務と無関係な私生活の情報を、必要なく収集することは避けます。

面談の最後に認識を返す

支援者がまとめた内容を本人に返し、違っている部分を修正します。次に提案する求人の条件と、提案前に確認する情報を合意します。応募を急がせる締め方ではなく、誰がいつまでに何を確認するかを具体化します。面談内容の共有先と範囲も社内手順に沿って確認し、企業への推薦文には応募判断に必要な情報を整理して使います。

具体例で確認する

架空の面談例では、候補者が「もっと裁量のある仕事に移りたい」と話したとします。支援者はすぐに管理職求人を提案せず、裁量が足りないと感じた場面を聞きます。本人が求めていたのは部下の管理ではなく、顧客への提案内容を自分で考えることかもしれません。この違いを確認できれば、役職より職務範囲を軸に求人を探せます。
記録の返し方は「提案内容を考える時間を増やしたい、という理解で合っていますか」のように具体的にします。本人が修正した点は残し、次の担当者が古い仮説で話を進めないようにします。面談中に結論が出なかった場合は、考えるために必要な情報や期間を確認します。
提案する求人には、希望と合う点だけでなく、確認が必要な点も添えます。条件が完全には一致しない場合は、どの点で選択肢として提示したかを説明します。支援者の目標や企業側の急ぎを、本人の優先順位と混同せず、応募の判断は本人が行えるように材料を整えます。

同じ発言を事実・希望・仮説に分けて記入する

本人が「提案した後の実行まで関わりたい」と話した架空の面談を例にします。「上昇志向が強い」という担当者の印象へ短縮せず、具体的な仕事と本人の希望を残します。本人がまだ判断できないことを、面談の時間内に無理に決めさせる必要はありません。

区分記入例確認方法
経験した事実提案書は作るが導入作業は別部署が担当直近の案件と本人の担当範囲を聞く
本人の希望提案後の顧客の変化まで見たいどの工程に関わりたいか本人に返す
支援者の仮説導入後の支援職が候補になりそう職務の説明後に本人の反応を確認
まだ未確認営業目標を持つ働き方も希望するか職種を限定する前に質問する

求人提案前に本人へ返す短い確認文

確認文の例は「今回変えたいのは、提案後の顧客にも関わることだと受け取りました。年収の希望と入社時期は引き続き確認中です。まず導入後支援を担当する求人を調べ、実際の仕事内容を一緒に確認する進め方で認識は合っていますか」です。言葉の意味が違った場合はその場で修正し、記録にも反映します。
企業へ共有する内容は、候補者が支援者に話した全内容と同じではありません。応募判断と職務に必要な情報を選び、共有の範囲は社内の手順と本人との確認に沿って扱います。担当者の仮説を、本人が明言した退職理由として推薦文に載せないことが大切です。
次の提案では、本人の希望と企業から確認した仕事内容の接点を一つ説明します。面談後の進行管理は推薦・選考の集計と案件レビューに引き継ぎ、次回連絡日までに何を確認するかを双方で決めます。

出典・編集方針

公開資料を確認し、実務の手順・記入例は編集部の提案として構成しています。確認日は各出典をご覧ください。

公開資料を確認し、転職・採用の意思決定に役立つ実務情報を編集しています。個別事例と編集部の提案は、出典の事実と区別して記載します。

キャリビー for Agents事前ヒアリング、面談記録、企業研究を支援する人材紹介会社向けツールです。人材紹介業務の支援について相談する 人材紹介業務の記事をもっと読む